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NHKの謎答弁

2008-08-22 20:06:12 | おかしな人たち
なんか、NHK の子会社が政府機関などから千万円単位でシンポジウムの運営を受注した後、、NHK が番組として放送した。
しかも、そのことを NHK が告知しなかったとか・・・。
・NHK、政府主催のシンポ放送 子会社受注表示せず(1/2ページ)(2008年8月22日 asahi.com)
・↑の記事の(2/2ページ)(2008年8月22日 asahi.com)

何気に危険なかほりがするこの話。
以下 asahi.com の記事(1ページ目)から、この発注が行われてた理由について述べてるところを引用しておく。
---- 以下引用 ----
(中略)
放送法では、政府を含む特定の者の利益のためにNHKが放送をすることは認められておらず、NHKはスポンサーをつけず、受信料で番組制作するのを建前としている。

 受注したのは、「NHKエンタープライズ」「NHK情報ネットワーク」など制作子会社3社。
3社の株はNHKが過半を所有。
役職員もNHKの出身が多く、グループとしての一体性が強い。

 このため、発注者側はNHKで放送されると信じ、契約したケースが目立つ。
契約金はシンポ1件あたり1千万~3千万円。発注者が政府機関の場合は国の予算から支出されている。
(以下略)
---- 引用以上 ----

つまり、NHK の子会社に対しスポンサーをつけた、ってことになるのか。
うまいこと NHK は放送法の穴を突いたもんだな・・・。
って、最近じゃ、政府や一部企業の利益の為に NHK が放送をしてる感も否めないが・・・。


とにかく、この件について、NHK 広報局が談話を発表していた。
以下 asahi.com の記事(2ページ目)から、NHK 広報局の談話部分を引用しておく。
---- 以下引用 ----
(中略)
NHK広報局の話 
番組化されたシンポはいずれも公共性の高いもので、官公庁などの広報番組とはまったく異なる。
関連団体によるシンポの企画運営は株式会社として正当な事業で、放送を前提にした営業を行っている事実はない。
シンポの主催者を毎回明示する必要や、企画・運営をどこがいくらで受注しているかを放送の中で伝える必要はないと考える。
それぞれのテーマについてシンポの出席者の発言を紹介し、視聴者に考えていただく材料を提供することが番組の狙いだからだ。
---- 引用以上 ----

官公庁の広報番組だって公共性が高い気もするが・・・。

それより問題なのは、番組化されたシンポの主催者を明示してない点。
意地悪に解釈すれば、どこかの省庁だったり企業だったり宗教団体がシンポを開いていてもわからないんだよな。
確かに、番組(要はシンポ)の内容は NHK が言うところの公共性が高いのかもしれない、
だとしても、シンポの主催者を伝えなくても良いという説明には賛同できない。
どこの誰がどのような意図でシンポを開いたのかを少しでも教えるという観点からも、シンポの主催者は明示したほうが良いよ。


それにしても。
この話を伝えてるのが asahi.com ってのは意外?
天下の 3K新聞辺りが噛み付いてもよさそうなネタだと思ったけどさ・・・。


trackback 先記事:
・NHKが電波密売の巨額アルバイト?!~シンポ運営事業、放送とセット受注(2008年8月22日 情報流通促進計画)


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