傷口に塩を塗る人（達）

たまには気分を変えて、天下の産経抄をネタにしてみる。
・【産経抄】２月５日（2008年2月5日 MSN産経ニュース;web魚拓）

今回の産経抄では、18歳が大人かどうかという議論が法務省の法制委員会であった、という下りから始まる。
その後で、18歳が大人にあたるかどうかについて色々述べている。
まぁ、18歳を大人として認めるべきかどうかという論については、なんとも言いようがないので省略。

が、今日の産経抄は、最後の2段落で逝かれた論をぶち上げていた。
本当は引用したくないくらい頭に来る部分なのだが、説明より読んだ方がいいと判断したので以下に引用しておく。
（以前の更新と方針が違う？気にしないで頂戴・・・）
---- 以下引用 ----
（中略）
▼さすがに、「『立ち入り禁止』の札があったら入らない」といった当たり前すぎる質問は見当たらない。
長野県の栂池高原スキー場で起こった雪崩事故は、女子学生が死亡する惨事となった。
林間コースの入り口には通行禁止の立て札が立てられ、放送でも注意を呼びかけていた。

　▼地元のパトロール隊員も「信じられない」と語っている。
指導者にすべての責任があるにしても、スキー講習を受けていたのは、１８歳以上の大学生だ。
「危険だからやめましょう」の声が、誰からも上がらなかったのか。
---- 引用以上 ----

酷い・・・。

確かに、今回の雪崩事故に巻き込まれた人達にも落ち度が無いわけじゃない。
だが、何も事故の直後に被害者やその家族の傷口に塩を塗る必然性はどこにあるよ？
しかも、仮にも商業紙の上で・・・。

そういえば、去年7月に宮本 顕治氏が亡くなった際にも産経抄では似たようなことをやってたけどさ・・・。
産経抄の筆者（輪番制らしいけど）や 3Kの編集は、今日の産経抄をちゃんとチェックしたのか？

大人とか子供なのかどうか以前に、今日の産経抄筆者は人として問題ありだと考えざるを得ない。
人として大切な何かを忘れていなければ、今日のような文章は書けないっての・・・。


＃ 件の雪崩事故に巻き込まれた犠牲者の方々へ、ご冥福をお祈りいたします・・・。
（白々しい？）