「地球の自然と人間と色彩」の研究をし続けているフィットモア色彩研究所 古賀けい子のブログ

すべての人が似合う“ベストカラー”の視点から、注目のカラー情報やファッション、デザイン、インテリアなどについて語ります。

色にこだわり続けることは難しい。

2006-04-06 13:59:10 | ビジネス
ほとんどの企業が繁盛し続けられない要因として、
成功した色のバランスがずれていくことが挙げられると
思います。

日本は、わび・さびの文化を感じ取れる繊細さがありながら、
色の少しの差を同じとみなしてしまう鈍感さも持ち合わせています。
そのため、色相(色合い)としては、100、1000という違いではなく、
20ぐらいの色相を動かすため、すぐに、あまり評価されない色を
使うことになってしまうのです。

また、商業主義的な視点から、色数を増やしたくないという
考えもあり、色に興味を持つ本能を刺激せずに選んでいるのかも
しれません。
色を発信すると売上げが全体的に上がりやすいので、
こだわった色をどんどん発信していきたいですね。

色を変化させるときにはベストカラーにこだわりながら変化させ、
続けることが大切です。
美しい色を見たり、色にこだわり続けることにプライドを持つ
日本になっていきたいですね。


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2 コメント

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Unknown (nao)
2006-04-06 17:29:04
こんにちわ。



本当に日本の企業は色には鈍感だなぁ~と思います。欧米では日用品などにも色にこだわっていて、それが日本でもセンスがいいと評価され、輸入され、ヒット商品になっていたりもしますよね。



センスがいいという、おおまかなくくりで捉えられていて、その要因が”色”にもある、ということまで追求できていない気がします。
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Unknown (古賀けい子)
2006-04-07 11:56:46
人に対しては、その内面を“ヒューマンバランス”に基づき分析し、コミュニケーションをとり、その内面を理解した上で外面を素敵に現していくことが、私たちの役割なのだと思います。「自分でよかった」という自信がコンサルタントとしてのコミュニケーション能力を決めますね。提案者としては、色にこだわり、企業を動かしていきたいですね。
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