国産定番万年筆 最弱インプレ

実用上十分、ほとんど最強と考える実売1~2万円の国産万年筆をレポート。カスタムパーツ製作も左下BOOKMARKで紹介中。

[ 082 - 国産メーカーの海外広告 ]

2009年03月23日 | 海外サイト勝手に翻訳
●海外の筆記具雑誌を手に入れました。松江で手に入れるのは珍しくても、首都圏等では文具店や書店に普通に並んでいるのかもしれませんが。
目に付いたのは、海外の有名文具店たちが日本の蒔絵師に依頼して仕上げた蒔絵軸万年筆を本数限定でいろいろと出している広告と、国産セーラー製品関連の広告でした。
●上の写真左は、ハウンズトゥース・エンタープライズという有名輸入代理店が掲載しているセーラー製品の広告です。黒バックに黒っぽい万年筆を輪郭を光らせて並べた写真は高級感があって綺麗で、雰囲気があります。背景の 『 金 』 と言う漢字がちょっとアレですが。
ページ最下段には、日本でいう 『 キング・プロフィット 』 が小さく写真で紹介されていますが、製品名が 『 キング・プロフェショナル・ギア 』 となっています。プロフィットという製品名は、確か "プロにフィットする高品質製品" という意でセーラー社が考案した造語であったと思います。けれども英単語にプロフィットが存在していてそれは "儲け" とか "利益" という意味なので、海外向けには 『 儲かりキング 』 という名称を止した、ということでしょうか。
●上の写真右は、セーラー製品に蒔絵を施した限定版万年筆です。写真左の広告掲載主であるハウンズトゥース・エンタープライズ社が、日本の蒔絵師に依頼して制作し同社の名前を冠した 『 ハウンズトゥース・エンタープライズ特製・限定版蒔絵万年筆 』 のようです。
このページの他にも、いくつかの有名店が、店の名前を冠した非常に高価な蒔絵万年筆を広告しています。蒔絵師に依頼したのは金融危機以前で、仕上がってきて発売したのが たまたま経済危機の最中になった、という可能性もありますが、この全頁オールカラーの筆記具雑誌を眺める限り、蒔絵軸や貴金属軸の高価で派手派手しい限定版万年筆が並んでいてえらく景気が良いので、万年筆業界は不況の影響など被っていないのでは、という気がしてきます。

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