歌よみもどきの書

歌詠み「もどき」のあかんたれが吐き出す、短歌になりきれない五七五七七の羅列です。

円熟のピッチング

2014-09-05 | 五七五七七

生き方の球種直球のみ持ちて球威落つるも続けて投げむ



山本昌さんファンでも中日ファンでもないけど、素直に最年長勝利記録には敬意を表します。
私は速球派でもないのにストレートしかもたずに生きてきて、この年になってようやく、カーブでもスライダーでも覚えたらちょっとはかかわせるのに…なんて思う始末。^^;
ま、打たれてもマウンド下ろしてもらえんし、ぼちぼち頑張りまする。


ヒトだもの

2014-09-04 | 五七五七七

ゆふま暮れ泣きたき時に泣けぬのは不具合なるか成長なるか

気がつけば耐震構造強化さる 君よ魂ゆさぶり給へ

三日欲し 寝る日、自由にできる日と邪魔なく仕事に没頭する日

たまご焼きに割りしが二黄卵なりて今日の幸福噛みしめて寝む

雨脚は強く家ぬちはひつそりと諒闇の夜に試さるるわれ






佐々木あらら氏の連作「ろぼだもの」が心に染みるこのごろです。