歌よみもどきの書

歌詠み「もどき」のあかんたれが吐き出す、短歌になりきれない五七五七七の羅列です。

カリブ海を思って別れました

2013-07-11 | 五七五七七

三割の人の逝きたる病なれど
覚悟したれど
涙なけれど


カリブ海想像しつつ焼香す 笑いも涙も封印をして


「カリブ海電設」と名乗るイタ電が最後となれり モヒート献杯


二十年余(はたとせよ)経て再会の人よりのMessage読む通夜終へて後




年賀状の他に、年に一度は電話をくれる知人、Yさん。
警察を名乗ったり、探偵事務所を名乗ったり、声ですぐに分かるのに(爆)、照れ隠しなのか毎年趣向をこらしてくれました。
法人成りをして屋号に「日本海」がつくからか、「太平洋デンキ」と名乗った時に。
実在する会社と似ててヤヤコシイ!と少し怒った(フリ)したことがありました。
たまたま、その後事故に合われて。
話すのが難しくなって。
電話がなくなりました。
その後、だんだん回復されて、たま~に電話をもらいましたが、「誰か分かる?」ってきくか「Yです」と真面目に名乗るスタイルに変わってました。
そして昨年。
久しぶりに、カリブ海電設です、とイタ電スタイルで電話をかけて、陽気にガンを告白されました。

日を空けず、会いに行きました。
行ってよかったです。
1年も経たないうちに、訃報が届きました。
覚悟してたけど、淋しいです。。

お通夜で、昔一緒に組んで仕事をしてた人と二十数年ぶりに会えました。
ケータイ番号交換したら、家に着く頃にメッセが飛んで来ました。
最近の還暦過ぎは、やるやんw
これも、きっと故人の計らいなんでしょうね。




画像は供養のお品。
コーヒーが好きな人でしたが、「職人のコーヒー」って奥様のシャレやと思います。
真面目なくせに、駄洒落の好きな人でしたから。
京友禅になくてはならん金加工のええ職人さんでした。

合掌


七夕

2013-07-07 | 五七五七七

先ず最初に。
トップ画像は、KAGAYAさんという方が撮影されました。
ツイートを偶然目にしたのですが。
昨年、舞鶴で2度も見た(爆)プラネタリウム「銀河鉄道の夜」の製作者と知ってオドロキました。
すっごく素敵なので拝借させていただきます。 m(_ _)m



      ☆      ☆      ☆     



雨ならば鵲の橋渡りゆかむ蛇の目のひとはかうがうしく待つ




七夕でした。
身から出た錆とはいうものの、遠距離?の二人。
雨やと年に一度の逢瀬もパーやと思ってました。
やらずの雨ならええけど、その逆は、酷やろ…
ましてや、今の暦なら、梅雨明けしてへん方が多いのに…
って。

そしたら、違うのね。
カササギが天の川に橋架けてくれる、って今日、instagramのフォロワーさんに教えていただきました。


鵲の渡せる橋におく霜のしろきを見れば 夜ぞ更けにける
(大伴家持「新古今和歌集」「小倉百人一首」)


これって七夕の歌やったのね。(恥)
ググッたらこんな歌もありました。


彦星の行合を待つかささぎのと渡る橋をわれにかさなん
(菅原道真)



高所恐怖症をおして渡りたきかささぎの橋 どこでもドアより


道真公のお歌をうけて?!
だって、断然風情がありますもんね。
そういえば、道真公には、息子のことではお世話のなりっぱなし。^^;







短冊に記す俗事は変はりなく七夕の月背を向け苦笑(わら)



ロマンスに縁のある人も、これからあるかも知れない人も、仕事や課題に精出す人も。
素敵な夜をお過ごしくださいませ。☆