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梅雨の散歩道 雨粒のいたずら

2013-06-14 | 僕の散歩道
とにかく雨はあがった。久しぶりに散歩に出よう。
僕は、10日ぶりに散歩に出かけた。チョウはほとんど飛ばない。「やっぱり無理かな…。」などと思いながら歩いていた。

梅雨時と言えばカタツムリだが、シラカシの幹に、こんな細長い貝殻を背負ったカタツムリがいた。僕は、貝類は専門ではないので、種名まではわからないが、キセルガイの一種で、おそらくナミギセルだろうと思っている。

 
キセルガイの一種 2013-06-14 世田谷

国分寺崖線と言われる、多摩川の河岸段丘に残る樹林は豊かだ。自然度が高い樹林に棲むと言われる、こんな貝がうじゃうじゃいる。これはシラカシの幹についていたものだが、数えてみると、1本の樹の見える範囲だけで、軽く20匹を超えてしまった。

テントウムシのつぶやき

さらに散歩は続く。
すると、アジサイの葉の上にオレンジ色の点。――あれ、このフレーズ以前にも使ったな? それもそのはず、またしてもテントウムシだった。しかし、今回のは大きい。近づくと、ただのテントウムシではなく、おおきなカメノコテントウだった。しかも、すぐ後ろには黒い物体が。ひょっとして蛹か。ということは今まさに出たばかりということになる。これはいいところに出会ったとカメラを向けると…。
イヤ。黒い塊は、抜け殻ではない。中身が入っている。まさに蛹だった。
ということは、このカメノコテントウ(成虫)は、もう1頭が出てくるところを待っているのだろうか。蛹にお尻を向けて『ほら、あっち向いててやるから、早くさなぎの殻を脱いで、出てこいよ」なんて言ってるのかも…。
そんな冗談を頭に浮かべつつ、「パシャり!」と、2人の関係を絵に収めたのだ。
だが、そこで事件が起こった。シャッターが切れた瞬間。雨粒が僕の手にあたった。その直後には、カメノコテントウ(成虫)の姿が消えていたのだ。
いったい何が起こったのか。瞬時に飛び去ったのか? 
カメラのモニターを覗くと、ちょっとぶれたような画像になっていた。ちょっと老眼になってきている僕の目では、それ以上はわからず、「まあ、しょうがない」と諦め、再度、蛹の写真だけをを撮って家に帰ったのだった。

早速、カメラの画像をパソコンに取り込んだ。
謎が解けた。シャッターが切れた瞬間、おそらく、風に揺られて、樹の葉から滑り落ちた大きな雨粒が、カメノコテントウを直撃していたのだ。


カメノコテントウに雨粒が直撃 2013-06-14 世田谷

こんなの狙っても撮れない! 雨上がりもいいかも!



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