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雪の中…。 いつもと違う、キジバトとドバト。

2014-02-15 | 僕の散歩道
雪、すごいですね。
我が家は、賃貸のテラスハウス。隣りの家とは庭続きで、境目は30㎝程の小さな柵があるだけなのですが、今回の雪で、お隣さんとの境目が分からなくなっていました。

さて、雪が降ると、鳥たちが餌をとれる場所が無くなるため、特定の場所に集まってきます。
以前、八王子自然友の会元会長、故金井郁夫さんから聞いた子供の頃の話です。

「雪が降ったら子どもたちは大喜びだったね。田んぼの真ん中の雪をどけて、つっかえ棒して大籠を立て掛ける。あとは、田んぼの隅でたき火して待ってたよ。雪の上じゃ餌が取れないもんだから、土の出ている所に鳥が集まるんだな。適当に集まってきたら、紐を引いて鳥を捕まえたよ。その場でたき火であぶって食べちゃったね。子どもにとっちゃ良いおやつだったよ。やっぱりツグミは美味かったね!」

今は、野鳥を捕まえて食べるわけにはいきませんが、確かに雪が降ると植え込みの下など、土の出ている所に鳥が集まってくるので、そこを狙ってゆけば、観察しやすいのは事実です。
ということで、雪があがって、ちょと明るくなってきたところで、砧公園に出かけてみました。


さすがに、ほとんど人が居ません。見える範囲では一人だけ。
いきなり、ヒマラヤシーダの大きな枝が折れていました。今回の雪は、水分が多くて重い雪いのでしょう。


雪の重みで枝が折れたヒマラヤシーダ 2014-02-15 世田谷(砧公園)

さすがに雪が深く、常緑樹の下でさえ、土がのぞくところはありませんでした。最初の目論見は空振りです。
そこで、少し先の梅の木があるところまで行くことにしました。花はすでに咲いているので、蜜を吸ったり、花弁を食べに小鳥が来ているかもしれません。


白梅と雪景色 2014-02-15 世田谷(砧公園)


紅梅と枝に残る雪 2014-02-15 世田谷(砧公園)

行ってみると、予想通り! きていました。
その場で20分ほどまってみたのですが、その間に来た鳥は、

メジロ カワラヒワ ムクドリ ヒヨドリ キジバト  《餌を食べに来ていた》
ツグミ、ビンズイ、ハシブトガラス、モズ、ドバト   《ただ立ち寄っただけ》


蜜を吸いに来たメジロ 2014-02-15 世田谷(砧公園)

この中の、ビンズイは僕にとって、砧公園での初記録でした。
梅の木の横にある樹林に目をやると、枝にキジバトが止まっていました。遠目に見ると、アカハラかと思うほど、オレンジ色に見えました。曇天だったのですが、積もった雪がレフ板の働きをしてくれて、ちょとオドロオドロしい色合いに見えるのです。
さらに、しばらく見ていると今度はドバトが…。
こちらも怪しいし雰囲気を漂わせた色合いをまとい、赤い目を光らせていました。


キジバト ちょっとオレンジ色っぽく見える 2014-02-15 世田谷(砧公園)


ドバト 怪しげな雰囲気をまとっている 2014-02-15 世田谷(砧公園)

明日は日曜日、きっと野鳥観察向けの雪の溶け具合になるのでしょう。でも、たくさんのちびっこが雪の中を駆け回り、大賑わいになることは間違えないでしょう。
というわけで、明日はあきらめ。チャンスがあれば、月曜日にもう一度のぞいてみようかな。
 


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