散歩路地《サンポロジー》      毎日が発見! 身近な自然が見えてくる!


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スミレと、カタクリと、野イチゴの話になってしまいました。

2014-04-03 | 僕の散歩道
サクラだけが花見ではありません。
天を覆い咲き誇る桜の木の下で、踏みつけられそうになりながら咲く野の花も、またおつなものです。


天を覆うソメイヨシノ 2014-03-31 世田谷


僕のフィールドワークの対象は、季節と共に変わってゆきます。
春3月~5月は、主に花を。5月~9月が虫。9月~11月はドングリ。そして冬は鳥です。もちろんこれだけではありませんが、その時期時期に僕なりに楽しめるものを見て歩いているうちに、これが習慣のようになってしまいました。といっても、かたくなにこの習慣を守っているわけではありません。これを再構築したくなるような、魅力的な出来事に出合えればと、絶えず触手を伸ばしているのですが…。

さて、前回のログで、スミレを見て歩くということを書きました。といっても、これまでに僕が見たスミレは約30種。変種や色変わり、外来逸脱種を含めても50種にはならない程度です。それでも、僕の棲む周りに8種類もの野生スミレが咲き、僕のメインフィールである多摩丘陵では、これまでに19種類ノスミレが確認できています。これを毎年一つ一つ見て歩くのは、年に一度懐かしい友達と会っているような楽しみがあります。

今年のスミレ第1号は、3月25日のことでした。
仕事に向かう途中、世田谷の住宅地内の道を歩いていると、アパートの前にコンクリートの割れ目に紫色の花が…。近づくと、それはコスミレでした。我が家の近くでも、やはり古いアマートの石段で咲いていたのですが…、親、コスミレは古いアパートが好きなのでしょうか? そころが、アパートが取り壊され、その後姿が見えなくなりました。
・・・あっ!
と言うことは、僕の家のそばでは8種と言っておりましたが、現在は7種なのだと言うことに、今気が付きました。


コスミレは古いアパートがお好き? 2014-03-25 世田谷



こちらは我が家の近所にあったコスミレ 2001-03-25 世田谷


それからこちらは、ノジスミレ。ただし、多摩丘陵でよく見るノジスミレは、植物体全体に微毛が生えているのですが、世田谷の葉、ほとんど無毛でした。東名高速の東京(用賀)インターの周りで、結構見られます。ほとんどが、コンクリートの割れ目に咲いています。


東名高速下の歩道に花を咲かせるノジスミレ 2014-03-31



このほか、目立つ花をいくつか紹介しておきましょう。


カタクリ(植栽) 2014-04-01 世田谷


カタクリは、僕の家の近くにある2カ所の公園・緑地で見られます。いずれも植栽されたもので、できることなら、野生のものが見たいのですが、都界では無理ですね。まあ、春の花の象徴的存在ですので…、まあちょっと嬉しいかな。


クサイチゴ 2014-04-01 世田谷


モミジイチゴ 2012-04-12 多摩丘陵


こちらはいわゆる野イチゴ。クサイチゴは、ちょっとミントのような香りがある独特の味です。モミジイチゴは、3月28日に開花を確認していたのですが、写真を撮り忘れました。参考に多摩丘陵のものを乗せてあります。
モミジイチゴは、僕がこれまでに食べたのイチゴの中で、2番目においしいイチゴです。一番おいしかったのは何か…、それは、とりあえず伏せておきましょう。いずれ機会があったら紹介します。
あっ、すみません。花が咲いたばかりだと言うのに、思わず実の話をしてしまいました。

これからは、どんどんフィールドへ出かける機会が増えそうです。春の便りをたくさんお送りするつもりです。

 







 


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