散歩路地《サンポロジー》      毎日が発見! 身近な自然が見えてくる!


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ドングリとコミスジ 長らくお休みしましたが、やっと日常に戻れそうです。

2014-09-09 | 僕の散歩道
やっと日常が戻ってきました。
このところ、仕事が忙しく、個人的にも様々なことが重なり、毎日の、あるいは週に数度の、と言った僕の日常が壊れたまま日々が進んでおりました。
でも、本日、上さんの用事のついでに、ほんの1時間ほど家の周囲を歩きまわってみると、季節は例年通り、しっかりとした時を刻んでいました。

まずは、水辺へ。
9月になると、トンボが種類個体数共に増えてきます。今日は時間も少ないので、オニヤンマと赤トンボ類がチェックできればと向かいました。

大きな影が、僕を通り越して行きました。ふと見上げつと、道の上を飛ぶオニヤンマが僕を通り越して、道脇の樹の枯れ枝に『すーっ』と止まりました。「カメラに収めるには、ちょっと距離があるなぁ」と思って見上げていると、もう1匹飛んできたのです。雄か雌かはわかりません。オス・メスならば、連結する可能性があります。オス・オスならば、すぐに追い出しにかかるだろうと思い、すぐにカメラを構えました。飛んできた個体は、先に止まっていた個体のすぐ下に『すーっ』と止まったのです。


オニヤンマのツーショット 2014-09-09 世田谷


帰宅後、データをパソコンに移し、じっくりと見てみると、この2頭はオス・オスでした。なんでこうなるんでしょうかね…?
そういえば、以前に多摩丘陵で、2頭が30㎝程離れて、同じ枝に止まっているのを撮影したことがありました。
古いデータを探してみると、


1980年代に撮影した、オニヤンマのツーショット (ポジフィルムをスキャン) データは不明


撮影データはあるはずなのですが、探すのに時間がかかりそうなので、今回は勘弁してください。

いずれにしても、基本的に単独で行動するオニヤンマが、こんな状況になることもあると言うことですね。枝にとまった2頭のオニヤンマが、何か話しているとしたら、どんなことを話すのでしょうね。敵対的なのか、友好的なのか、あるいは…。 どなたか楽しそうな会話が浮かんだら、ぜひ披露してください。

さて、次は、ドングリを探しに。

気になっていた、ドングリの成り具合を見に行くと、日当たりのよい所では、すでにドングリを落とし始めていました。
まさに今通過中の台風14号の影響でしょうか、時々強く吹く風に、トチの実がぼろぼろとおちてきます。トチの実の果皮は、クラフト材料として独特の趣を発揮します。拾って帰ろうと手を伸ばすと、目の前にボトンとおちてきました。

 
マテバジイのドングリ 2014-09-09 世田谷


 
トチの実 今年は結果数が多いようだ 2014-09-09 世田谷


落下したトチの実 2014-09-09 世田谷
 
とりあえず拾ってきた 2014-09-09 世田谷


この他にも、すでに、シラカシとコナラも落ちていました。コナラは、小枝が切り落とされたハイイロチョッキリの仕業によるものも多く見られました。
カシワも実をつけ始めています。まだ緑色が濃く、落下までには時間がかかりそうですが。


カシワの若いドングリ 先端の長い柱頭が目立つ 2014-09-09 世田谷


ふとみると、コミスジが巴飛翔をしていました。巴飛翔とは、オス、メスがくるくる回るように飛び回る求愛行動のことです。アゲハチョウなどで見たことがある方が多いと思います。多くのチョウが、忙しなくクルクル回るのですが、コミスジは、ほぼ水平に、ゆっくりと回ります。そして、あまり羽ばたかず滑空するので、まるでアイスダンスでも見ているかのような優雅さです。
それが、だんだん近づいてきます。ついに、僕の頭上にさしかかりました。僕は、とっさにシャッターを切っていました…。



コミスジの巴飛翔(上)と滑空のアップ 2014-09-09 世田谷

撮ってみたいと、これまで幾度か挑戦したのですが、満足ゆくものが取れたことはありませんでした。しかし、今回の画像で、とりあえず、荷物のひとつを下ろしたような気分になれました。

朝、全米オープンで錦織は負けてしまったけど、これから、アギーレジャパンの初勝利を、ノンアルコールビールを飲みながら見届けたいと思います。
「ああ、これで、僕の日常が返ってきた!」


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