散歩路地《サンポロジー》      毎日が発見! 身近な自然が見えてくる!


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雨のち晴れ、波乱の一日。 なぜハイタカが-スズメの水浴び-どんぐりカブト-不審者の動向

2014-11-10 | その他探訪記
11月10日。品川区で観察会の活動をしているグループに、どんぐりカブトの講座をしに出かけました。

「チェッ、雨か。やだな…。」と、思わずごちてしまう天気でした。
僕は日常よく歩きます。自宅から最も近い駅は田園都市線の用賀なのですが、二子玉側方面へ行くときは、やや遠い二子玉川まで歩いて出ます。そこから大井町線で大井町まで行き。さらに徒歩30分ほど歩いて会場へ向かうつもりでした。しかし雨が降り出し、この天気じゃ歩いていてもつまらないかなと思ったのです。

ところが、いきなり衝撃が走りました。住宅街の中の道を行くと、道路の端に何か転がっているのです。おそらく鳥です。サイズはハトくらい。傘を片手に進んでゆくと、そこには…ツミ…。

 
路上で発見したハイタカの死骸 2014-11-09 世田谷

いきなり衝撃的な画像で申し訳ありません。こう言うのが苦手は人もいる…。いやそういう人の方が多いのかな。
転がっていたのは、ツミ、あるいはハイタカと思われる鳥の死骸でした。後にしっかり観てハイタカだと判断されました。
ツミ、あるいはハイタカは、小型のタカで、オオタカとは親戚筋にあたります。大きさは、オオタカ、ハイタカ、ツミの順に小さくなり。最も小さなツミは体長30cmほどで、ハトとたいして変わりません。ハイタカは、それより一回りほど大きいサイズです。

ツミは最近都市内の緑地でも観察されていますが、決して数は多くなく、ハイタカは都市部ではほとんど見ません。ちなみに、僕自身世田谷区内で見たのは初めてです。

『さて、これをどうするか…。』
けっこう重要うようなサンプルですので、確保しておきたい。かばんの中を調べると、入れられそうなものはない。まさか、二子玉川の住宅街を、腹が食いちぎられたタカの死骸をぶら下げて歩いたのでは、変態と思われるだろうし…。時間もないし、僕はあたりを見回し、住宅団地の外周に植えられたツツジの植栽の中に隠すことにしました。帰りにビニール袋でも用意して、同じ道を通り、回収しようとしたわけです。

さてこれでOK。僕は会場へと足を進めたのです。

会場近くの公園脇を通ると、入口にできた雨上がりの水たまりで、スズメが水浴びをしていました。最初は3頭いたのですが、僕が近付くと2頭は飛び去たのですが、1頭は悠然と水浴びを続けています。『なんか今日は鳥でいいことが続くのかな』と思わせてくれました。


雨上がりの水たまりで水浴びをするスズメ 2014-11-09 品川区

さて、講習会です。お昼を挟んで10:00~14:00まで、10人の参加者が、思い思いに作ったどんぐりカブトがこれです。


講習会の様子と、参加者の作品 2014-11-09 品川

最初は、「私に作れるかしら…。」「ぶきっちょなのがばれちゃいますね」などと言っていましたが、皆さん、思い思いのカブトにご満悦の様子でした。最後は、僕が大幅に手を貸した方もいらっしゃいましたが、それなりに自分の作ったものには愛着があるようで、全員の作品を一堂に集めて記念撮影をした後も、すぐに自分の作品が見分けられるようでした。
玄関に飾ると言う人あり、裏にピンを付けブローチにする人あり。世界に一つだけのオリジナルな作品ができあがりました。
『いろいろ細かい所にコツがあるんだね。うちで、もう一回作ってみます』という参加者の声が聞けて、僕も嬉しく思いました。その他の皆さんも、是非、自分だけで挑戦し見てください。

さて、二子玉川の帰り道。
再びハイタカポイントまで戻ってきた僕は、夕方で、人通りが多くなっていたため、辺りをキョロキョロしながら、タイミングを計ります。なかなか人通りが絶えないので、さりげなく、現場写真の撮影を行いました。
行き掛けにすでに気が付いていたのですが、殺害現場と思われる場所は、遺棄現場とは10mほど離れていたのです。


ハイタカ殺害事件現場写真 左手ごみ集荷場前あたりに羽毛が散乱。おそらく犯行現場
写真右側のマンホールから2時の方向に進んだ白線脇が遺棄現場

さて、これは何を意味するのでしょう。
まず死因は何だったのか。
①自然死、あるいは鳥インフルエンザなどの病死。その後ネコ、カラスなどにつつかれる。
②ネコ、カラスなどに襲われる
③交差点で車と衝突
④誰かがどこかで死体を入手あるいは発見、ごみ集積場へ放置
などが考えられます。その後カラスかネコに引き摺られたのではないdかと思うのです。

それにしても、なぜここにハイタカが…。
という疑問は全くわかりません。先の④であれば、どこか山の中で拾った人が、持ち帰ってはみたものの、手に余って…。などということもあるでしょうが。
そんなことを考えながら、人通りが途絶えた瞬間に、ささっと死骸を取り出し、用意しておいたレジ袋へ…。この時の行動だけでも十分不審者だなと思いました。警邏中の巡査に職質でもかけられそうです。
とりあえず。回収に成功したのではありますが…。まだ、問題はあります。我が家へ持ち帰り、どこに保管するのか。
上さんには、間違えなく拒絶されるだろうし…。それとなく庭かな…。などと考えた挙句、気温も低いし、雨も降りそう、1日の事なら、車の中が涼しくていいか。という手段に出ました。そして、面倒を見ている学生に電話して、引き取り手を探しあたのです。
好奇心旺盛な学生は、すぐに見つかりました。予想に反して、気温が高くなったため、ちょっと心配ですが、これから受け渡すことになりました。

とにかく、いろいろあった雨模様の1日でした。


カツオドリ

2014-10-04 | その他探訪記
現在仕事で、小笠原の母島に来て居ます。
9月30日10時の便で東京港。25時間半をかけて10月1日に父島に到着、そのまますぐに通称ハハ丸と呼ばれる母島丸で母島へ。母島に着いたのは、1日の15時45分。30時間近くかかるというわけです。

ハハ丸の楽しいところは、夏から秋にかけてはカツオドリが間近で見られること。そして、冬から春はクジラがみられることなのです。定期船ではありますが、さながら観光船のようです。

今回は、カツオドリの真っ盛りというわけです。


カツオドリ 14‐10‐01 小笠原(母島丸)

なぜカツオドリがよく見られるかというと、今年巣立った若鳥が、船と並翔するからなのです。船が進むと、びっくりして、トビウオが空中を飛んで逃げるのがみられます。そこで、まだ未熟で、エサ取りがうまくない若鳥は、それを狙ってくるということなのです。
撮影するのも、簡単です。
カツオドリはトビウオを追いかけて、空中で、あるいは着水すぐをダイブしてとらえます。うまくいっても、行かなくてもたいがいは、水面上におり、それから、再び船を追ってきます。そして、船の先頭まで達して帆翔するのです。この船に追いつくときは、船とさほど速さが変わらないため、簡単に撮れるというわけです。


カツオドリ 脱糞 14‐10‐01 小笠原(母島丸)

食べれば、自然と脱…。というわけです。時々こんな光景も目にします。気に入らない方は無視してください。

 
カツオドリ 14‐10‐01 小笠原(母島丸)

さてこちらの2枚は…。
カツオドリは、簡単に撮影できるのですが、いつも青い空をバックというだけでは面白くありません。
この2枚は、ちょっと背景を工夫して撮ってみましたが、思ったほどうまくはいきませんでした。
左は、父島のハートロックという、ハート形の岩をバックに、そしてもう一枚は、青空に浮かぶ半月をバックに。
なかなかうまくいきませんね。

台風の影響で、仕事がうまく進みません。余裕があれば、また報告します。
 

ベレーをかぶったジャコウ 花の事を書こうと思ったのですが…。 6月16日の記録最終回

2014-06-22 | その他探訪記
すみません。またまた6月16日の記録です。ちょっとしつこいですかね。

でも、このシリーズの最初に、今回の散策の目的のひとつに、カキランをあげていたので、そのことについては触れておきたいのです。
この時期、どうも昆虫に目が行きがちなのですが、花も捨てたものではありません。
ノアザミは、艶やかな紫色を見せてくれるし、ホタルブクロは、たくさんの花をつけてくれます。雑木林の中では、オオバノトンボソウが花茎を伸ばし、オカトラノオが花を開き始めていました。

 
ホタルブクロ左とノアザミ 2014-06-16 多摩丘陵

 
ウツボグサ左とウツボグサに吸密に来たダイミョウセセリ 2014-06-16 多摩丘陵


そして今回のお目当てのカキラン。
花の色が柿の実のような色をそしているので付いた名だそうです。
以前は、この写真を撮った場所の周辺に、けっこうたくさんあったのですが、最近は、かなり数が減ってしまいました。残念なことです。今残っているのは、急な斜面の途中が中心。ここだけは、この先もしっかりと咲き続けてもらいたいものです。
その残った株ですが、今年は、比較的写真を撮りやすい所に花をつけてくれました。おかげさまで、可憐な花をカメラに収めることができました。



カキラン このあたりに十数株咲いていた 2014-06-16 多摩丘陵


とまあ、花の話題はここまでで、最後は、前回載せ忘れた写真をご覧にいれましょう。
この日歩いていて出会った方が見付けてくれました。その方は、僕が以前やっていた活動に参加していただいた方でした。といっても、僕の方は全く覚えていなかったのです。名前を聞いて、その名前だけはピンと来たのですが、その他の印象は残っていませんでした。実は、そんなことを過去に幾度か経験してます。あまり人の名前や顔が覚えられないんですよね。それに少しボケも始まっているかも。仕事でも結構あるのですよね。営業向けではありませんね。

先に言っておきます。今後も同様の出来事があったら、気楽にお声をお掛けください。誠に失礼な話ではありますが、僕の方は覚えていないことが多々あると思います。でも、何か話していれば、いろいろ思い出すこともあるでしょうから。そして、お付き合いの再出発の場になるかもしれませんし…。


ジャコウアゲハの蛹 終令幼虫の頭楯を乗せている! 2014-06-16 多摩丘陵


こんな姿は始めてみました。ジャコウアゲハの蛹は、おきく虫という呼び名もあります。おきくという娘が、後ろ手に縛られているように見えるというのです。あまり良いイメージではないですね。でも今回見つけたのは、まるでベレー帽をかぶった子豚の横顔のように見えませんか?

さて、今日は雨なので、位置に家に居るつもりですが、週半ばは天気も回復しそうなので、もう一度多摩丘陵にトライしてみるつもりです。


きたかる自然学校再開

2014-05-10 | その他探訪記


いきなりですが、5月5日の朝食です。

この日僕は、北軽井沢の古い別荘地の中にいました。
実は、2006年より、この北軽井沢で、友人のHさんと一緒に自然学校を開校しているのです。
ところが、ちょっとした理由から、昨年1年間は休校していました、そして、今年は、再開の目途が立ちました。 
と言うことで、一昨年の9月以来、約1年半ぶりに北軽井沢に行ってまいりました。

ゴールデンウィークの北軽は、早春でした。ちょうど桜が満開と言う時期です。東京周辺とは、ちょうど1カ月遅れていると言うう印象です。

5月3日夜8時半、自然学校のスタッフの一人サブちゃんと一緒に東京を出発しました。私は、昼間フットサルをやり、久しぶりに足がつるほど走ったため、ちょっと疲れ気味でしたが、関越高速に乗ると、気持ちが高揚し、体の疲れは感じなくなっていました。途中のSAで夕食を食べ、11時半に現地に到着しました。その日は、軽くお酒を飲んで、すぐに寝ることにしました。

翌朝、イカルやサンショウクイ、キビタキ等の鳴き声に目を覚まし、ゆったりとした時間を過ごした後、9時頃より、よく歩き回る近くの林道を散策しました。一昨年の5月中旬に、サクラソウとサクラスミレを見つけていたので、その様子を確認したかったのです。
残念ながら、どちらも見つかりませんでした。無くなってしまったのか、時期が早すぎて、まだ咲いていないのか…。
まあ、それでも、ヒナスミレやアズマイチゲ、チョウジザクラなどが楽しめました。
チョウも成虫で越冬した、クジャクチョウ、ヒオドシチョウ、ルリタテハ、キタテハ。今春いち早く羽化した、ミヤマセセリ、コツバメ、トラフシジミ、スギタニルリシジミ、ツマキチョウ、などがみられ、充実した時間を過ごしました。

 
ヒナスミレ左とアカネスミレ 2014-05-04 北軽井沢

 
アズマイチゲ 2014-05-04 北軽井沢

 
トラフシジミ左と越冬を遂げたボロボロの翅のクジャクチョウ 2014-05-04 北軽井沢


途中の牧草地越しに見る雪の浅間山 2014-05-04 北軽井沢

午後には、Hさん一家が合流。長い間にたまった落ち葉の掃除、ウッドデッキの点検などの作業を行いました。1年半ぶりに会った、Hさんちの末娘アーちゃんは、ずいぶん大きくなっていました。今年、年長さんなのですが、早速マスクとエプロンを着けて、「何かお手伝いな~い」と張り切っています。家でもいろいろお手伝いをしてくれるそうです。
駐車場や、玄関周辺の落ち葉集めだけでも楽しそう。よく働いてくれたので、ご褒美に落ち葉焚きをして、焼き芋を焼くことにしました。濡れた新聞紙に包み、そのまま焚火の中へ…。

 
焼き芋焼けた! おいしい! 2014-05-04 北軽井沢

夕ご飯は、パエリアとオクラのスープ。ここでもアーちゃんはお手伝い。包丁さばきなかなかのものでした。

 
見事な包丁さばきのアーちゃん左 もちろんお姉ちゃんもお手伝い 2014-05-04 北軽井沢

食事の時、ふとしたことから、タンポポコーヒーが話題になりました。僕が、「今のセイヨウタンポポとはちょっと違うんだけど、もともと、タンポポはサラダ菜の様な野菜として入れられたんだと」と言うと、H家長女のホノちゃんは感心しきり。
満足した夕食でした。

翌朝、リビングに降りてきたホノちゃんは、「タンポポを食べる夢を見た」と言うのです。「それはタンポポを食べろというお告げだよ」と、朝の散歩でタンポポ摘み。途中で、リストに会ったり、サンショウクイの鳴き声を聞いたりして楽しみました。

戻ると、早速タンポポ料理。綺麗に洗って、生のままお皿に並べ、フライパンで熱したベーコンを油ごとかけてやる。最後に、花弁をばらしてトッピング。これで《タンポポサラダきたかる風》が完成です。


タンポポサラダきたかる風を並べた朝食 2014-05-05 北軽井沢

これに、昨夜パエリア作りで残ったパプリカと、チーズ、ハム、スクランブルエッグを一緒に挟み込んだのが冒頭の写真。とても美味しい朝食になりました。楽しい話に花が咲き、食事は一層おいしくなりました。普段なら10分、ときには5分で済ましてしまう朝食が、気が付くと40分の充実した時間になっていました。

この日はあいにく、天気は曇り。昼頃からは小雨になったのですが、庭を見ると、やけに野鳥の姿が目立つのです。良く見ていると、昨日落ち葉掻きをしたせいで、その中に隠れていた虫たちを目当てに鳥が集まっているようでした。

 
餌を食いにやってきた、キビタキ左とクロツグミ 2014-05-05 北軽井沢

窓ガラス越しの撮影なので今ひとつですが、野鳥たちのかわいらしい姿も楽しめました。

帰る前に、落ち葉焚きでは使いきれなかった落ち葉を庭の一角に集めて、《カブトムシ牧場》を作ってきました。


カブトムシ牧場 いずれここからカブトムシが…。 2014-05-05 北軽井沢

気温が低いため、落ち葉が腐りにくく、カブトムシさんに気にいってもらえる状態になりには、時間がかかりそうですが、そのうちここから生まれたカブトムシたちが、自然学校を訪れた子どもたちを喜ばせてくれるようになることでしょう。

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最後に、今年のきたかる自然学校の日程を紹介します。
8月8日(金)~11日(月) この間で好きな日程で参加できます。
今年の準備はこれからなので費用、実施内容などは、追って公開いたします。

基本的に時間毎に決められたプログラムはなく、参加者の意思で、好きなことができます。もちろん、参加者の希望により、気ままに行える、散策、川遊び、ネイチャークッキング、クラフト、自然体感ゲームなど、様々なプログラムは用意されています。
集合は現地集合です。ある程度人数がまとまれば、軽井沢等より送迎できる場合があります。
また、こういった企画にスタッフとして参加したい方も受け入れております。希望者は連絡ください。

料金は、大人2人+小学生+未就学児の家族4人が2泊した場合。参加費、食事9食等すべて含めて25,600円(2012年実績)です。今年もこれに近い金額で実施予定です。

秋(9月)には、《リスと秋の七草》をテーマにした企画も予定しております。
こちらも追ってこ公開いたします。




やっと春が来た。 今年のチョウの調査始まる。

2014-03-30 | その他探訪記
やっと春が来ました…。
いや、春はとっくに来ていたのですが、僕の春は、3月28日から始まったのです…。


すでに開花していたソメイヨシノ 2014-03-28 世田谷


年度末仕事に追われて、ほとんど部屋の中に缶詰状態でした。おかげで、持病の坐骨神経痛に悩まされ、昨日のサッカーの練習はさんざんでした。左足に力が入らず、踏ん張りが利かないため、3度も転びました。

チョウの調査
さて、これからが本題。
仕事が一段落つき、28日に、今年のチョウの調査を開始しました。
この調査は、我が家の近隣の緑地を散歩しながら、出現する蝶を確認するというものです。
昨年は、やはり年度末の仕事が終わらず、スタートしたのが4月8日。それと比べると11日早く始められました。
その結果は、モンシロチョウ、キチョウ、ツマキチョウ、キタテハ、テングチョウの5種類が確認できました。
このうち、モンシロチョウと、ツマキチョウは、この春生まれた新成虫。残りは、成虫の姿で冬をがんばりぬいたチョウです。
昨年の第1回目の調査(4月8日)と比べると、アゲハチョウ類、シジミチョウ類がまったく出ていないところが大きな違いです。昨年取れなかった、チョウの出始めの早春期のデータが取れたことで良しとしましょう。


 
上段 越冬して翅がボロボロのテングチョウ 2014-03-28 世田谷
下段 左 キチョウ 2014-03-28 世田谷  右キタテハ 2014-03-28 世田谷


今年も沢山のチョウと出会えることでしょう。


ウキウキ春気分
その他気持ちよく見て回ったのは…。

ルージュ:今年の流行の色は、ほのかな黄色?
ヒヨドリが、カンヒザクラに嘴を突っ込んで、吸蜜していました。嘴の付け根はほのかな黄色が…。今年の春色として、今ヒヨドリ界では流行っています? なんてね…。人間界の流行もこんな感じで決まるんでしょうね!

 
カンヒザクラで吸蜜するヒヨドリ 2014-03-28 世田谷


今年もスミレは健在
僕の散歩道の周辺には8種類の野生スミレと、2種類の栽培スミレが咲きます。今年も美しくその姿を見せてくれていました。その他の花も一緒に紹介しましょう。


タチツボスミレ 2014-03-28 世田谷



コブシ 2014-03-28 世田谷



シロバナタンポポ 2014-03-28 世田谷


昔からいるような顔をして
そしてこちらは、似た者同士、オオイヌノフグリとフラサバソウ。イヌノフグリかなと思ってみてみると、最近帰化して自生しているフラサバソウでした。といっても、オオイヌノフグリも明治時代の中期に入ったきたものですが…。

 
オオイヌノフグリ(上段)とフラサバソウ 2014-03-28 世田谷


長いこと部屋に籠っていましたが、これからは、またたくさんの情報を紹介できると思います。
読者の皆さん、今後ともよろしくお願いしま~す。

 


チョウとの、今年最初の出会いは、キタテハでした。

2014-03-12 | その他探訪記
実は、梅の花は、あんまりきちんと見ていないんです…。
というのも、梅の花の咲く季節は、仕事が最も忙しい時期なのです。僕の仕事は、ほとんどお役所仕事のため、3月に納品、検査という一大イベントが待ち構えているのです。毎日12時間以上パソコンの前に座り、報告書のとりまとめをしているのです。

さて、そんな中でも、何とか時間を作り、短い時間ですが外を見て回る努力をしています。お昼を食べに外へ出た帰り道とか…、それから、お昼を買いに出た時とか…。それから…、それから…。それだけか…。

前回、外へ出たのが2月25日でした。ウメが咲き始めていて、そこにメジロがきていました。


ウメの蜜を吸いに来たメジロ 2014-02-25 砧公園(世田谷)


ウメにウグイス論争というのがあります。「あれは、ウグイスではなく、どう見てもメジロじゃないか」というものです。
古くは、美しいもののたとえを、ウメ(花=見る)とウグイス(鳴き声=聞く)という見るるものと聞くものを組み合わせて表現したものだったようです。その後、言葉だけが独り歩きをして、花札で有名な「梅に鶯」の構図ができあがったというのが真相のような気がします。誰が、どう間違えたか、それを追求しても仕方ありません。しかし、ウメとセットになるのは、ウグイスではなくやはりメジロのようです。

先ほど言ったように、2月中旬から3月いっぱいは忙しいのですが、その中にも山があります。実は昨日、二つ目の山を越えたのです。そこで、今日は、午前中だけ、外を見て回ることんしました。気温も高く、歩き回るにはちょうど良かったものですから…。

今日のテーマは、3つありました。
①今年の冬は、鳥が少ないという印象なのですが、3月になって増えてはいないだろうか。
②そろそろ、春の花たちが顔を見せてくれてないだろうか。特にスミレ類の開花はあるだろうか。
③チョウが動き出してはいないだろうか。越冬した、タテハチョウるが動き始めているかも…。
というものです。

①の冬の鳥ですが…。
結局だめでした。この冬は、ここ数年で最も少ないと言いきっていいでしょう。ほんとうに居ません。
鳥が少ないということは、1/21の「ノスリ探索」のログにも書いた段階で明らかでした。しかし、その後雪も降ったことなどから、変化したのではないだろうか、と淡い期待をしていたのですが、やはりだめでした。

前回見たウメにははキジバトが枝に止まってのんびり寝ているだけでした。毎年、いたる所に姿を見るツグミも、その姿は少なく、シメやアオジも…。そういえば、今日はシメを1頭も見ませんでした。アオジも、鳴き声を1回聞いただけでした。ただ、今日の様気のせいでしょうか、シジュウカラだけは、やけに騒ぎまくっていました。


梅林 まだかなり咲いていました 2014-03-12 砧公園(世田谷)



ウメで昼寝をしていたキジバト 2014-03-12 砧公園(世田谷)



騒ぎまくっていたシジュウカラ 2014-03-12 砧公園(世田谷)


②春の花の開花状況
こちらはまだまだでした。
ハコベ、タネツケバナ、オオイヌノフグリ、ノゲシ、それからホトケノザがわずかに見られた程度です。スミレ類やヘビイチゴなどの本格的な春の花は、まだ咲いていませんでした。砧公園には、カタクリも植えられているのですが、こちらもまったく姿を現していませんでした。あと1週間…、イヤイヤまだ2週間くらいかかりそうです。

③チョウは動き出しているか
花がこんな状況ですから、チョウも難しいと思いました。
もうお昼直前。諦めたころ、風に舞った落ち葉の中に、明らかに違う舞い方をしたものが…。
11時58分。今年初めてのチョウが発見できました。越冬明けのキタテハでした。


越冬明けのキタテハ 2014-03-12 砧公園(世田谷)


昨年は4月8日からスタートさせたチョウのカウントを、今年は3月中から始めようと思っていました。
仕事の方はもうひと山あるのですが、来週あたりからは、仕事と並行して、チョウのカウントを始めなければならないかなぁ…。と、思っています。



細なが~い飾り! アオサギ、マンサク in 日比谷公園 

2014-02-23 | その他探訪記
昨日、日比谷公園に行ってきました。
上野公園と、日比谷公園で実施されている東京パークスギャラリーの説明会に出席するためです。これは、「緑の普及啓発の一助となるようなテーマ作品の発表の場」として設けられているものです。1週間ないし2週間単位で、様々な団体にギャラリーとして使わせてくれるというものです。僕も知人から紹介され、このログでも紹介した「どんぐり工房」としてネイチャークラフトの作品で応募させていただきました。


今回はどんぐり工房として、「公園の拾いもの―動物に生まれ変わった木の実たち」というテーマで実施させていただく予定です。展示は、平面の作品という規定になっているため、標本箱のような形態や額縁の中に作品をレイアウトして変わるつもりです。ぜひ遊びに来てください!

ありがたいことに、第一希望通り、8月25日~9月6日に展示させていただけることになりました。日程が迫りましたら、このブログでも改めて紹介させていただきます。

さて、せっかく日比谷まで行くのだからと、カメラを担いで、皇居の桜田濠に立ち寄り、この冬3度目のカモ撮影をしました。その後日比谷公園に行くと…。
大きなレンズを付けたカメラを持った年配の方々が、ぞろぞろと歩いてくるのです。僕はピンときました。どうやらカワセミフリークの方々のようです。カワセミの移動に合わせて、ぞろぞろと付いて歩いているようです。
僕は、その集団に一緒に加わる勇気はありません。それよりも、目の前の石の上にたたずむアオサギにちょっと引かれました。
半逆光の中で、透けた嘴が凛々しく、妙な立体感が感じられます。それでも、誰にもカメラを向けてもらえないので僻んでいるのか、それとも落ち込んでいるのか…、時々頭を振るのを見ると、ため息が出ているのではないかと思えました。
「それなら僕が獲ってやるよ」とひとりごちて、僕はザックからカメラを出し、アオサギをファインダーに捉えました。


石の上にたたずむアオサギ 2014-02-22 日比谷公園

また頭を振り、わずかに嘴を動かしました。本当に何を考えているのでしょう。
僕は、撮った画像を再生して、写り具合を確認しました。


アオサギ:嘴を動かしたのだが…。 2014-02-22 日比谷公園

「おや…。」よく見ると、嘴を動かしていたのは、自分の冠羽(飾り羽)を咥えていたからだったのです。アオサギの冠羽というのは、頭の後ろにある2本の細長い飾り羽のことです。

  アオサギの冠羽(上) 2012-02-28 砧公園           冠羽を加えていた(下) 2014-02-22 日比谷公園

なかなか写真を撮ってもらえないので、一生懸命おめかしをしているのでしょうか? それにしても、こういった行動を見るのは、僕は初めてでした。

そろそろ時間だなと思い、移動してゆくと、春を告げる花マンサクが咲いていました。マンサクの名の由来は、春、まず咲く花から、まずさく→マンサクとなったと聞いています。
なんだか嬉しくなり、こちらも「カシャリ!」 目立たない花ですが、この黄色は、確かに春の花のイメージ!
 ※春はなぜか、黄色い花が多く咲くのです。
よく、「この花、どれが花びら? 一体どうなってるの」と聞かれますが、実は、黄色い細長いのが花びらなのです…。おや! こちらも細長い飾り!



春の訪れを感じさせてくれたマンサク 2014-02-22 日比谷公園

アップで見ると、あずき色の愕片の中に、細長い4枚(本)の花びらが出ているのがわかります。
冬の間、鳥・鳥・鳥とほとんど鳥ばかり見ていたのですが、細長い飾りが、そろそろ班ですよと、鳥から花への切り替わりのサインを送ってくれたような気がしました。
毎年繰り返されるサイクルなのですが、これからは、春の花が中心の散歩が楽しめそうです。ということは、僕にとっては、花粉に苦しむ時期ということになるのですが…。
次にお会いする時は、マスクを掛けてということになっていることでしょう。こちらも毎年繰り返されるサイクルの一環なので!


オガサワラハシナガウグイスの鼻の穴

2014-02-14 | その他探訪記
実は、一昨日まで小笠原に行っていました。
今回は、1航海(小笠原丸が、東京を出て、小笠原までの航海を一往復する)で6日間。現地では3泊4日の日程でした。3泊といっても、僕の行く母島では、向こうに着くのが午後3時頃。帰る日も10時には出向するので、実質動けるのは二日しかありません。
この間に、早朝から鳥の調査を始め、その他これまでの補足調査をこなしてくるので、結構ハードな日程です。


曇りがちな朝方の景色 2014-02-10 小笠原母島

早朝からの調査のためか、昼食を食べた後、軽い睡魔に襲われました。母島にしては、やや気温が低くかったのですが、風の当らない緩い斜面は温かく、横になると気持ちがいい。時々、遠くでオガサワラノスリの鳴き声が聞こえ、ザトウクジラがブリーチングをする、水音が響いてきます。これを子守歌代わりに、気持ちよく昼寝ができそうです。

ところが…。

寝させてくれないのです。
「ゴソゴソ、ゴソゴソ」と頭の上が騒がしいのです。「ああ、来たか…。」
鳥がやってくるのです。オガサワラハシナガウグイスやハハジマメグロが! 人など関係ないといった感じで動き回るのです。特にウグイスは、あえて、人の回りを動き回ると言った感じです。最初は好奇心が強いのかと思っていたのですが、ひょっとすると、若干の体温や服の色などに惹かれて小さな虫が集まりやすく、その虫が目当てなのではないかという気もします。

僕は、小笠原で見る鳥で、この鳥が一番好きです。人に近寄ってくるし、眼が大きく結構かわいらしいのです。
「仕方ないな…。撮ってやると」と独り言を言いながら、寝ころんだまま、カメラを覗き込みました。しかし…、しかし。2~3m。時に1mほどの所を、落着きなくちょこちょこ動き回ってくれるので、なかなかうまく撮れません。
そんな経験を幾度もしているので、たいして期待もせずに、寝ころんだままファインダーを覗き込みました。
ウグイスが、僕の頭上の小枝に止まって、顔を覗き込みます。すかさず「カシャリ!」 でもすぐに移動されました。
「ああ、ちょっと遅かったかな」と思い、カメラのモニターを覗き込むと
「おおっ!」
遅れたと思ったのですが、撮れているではありませんか。それもかなり可愛く!
この写真は、これまでに僕が獲った、オガサワラハシナガウグイスの中で一番可愛いと思いました。


とっても可愛いオガサワラハシナガウグイス 2014-02-10 小笠原母島

なんだか、寝ころんでいると力が抜けてうまく撮れるのでしょうか。もう一枚、ほどh殿が取れました。しかしこちらは、ちょっと膨れた感じの横顔。見比べると、同じ鳥とは思えないような変わりようです。


これ本当に同じ鳥? オガサワラハシナガウグイス 2014-02-10 小笠原母島

さて、宿に帰り、写真をパソコンに落とし込むと…。
「おや、ウグイスの嘴に穴が…。」
拡大してみると、鼻孔が突き抜けているのです。鳥のくちばしに、鼻孔が空いていることは知っていたのですが、左右の鼻孔が突き抜けて見えるとは知りませんでした。間違えなく、向こう側から光が入ってきているのです。


オガサワラハシナガウグイスの鼻の穴 2014-02-10 小笠原母島

というわけで、結局昼寝はさせてもらえませんでした。

後日談。
東京が大雪に襲われるなか、母島では。うまい具合に雨に会わず、仕事をかたずけてくることができました。しかし、帰りの船は大荒れでした。夕方から激しく揺れ始め、パソコンは、重力センサーが働き動かなくなりました。船内で仕上げるつもりでいた仕事ができません。揺れは大きく、寝ていても、大きな横波が当たると、体が横に数十センチ飛ばされてしまいます。おかげで、夜もほとんど眠れず、しかも4時間も遅れての帰港になったのです。
前日10時に母島丸に乗り、父島で小笠原丸に乗り換え14時に出港。東京竹芝桟橋に着いたのは、翌日19時20分でした。
父島に居た1時間半を除いても約32時間船の中…。
とにかく疲れる旅でした。

『なんだ!』 アオサギのお食事

2014-01-20 | その他探訪記

アオサギ 2012-04-18 多摩丘陵

1月17日。久しぶりに多摩川中流に出かけてみました。大栗川との合流点で、以前からバードウォッチングでは有名な場所なのです。僕も、年に2,3回は足を運んでいた場所なのですが、最近、河川改修工事が行われ、しばらく行っていませんでした。
今年あたりはもう大丈夫かなと思って出かけたのですが、期待は裏切られました。
まったくと言ってよいほどいないのです。水面に浮かぶカモはほとんどいない、いつも徒党を組むサギ類もほとんどいない。皮肉なことに、カワセミだけは、岸辺の葦に止まっていました。

これでは仕方が無いと、午前中で切り上げ、午後は多摩市内の大きな池のある公園に出かけてみました。
池には、カモが沢山。といっても、マガモ、カルガモ、オナガガモ、ヒドリガモといった、いわばいつでも、どこでもの面々です。その他はというと、ここでもカワセミが目立ちました。しかも雄雌2頭が確認できました。


オナガガモ(左) マガモ(中) カワセミ(右) 2014-01-17 多摩市

しばらく見ていると、アオサギが飛んで来て、餌を撮り始めたのです。
動きが止まったかと思うと、いきなり長いくちばしを水中に差し込む。さっと引き揚げると、もごもごと動かすのです。
「あれーっ 今、餌とったの?」双眼鏡を当てると、嘴の先にわずかに光るものが…。「えーっ。あんなに小さな魚獲るわけ?」。僕のこれまでの経験とはちょっと違うのす。しばらく見ていたのですが、アオサギは次々と小さな魚を獲るのです。


小さな魚を捕らえたアオサギ 2014-01-17 多摩市

やっと魚だとわかるくらいの大きさ。わかるでしょうか?
僕は、アオサギは身体に合わせ、大きな魚を獲ると思っていました。実際、これまでの経験でも、おおきな餌を撮ったシーンが甦ります。 たとえば…。


コイを捕らえたアオサギ 2007-02-11 砧公園サンクチュアリー

この時は、なかなか飲み込めずに苦労していました。
かなり長い時間見続けていたのですが、飲み込もうとして、何度も失敗して吐き出す。そして再び飲み込もうとするの繰り返しでした。30分も続いたでしょうか、結局、僕の方が焦れて、その場を去ってしまい、結末は見届けていません。

ここまで書いて思い出しました。同じ砧公園内を流れる矢沢川でのこと、アオサギが餌取りをするのを眺めていると、突然何やらわからないものを咥え上げたのです。ぱっと見は、昆布のようですが、イカの脚のように見える部分もあり、アオサギの嘴に挟まれたまま、うねうねと動き回るのです。とっさにカメラに収めました。後で大きくして見ても、何だかわかりません。ある程度、生物のことを学んできたつもりでいたのですが、こんなにわけのわからない生物に出会った事はありません。



アオサギが捕獲した謎の生物(上)とその拡大写真 2012-02-28 矢沢川(砧公園内)

どなたか、この生物がわかる方いらっしゃいませんか?

年末年始の川めぐり-3 混迷するカワセミ ウインク

2014-01-08 | その他探訪記
川めぐりの3回目です。
やっと丸子川を離れて、野川の話に入れます。
野川は、多摩川の支流のひとつで、比較的大きく、僕の行く辺りで、川幅は30mほどになります。年末に行った皇居のお濠でカモをたくさん見た影響で、野川のカモを見ておこうと思ったのがきっかけでした。その後1月3日、7日と3回通っています。

 
野川 仙川が左手から合流(左写真) 下流側を望む 2014-01-03 世田谷 

さてその結果は…。
12月31日。残念ながら、期待したような結果にはなりませんでした。
確認できたのは、カルガモ、コガモ、マガモの3種だけ。コガモは40頭ほどいましたので、個体数はほどほどなのですが、オナガガモや、ヒドリガモ、あるいはハシビロガモなどは1頭も見られませんでした。

 
マガモ♂左とメス 2013-12-31 野川(世田谷)

ふとみると、河川工事用の足場に使われた鉄骨の上で、アオサギが休んでいました。このアオサギ、ずっとこのあたりに居座っているようで、年の明けた1月7日には、しっかりと眠ていました。鳥の瞼は、人間とは違って、下から上へとせり上がります。

 
 
アオサギ 目を開けている(上)2013-12-31 眠って閉じている(下)2014-01-07 共に野川(世田谷)

1月3日。イソシギがちょこまかと歩き回っていました。餌取りをしているようです。この日はうすぐ森で、光が若干弱いため、イソシギの早い動きにシャッター速度が追い付かないのですが、それでも、イソシギの餌取りの様子が連写で来ました。


イソシギの採餌 2014-01-03 野川(世田谷)

おや? 真ん中の写真。イソシギも水中に頭がつかりそうになる瞬間、目をつむるのですね。見事なウインク! 先ほどのアオサギと言い、今回は、目をつむるシーンに縁があるようです。

さて、最後はカワセミ。
前回地図を乗せて紹介したように、ここのカワセミは、Aに近い嘴の♀。ただ距離があるため、個体の特徴が今一つはっきりしません。なんとか、もう少し近い位置で観察しなければ…。
31日と3日は、前回紹介した下嘴がおもいきりオレンジ色の個体でした。このCとAが別の個体であるか否かを確認したかったのですが、後で見直してみると、嘴の色合い、尾の長さなどが異なり、間違えなく別個体と判断できました。しかし、見易い写真が取れていない。3回目のの挑戦と、1月7日に行ってみると、この日は、姿を現さない。仕方なく、若干上流側まで足を伸ばすと…。いきなり美しい個体が現れました。しかしよく見ると、これは雄のようです。目当てにしていた個体とは違うようです。
一応カメラに収め、家のパソコン画面で見てみると、「おや…。」雄だと思っていたのが、雌かもしれない…。
野川は、大きく、観察位置も上からになるため、下嘴の裏側が見にくいのです。それでも、わずかにオレンジ色が見えるのです。ということは…。オレンジの小さいB個体の可能性が…。


カワセミ 下嘴のオレンジが目立つC個体(左)2013-12-31 野川(世田谷)

カワセミ 下嘴に、わずかにオレンジが見える、B個体に似た謎の個体 2014-01-07 野川(世田谷)

そういえば、12月29日に見付け31日、3日と続けて見られていたB個体が、今日は見られなかった。丸子川は小さく、人との距離が短いため、人通りの少なくなった、年末年始だけ遊びに来ていたのだろうか。、人々が動き出すと利用しにくいと感じ移動してしまったのだろうか。その個体が7日に道桁謎の個体なのではないだろうか…? そうなると、今度はこの謎の個体(Dとしておきます)とBとを見分けなければ。
カワセミたくさんいますね。ますます混迷が深まるばかりです。