散歩路地《サンポロジー》      毎日が発見! 身近な自然が見えてくる!


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どんぐりコロコロボーリング!

2014-10-25 | ネイチャークラフト
長らくお休みしておりました…。
仕事で小笠原に半月ほど出張し、その間に台風に翻弄されてしまいました。やっとの思いで帰ってくると、PCが不調。ついに立ち上がらなくなりました。原因がメモリーだと突き止め、部品を注文し、現在はスペックアップして使えるようになりました。
まあ、いろいろ皆さんに…、というより自分に言い訳をして、更新をさぼっていた次第です。

昨日、久しぶりに高尾山に行ってきました。学生と一緒に、ドングリの調査です。その中身の方は置いといて、調査終了後に余興でおこなった、「どんぐりころころボーリング」を紹介しましょう。

どんぐりコロコロボーリングとは、ザックの中に入れて持ち歩くことのできる、おもちゃのボーリングゲームなのです。
ボーリングのボールはクヌギなどの丸いドングリ、ピンはマテバシイのドングリを使います。ちなみに、参加者は、フィールドで拾ったマイボールで参加するのが原則です。

さて、余興のボーリング大会ですが…。

みんな盛り上がってきた頃、周りのものに急かされ、それまで静かにしていた一人の男子学生(Ⅰ君)が挑戦しました。なんか面白くなってきたので、秒間5.5コマの連写で撮影したのが次の写真です。


I君 第1投目!
 
 
 
                           ヘッドピンを捕らえた!


ストライク!  (この間、写真は15コマでしたので、ほぼ2.4秒くらいの出来事です)

と、こんなことになりました。
これ、なかなかストライクが出ないのですが、見事な一投。
その後仲間に、「もう一度やれ」と散々言われたのですが、次はうまくいかないだろうと悟ったⅠ君いわく「おれは、この熱い気持ちを持ち帰りたい!」

さて、高尾山の1号観察路で拾えたドングリは、ウラジロガシとアカガシ。どちらもあまり大きくなく、しかも細長いタイプのドングリ。これではボールの役目は果たせそうもありません。とりあえず、比較的丸いアカガシのドングリで挑戦してみたのですが、何せ軽い、うまく当ってもピンは2本しか倒れませんでした。

学生は、当初『高尾山に行けばどんぐりなど何でも拾える』と思っていたようですが、やはり1号観察路は薬王院の表参道。クヌギやコナラなど、炭の原料などに使う、いわゆる薪炭林の構成種はほとんど見られません。そこで、優勝賞品付きで、丸く大きなドングリを探させたのですが、案の定、見つかりませんでした。写真のボールは、僕が準備しておいた、世田谷の公園で拾ったクヌギのドングリです。

最後に、「どんぐりころころボーリング」のスペックを紹介しておきましょう。
収納時  サイズ:L=34㎝ W=21cm D=3㎝  重量 777g(ピンセッター、ピン10本込)  
レーン展開時  レーン長 61㎝
コンセプト
一応、17リットルのザックに入れて、フィールドへ持っていけることを前提に作りました。
ピンのマテバジイは、お尻が窪んでいるため立ちやすいのですが、若干歪んでいるものは、ヤスリで馴らしてあります。
まあ、ほどほどの出来栄えですが、気に入らない部分も多々あります。友人に「私も欲しいので、もう一つ作ってくれない」と、何年も前からからずっとプレッシャーを掛けられてるのですが、けっこう手間ががかかるんですよね…。
直接見てみたい方は、11月3日に、町田市の野津田公園で行われる『丘の上の秋まつり』で体験できます。もちろん他の作品も展示され、どんぐりマウス作りも実施しております。

収納から、レーン展開までの様子

 
収納時(黒いベルトで留めてある)           両サイドの蓋を外す


観音開きのウイングを展開          
 
傾斜を付けるための台(何でもよい)を入れる     ピンセッターをセット
 
ピン(マテバシイのドングリ)を入れる         ピンセッターを持ち上げる

セット完了。
 

カツオドリ

2014-10-04 | その他探訪記
現在仕事で、小笠原の母島に来て居ます。
9月30日10時の便で東京港。25時間半をかけて10月1日に父島に到着、そのまますぐに通称ハハ丸と呼ばれる母島丸で母島へ。母島に着いたのは、1日の15時45分。30時間近くかかるというわけです。

ハハ丸の楽しいところは、夏から秋にかけてはカツオドリが間近で見られること。そして、冬から春はクジラがみられることなのです。定期船ではありますが、さながら観光船のようです。

今回は、カツオドリの真っ盛りというわけです。


カツオドリ 14‐10‐01 小笠原(母島丸)

なぜカツオドリがよく見られるかというと、今年巣立った若鳥が、船と並翔するからなのです。船が進むと、びっくりして、トビウオが空中を飛んで逃げるのがみられます。そこで、まだ未熟で、エサ取りがうまくない若鳥は、それを狙ってくるということなのです。
撮影するのも、簡単です。
カツオドリはトビウオを追いかけて、空中で、あるいは着水すぐをダイブしてとらえます。うまくいっても、行かなくてもたいがいは、水面上におり、それから、再び船を追ってきます。そして、船の先頭まで達して帆翔するのです。この船に追いつくときは、船とさほど速さが変わらないため、簡単に撮れるというわけです。


カツオドリ 脱糞 14‐10‐01 小笠原(母島丸)

食べれば、自然と脱…。というわけです。時々こんな光景も目にします。気に入らない方は無視してください。

 
カツオドリ 14‐10‐01 小笠原(母島丸)

さてこちらの2枚は…。
カツオドリは、簡単に撮影できるのですが、いつも青い空をバックというだけでは面白くありません。
この2枚は、ちょっと背景を工夫して撮ってみましたが、思ったほどうまくはいきませんでした。
左は、父島のハートロックという、ハート形の岩をバックに、そしてもう一枚は、青空に浮かぶ半月をバックに。
なかなかうまくいきませんね。

台風の影響で、仕事がうまく進みません。余裕があれば、また報告します。