花郎徒の庵 

目指せ楽隠居! 大長今ファン&歴史フリークの隠者・花郎徒による よろずつれづれ日記です。(*>∀・*) 

MASTERキートン

2007-01-15 19:47:13 | 本・書籍関連
家族や他人が私の事を指して
『本の虫』とよく呼びます。
たしかに、周囲には私程度の読書好きな人間がいない気がします。
でも、世の中は広いですから真の読書家や書評家に言わせれば
私のそれは所詮中学生レベルでしょうね。

主に読むのは歴史関連の本で、文庫・単行本・専門書は問わず
恐らく一番所有してます。
次がここ数年嵌っている韓国関連の本。
特にチャングム本は雑誌を中心にけっこう持ってます。
文化・観光・歴史・芸能などジャンルは浅く広くですね。

で、本題です。
10代の頃、嵌っていたのがファンタジー系小説とコミックでした。
友人の影響もあり、所謂RPG関係の本とか
ジャンプ系・マガジン系の漫画はかなり読んでましたね。

そんな中でも私に一番影響を与えた漫画が、

MASTERキートンです。

この名前に聞き覚えがなくても
『YAWARA!』『HARRY!』『パイナップルアーミー』
『MONSTAR』『20世紀少年』
などの作品はご存知の方も多いでしょう。

それらと同じ浦沢直樹氏の作品です。

主人公は日英ハーフの考古学者「平賀・キートン・太一」。
しっかり者の娘ややんちゃな獣医の父と暮らす
うだつの上がらないバツイチの大学講師ですが、
実はSASという英国特殊部隊員としての過去を持ち、
国際的大手保険会社ロイズの調査員も務め、
さらには英国人の相棒と小さな探偵事務所を持ったりと、
八面六臂の大活躍を見せるインディ・ジョーンズばりのヒーローなのです。

その彼が世界各地で様々な事件やアクシデントに遭いながら
多くの人々との出会いを通して
調査員として、学者として、父親として、
そして一人の人間として、熱く濃く生きる物語です。

掲載誌がビッグコミックスピリッツだったせいか、
随所に大人の漫画の風格があり、学生だった私には
それを読むことがちょっとした憧憬の一端だったと思います。

『YAWARA!』よりもアカデミックで
『パイナップルアーミー』よりもハートウォーミングで
『MONSTER』よりも比較的安心して読める

それが『MASTERキートン』という作品です。(*>∀・*)


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