『渋っ』
f-o-q が普段から触れてるものですが、最近渋いんです。
日に日に渋さが増しているようです。
さてこの場合の『渋っ』は次の中ならどれでしょう。
①磨き抜かれた 洗練された ← cooool な感じだね
②ぎくしゃく 不機嫌そう ← jerky きれぎれのビーフジャーキーのイメージ?
ヒントはこれを下から覗き込んだものですが
ズバリ①番? ブブーっ 不正解です。
毎日握ってますんで不機嫌具合が手に取るように伝わってきてます。
その御方は『FS5C71B』さんというミッションです。
何のことやらこのケッタイな型番らしきものは?
フロアシフトの5速サーボ式シンクロ71cmBタイプのことですが
昭和53年までSSSやGTやZなんかで使われてた産主力の変速機といってよいでしょう。
いわゆるポルシェシンクロともいわれてたものなんですが、寄る年波には抗えません。
減速時のブリッピングやらダブルクラッチやら手数を踏まないとスムースに・・・。
さらに壊れないように。 ← こっちが本音か
現在Z34のMTにはシンクロレブコントロールが搭載されてますんで
今となってはそんな苦労も石器時代の遺物になっちゃうんでしょうか。
でもヒールアンドトゥーが大好きの方々も世の中うん千万人の何分の一かは
いるはずです。
人馬一体なんて感じがするときはそりゃ気持ちがいいもんです。
20年位前、アイルトンセナと名勝負・珍勝負・場外乱闘をやらかしてたアランプロストは
その絶品ともいえるスムースなシフトチェンジについてインタビューで聞かれたとき
「ブォンブォンって煽ってやるとスッと入るんだよ」ってな感じの
脱力的回答を真顔でいってたことを思い出します。
プロフェッサーともいわれてた方なのですから
もっと論理的な気の利いた説明はないのかい!と問いたい。
ある意味 凄っ ではあるんですが・・・。
元ホンダの後藤治氏が「あれほど実像からかけ離れたニックネームも珍しい」と
言ったくらいだからしょうがないのかもしれません。
それはさておき、それくらい体に染み付くくらいにしないといけないなんて
先人の苦労たるや如何ばかりかと。
Z34発表時の試乗でシンクロレブについて「俺の30年はなんだったんだ」と
書いてた雑誌レポーターもいましたので、 ← ちょっと言いすぎじゃね?
技術の進歩は、人間を退化させていく面を持ち合わせているものなのかもしれませんね。
そりゃ家電化してくわけだ。
うちの奥様のは、マニュアルモード付き6速ATで、そりゃ・・・楽っ てなもんです。
話はZに戻りますが、
バックのときは、3速に一旦入れてからリバースにするとスッと入るよ。
とかとか、ノウハウをお持ちの方がおられましたら、お忘れになってしまう前に
ぜひお教えいただけませんでしょうか。
廃車になる日まで随時受付しております。多分
今回は 「っ」 を多用の f-o-q でした。
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