益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

シンポジウム「21世紀を森林(もり)の時代に」開催報告

2009年05月27日 | 木材
清流高津川を育む木の家づくり協議会と、日本に健全な森林をつくり直す委員会の共催によるシンポジウム「21世紀を森林(もり)の時代に」~サブテーマ:清流日本一の高津川から木の家づくりをすすめるために~が、5月24日(10:00~16:30)に盛大に開催されました。

午前の部は目標としていたおおむね1000人の集客をなんとか達成し、午後の部も午前の部の半数近くの方に参加していただきました。

各講師先生からのお話や、シンポジウムでのかなり踏み込んだディスカッションなどにより、関係者を含め、いろいろな方々への普及啓発ができたのではないかと思います。

手入れの思想、優良事例、森林林業の将来ビジョン、森林情報の管理と利用、効果的な道作り、間伐、そして木材利用(木の家づくり)等々・・・・・ 森林・林業のことをどっぷりと浸かって考える一日となったのではないでしょうか。 

主催者の皆さんのご尽力はもとより、本当に大勢の方々のご理解とご協力により、短い準備期間でしたがなんとか開催に至りました。

改めまして関係者一同心から御礼申し上げます。

なお、当日の概要はおって山陰中央新報で特集で掲載される予定ですのでお知らせします。

以下、写真でシンポジウムの様子を紹介します。


PRチラシ


たくさんのご来場ありがとうございました



開会挨拶 藤森隆郎氏(日本に健全な森をつくり直す委員会委員)


来賓挨拶 内藤邦男林野庁長官


来賓挨拶 松尾秀孝島根県副知事


基調講演 養老孟司東京大学名誉教授


事例紹介 井川成正山口県下松市長


養老先生サイン会も大盛況


森を守ろう山陰ネットワークさんによるパネル展示


高津川流域林業活性化センターさんによる木組模型展示


来賓コメント 白山義久京都大学フィールド科学教育センター長・教授


基調報告 竹内典之京都大学名誉教授


ケーススタディ1 梶山恵司 富士通総研主任研究員


ケーススタディ2 湯浅勲 京都府日吉町森林組合参事


ケーススタディ3 岡橋清元 奈良県吉野「清光林業」17代当主


パネルディスカッション
パネラー
田村浩一氏(清流高津川を育む木の家づくり協議会会長・株リンケン代表)
前島和弘氏(島根県農林水産部林業課林政企画グループリーダー)
梶山恵司氏(富士通総研主任研究員)
湯浅 勲氏(京都府日吉町森林組合参事)
進行
天野礼子氏(アウトドアライター)



来賓コメント 福原慎太郎益田地区広域市町村圏事務組合代表理事・益田市長


閉会挨拶 下森博之 清流高津川を育む木の家づくり協議会副会長・高津川森林組合長


主催者紹介

「日本に健全な森をつくり直す委員会」
2008年7月発足。林野庁の全国7地方局管内において、委員会とシンポジウムを重ね、「21世紀を森林(もり)の時代に」していくための世論を形成することを目的に活動。各会からオブザーバーを委員会に招き、各新聞社の論説委員にも参加を要請している。通称「養老委員会」。

構成メンバー
委員長  養老孟司(東京大学名誉教授)
副委員長 C・Wニコル(作家)
委員   
立松和平(作家)
尾池和夫(前・京都大学総長)
梶山恵司(富士通総研主任研究員)
竹内典之(京都大学名誉教授)
藤森隆郎((社)日本森林技術協会技術指導役)
真下正樹(林業技士森林部門、経団連自然保護協議会相談役)
湯浅 勲(京都府日吉町森林組合参事)
山崎道生((株)山崎技研代表)
田中 保(田中静材木店代表)
天野礼子(アウトドアライター)

「清流高津川を育む木の家づくり協議会」
2009年3月発足。高津川流域の工務店、製材所、設計事務所、行政等が連携し、高津川流域の木材を主体とする地域資源を活用した家づくりなど木を使う文化の推進と、流域の森や水を育む活動を進める。

構成メンバー
株式会社リンケン(会長)
高津川森林組合(副会長)
有限会社万設計(監事)
大畑建設株式会社
有限会社住宅産業
株式会社森本建設
株式会社益田原木市場
株式会社佐々木馬一商店
株式会社又賀製材所
株式会社安野産業
百合本建築設計
益田市/津和野町/吉賀町
高津川流域林業活性化センター


最後に、高津川を育み、森林を育む、高津川流域材を使用した木の家づくりをこれからもよろしくお願いします。





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