益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

高津川流域材の利用促進を図るためのワークショップを開催しました

2015年12月20日 | 木材
 西部農林振興センター益田事務所では、「公共建築物における流域材の需給マッチングの検証」の取り組みとして、「公共建築物の建築関係者への聴き取り調査」を実施し、現在その取りまとめ中です。
一方で、流域材を使用する工務店の視点で、流域材利用に係るご意見をいただくことが、この課題の発見とその解決手法につながると考え、工務店を対象とした「ワークショップ」を、12月15日(火)に益田合同庁舎会議室で開催しました。
 本来であれば、益田管内の全ての工務店にお声がけをすべきとも思いましたが、なにぶん手探りな部分もありましたので、流域材を積極的に使用している工務店から、承諾を受けた4社を対象に実施しました。
 まずは、ワークショップで行う「ブレーンストーミング」と「KJ法」の説明です。説明役は、本日のファシリテーターとなり、進行等を支援する当事務所職員Y主任技師です。

 そして、ワークショップの開催です。参加者は、「テーマ」に即したアイデアをカード(付せん)に迷わず記入されていきます。カードを書き終わった後、そのカードの意味を含めて読み上げ、親近感のあるものを集めていかれました。集まったカードには、「小見出し」、そして、「中見出し」が付けられ、空間配置の後一つの物語となり、方向性も示されたと感じました。
 「想い」をもって仕事に携わっておられる参加者の皆様なので、持論を展開されるとたびたび脱線(?)してしまうこともありましたが、ファシリテーターが上手に進行管理され、参加者と一体となって、「成果品」を作成されました(成果品をまだお見せできないのが残念です)。

 また、参加者の方にリラックスしてワークショップに参加してもらうため、BGMを流したり、美味しいコーヒーやお菓子を用意して工夫を凝らしたことも、成功の秘訣となったかもしれません(自画自賛か?)。

 このワークショップをとおして、「木の良さをアピールし続ける」ことの大切さを再認識しました。参加者の言葉を借りれば、「ベリースペシャルワンパターンをし続ける」を自らも心に刻んで、今後の普及業務に携わります。
 なお、このワークショップは、今後、製材所の方、市町役場の方を対象に実施しますので、申し添えます。

                                                (文責 大国隆二)

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