益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

飯浦小学校閉校式

2008年03月27日 | 木材
 3/23(日)飯浦小学校の閉校式が開催されました(写真1)。


 写真1 閉校式後のお別れ会の様子

 
 飯浦は、島根県最西端の漁村です。
 飯浦小学校は、この集落の中にある木造校舎の小学校です。

 前日、たまたま、
 海岸マツ林の保全活動に取り組んでいらっしゃる
 戸田自治会のFさんから、
「明日は飯浦小学校の閉校式だ。」と聞きました。
 飯浦小学校は、今年度を最後に、
 隣の戸田小学校に統合されることになっているのです。
 
 不謹慎かもしれませんが、木の建物好きの私は、
「木造校舎が見られる絶好の機会!」と思い
 ちょうど休日でもあったことから、
 飯浦小学校の閉校式を覗きに行ったのです。
 校舎に入れる機会というのは、
 あるようで意外とありません。

 当日は、前日の青空とは打って変わり、
 閉校を惜しむような涙空(雨模様)です。

海沿いの道を車で進むと、
 眼下に飯浦の集落が見えてきました。
「えぇっ、こんな大きな集落から学校が消えるのか!」と
 驚いたというのが、正直な感想です。
 
 島根県の少子高齢化は本当に深刻なようです。


 さて、以下校舎の写真です。

 写真2 飯浦小学校の木造校舎


 写真3 松の廊下


 写真4 手洗い場


 写真5 2階の窓から見た風景


 写真6 理科室の表札その1


 写真7 理科室の表札その2


 写真8 昔の卒業写真


 写真9 木目の浮き出た階段


 写真10 黒光りしている木の床の教室
(5組の机とイスが寂しそうです・・・)


 明治8年に地区の八幡宮社殿に開校された飯浦小学校、
 創立以来133年の歴史に幕です。 


 投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所林業普及グループ 
     主任林業普及員 大場寛文

 ~清流高津川、山の緑に映える柿色の瓦屋根の町並み~ 
  なつかしの国石見(いわみ) 


最新の画像もっと見る