昨日のつづきです。
森林太郎A
ところで「赤松亡国論」ってなんですか。
森林太郎B
全く聞いたことがない? それでは、本多静六は?
もぐりがさらにもぐって、浮かびあがれそうにないね。
森林太郎A
はあ
その人の名前も聞いたことがありません。
森林太郎B
本多静六は、赤松亡国論を書いた人だよ。有名な論文だから、林業に関する仕事をしているんだったら、名前くらいは知っておくといいよ。
確か、明治33年に発表された論文「我國地力ノ衰弱ト赤松」の別称のことだよ。
(明治33年発行、東洋学芸雑誌第230号、本多静六林学博士著、我國地力ノ衰弱ト赤松)
森林太郎A
中身はどんなものですか。
森林太郎B
概略は、
アカマツは痩せ地に生育する。
→ アカマツ(林)が増えると痩せ地が増える。
→ 痩せ地の多い国土は衰退する。
といったことがかいてあるよ。
森林太郎A
それは少しおかしいような気がしますが
森林太郎B
いいところに気が付いたね。
今、君が思った様に、現在の林業関係者は、
アカマツは痩せ地に生育する。
→ アカマツは裸地化したような荒廃地へいち早く侵入する。
→ 侵入した荒廃地でたくましく生育しやがて林を形成する。
→ したがって、アカマツはそれ以上の荒廃を防止する。
といった考える方が主流だと思うよ。
したがって、アカマツは、国を滅ぼすことはないだろうし、松くい虫で松林が消滅しても困るね。
しばらくして、森林太郎A君、鳥獣担当のK本さんにすり寄り
森林太郎A
K本さん、「赤松亡国論」って知っていますかー?
K本
あー、知ってますよ。名前だけは
えー、森林太郎Aさんは、名前も知らなかったんですか。
それって、もぐ・・・
森林太郎A
先程、・・・
む・む・む・・・
* 通称「赤松亡国論」については、赤松亡国論の周辺(1979,9、林業技術450、
深作哲太郎著)にいろいろと書いてあります。
確か、この中では、警鐘だか、警世だかの論文と書いてあった様な気がしま
す。
森林総合研究所の文献検索で論文・文献などテーマだけは検索できます。
「赤松亡国論の周辺」もヒットしました。試してみてください。
林業・林産関係国内文献データベース(FOLIS)をクリックしてみてください。
結構便利なサイトです。
http://www.ffpri.affrc.go.jp/database.html
森林太郎A
ところで「赤松亡国論」ってなんですか。
森林太郎B
全く聞いたことがない? それでは、本多静六は?
もぐりがさらにもぐって、浮かびあがれそうにないね。
森林太郎A
はあ
その人の名前も聞いたことがありません。
森林太郎B
本多静六は、赤松亡国論を書いた人だよ。有名な論文だから、林業に関する仕事をしているんだったら、名前くらいは知っておくといいよ。
確か、明治33年に発表された論文「我國地力ノ衰弱ト赤松」の別称のことだよ。
(明治33年発行、東洋学芸雑誌第230号、本多静六林学博士著、我國地力ノ衰弱ト赤松)
森林太郎A
中身はどんなものですか。
森林太郎B
概略は、
アカマツは痩せ地に生育する。
→ アカマツ(林)が増えると痩せ地が増える。
→ 痩せ地の多い国土は衰退する。
といったことがかいてあるよ。
森林太郎A
それは少しおかしいような気がしますが
森林太郎B
いいところに気が付いたね。
今、君が思った様に、現在の林業関係者は、
アカマツは痩せ地に生育する。
→ アカマツは裸地化したような荒廃地へいち早く侵入する。
→ 侵入した荒廃地でたくましく生育しやがて林を形成する。
→ したがって、アカマツはそれ以上の荒廃を防止する。
といった考える方が主流だと思うよ。
したがって、アカマツは、国を滅ぼすことはないだろうし、松くい虫で松林が消滅しても困るね。
しばらくして、森林太郎A君、鳥獣担当のK本さんにすり寄り
森林太郎A
K本さん、「赤松亡国論」って知っていますかー?
K本
あー、知ってますよ。名前だけは
えー、森林太郎Aさんは、名前も知らなかったんですか。
それって、もぐ・・・
森林太郎A
先程、・・・
む・む・む・・・
* 通称「赤松亡国論」については、赤松亡国論の周辺(1979,9、林業技術450、
深作哲太郎著)にいろいろと書いてあります。
確か、この中では、警鐘だか、警世だかの論文と書いてあった様な気がしま
す。
森林総合研究所の文献検索で論文・文献などテーマだけは検索できます。
「赤松亡国論の周辺」もヒットしました。試してみてください。
林業・林産関係国内文献データベース(FOLIS)をクリックしてみてください。
結構便利なサイトです。
http://www.ffpri.affrc.go.jp/database.html