益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

木組み模型の出張展示

2008年07月10日 | 木材
この木組み模型に関してはこのブログでも幾度となく紹介してきたところですが、今回は中山間地域研究センターでの展示紹介です。
同センターでは7月の1ヶ月間「しまねの木の家としまねの木を使う研究」をテーマとした企画展示が行われています。

展示室入り口


高津川流域の木組み模型
製作者は益田市遠田町の宮川建築代表の宮川義弘氏です。設計図に基づいて1/20サイズで正確に組み立てられています。

高津川流域林業活性化センターではこのような木組み模型を5つ所有しておられますが、今年度は積極的に貸し出しをいていきたいということで、一人でも多くの県民の皆様に県産木造住宅への関心を高めていただきたいものです。

中山間地域研究センター木材利用グループのFさん製作による在来軸組工法住宅(8分の1模型) 


スギ合板

島根県合板協同組合からの受託研究でカラマツ・スギ複合合板の製造に取り組み、性能は合板のJAS基準値を十分にクリアー、実用性を明らかにすることに成功。平成19年には73千立方メートルの県産スギが、合板用に利用されているそうです。

木造住宅に関するパネル展示


研究成果の報告書などの展示


同センターでは「しまねの木の家」に県産木材を使っていくために必要とされる強度性能などの基礎的なデータの収集に併せ、木材を加工する現場で課題となっている乾燥技術の開発や、売っていくための新しい商品づくりなどに取り組んでおられます。(by青ちゃん)

中山間地域研究センターのHPはこちら

【投稿者:島根県西部農林振興センター益田事務所 林業部長 青山静佳】


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