益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

海岸マツ林のつくり方研修会を行います!

2008年02月05日 | 森づくり
 2/9(土)の午前中に、
 海岸マツ林のつくり方研修会と題して、
 海岸マツ林の保全技術等について知識を深める研修会を
 下記のとおり企画しました。

 講師の小川先生等からは、
 クロマツとショウロ等の菌根菌の密接な関係について、
 興味深いお話をお聞かせいただけると期待しております。
 
        
 写真1 小川先生の著書 炭と菌根でよみがえる松

 中須、大塚、戸田、安田地区、喜阿弥等、
 地域の海岸林整備に取り組んでいる方、是非御参加下さい。 
 
                 記
1.日時  平成20年2月9日(土)9:00~12:00
  ※受付を行いますので、参加される方は5分前までに、
   大塚集会所に集合願います。

2.場所
 (1)講義 益田市中島町イ1361-1 大塚集会所
 (2)現地 益田市中須町及び中島町地内 海岸林
  ※駐車場に限りがありますので、
   可能な限り乗り合わせをお願いします。

3.研修内容及び講師
 (1)菌根菌を活用した海岸マツ林のつくり方
    講師 大阪工業大学客員教授 小川 眞(まこと)
 ※講師プロフィール
 マツタケの生態や栽培法、樹木の外生菌根や作物の菌根、
 森林の土壌微生物、樹木の枯死と菌根の関係やキノコの栽培など、
 幅広い領域を対象に研究され、国内外で活動中です。
 現在は、植林によって二酸化炭素を固定し、
 炭を土壌改良など、農林業に利用することによって、
 炭素の封じ込めを図る研究を進めていらっしゃいます。
 また、「白砂青松再生の会」会長として、
 マツ林の再生・修復のボランティア活動にも従事されています。

 受賞歴
 一九八〇年 日本林学賞
 一九八一年 ユフロ学術賞(国際林業研究機関連合)
 一九九八年 日経地球環境技術賞
 一九九九年 日本菌学会教育文化賞

 (2)クロマツ苗とショウロについて
    講師 島根県農林水産部林業課 調整監 佐藤仁志

4.主催等
(1)主催 自治会による海岸林の保全・整備推進プロジェクト会議
(2)共催 高津川流域林業活性化センター、島根県立緑化センター、
      島根県西部農林振興センター益田事務所

5.参加費
 無料(事前申込み不要、当日参加可)
 ※地域で海岸林整備に取り組んでいる方を優先します。

6.問い合わせ先
 島根県西部農林振興センター益田事務所林業部林業普及グループ
 TEL 0856-31-9583 担当 大場

 また、前日の2/8(金)、
 次の記事で紹介したとおり、
 同じく小川先生等を招いた研修会があります。
 担当者の話によると、参加希望者数が、予定を超え、
 こちらも盛況のようです。

 平成20年1月17日記事マツの病虫害診断と治療の研修会が開催されます!

 1/31(木)には、
 K専門林業普及員と一緒に
 会場と現地の下見に行きました。
 海岸マツ林の海側は、強い風が吹いており、
 寒さで身が縮み上がりましたが、
 マツ林の内側に入ると、
 風も止み、ほっと一息つけました。
 海岸マツ林の防風効果を実感したところです。
 
 現地を歩いていると、
 目新しい看板がありました(写真2)。

 写真2 ONKサークルが作成された看板

 2/9は、参加者の皆さんと
 白砂青松を満喫しながら、一緒に海岸マツ林を歩き、
 先生の話を聞きたいと思っています。

 当日の天気はどうでしょうか?
 

 投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所林業普及グループ 
     主任林業普及員 大場寛文

 ~清流高津川、山の緑に映える柿色の瓦屋根の町並み~ 
  なつかしの国石見(いわみ)
 


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