益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

森林・林業サイクル

2008年08月25日 | エトセトラ(丸秘情報ガアルカモ?)
「植える」
近年は新植がめっきり少なくなり、それに伴い下刈りも少なくなりましたが、15年ぐらい前に普及員をしていたころはこの時期たくさんの下刈りをした現場を歩きながら、自分は見て歩くだけでもへとへとなのに、作業される方は暑い中、本当にすごい!と、今でいうリスペクト(尊敬)していました。

写真は検査した現場とは違いますが、丁度近くで森林所有者が自ら造林され、自ら下刈りをされている現場があるということで森林組合に案内していただきました。

青い空の下、ヒノキやマツの若い苗木が気持ちよさそうに育っており、何かすがすがしい気持ちになりました。


この山はけっこうな面積でしたが、写真に小さく写っているご夫婦2人ですべて作業されているということで、その熱意と元気さにも感服しました。

「育てて、伐る」
次に、高津川森林組合による利用間伐の現場に行きました。
この現場では導入したばかりのハーベスタが動いていました。
本格的な稼動はこれからです。


以前に比べて機械化も大分浸透してきていて、この現場ではハーベスタ(伐倒・枝払い・木寄せ)、スイングヤーダ(集材・積込み)、フォワーダ(林内運搬)、7tトラック(運搬)が使用されるようです。

フォワーダ(手前)スイングヤーダ(奥)


本日の作業終了(ご苦労様です)

「使う」
次に益田市美都町に建設中の県営住宅の現場です。
高津川流域材供給ネットワーク(製材業者等のグループ)により地域材の供給が行われます。


前年度に建設された下の写真の益田市営住宅にも地域材が使用されています。


地域の木材を使った住宅(家)づくりは、広く地場産業の活性化にもつながります。
これからも一つ一つの住宅(家)づくりに地域の材が使われていくことを期待しました。

以上 植えて、育てて、伐って、使って、又植えるの森林・林業サイクルでした。


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