坂道発進が苦手な女運転手が運転するバスの最後部座席に乗っている。席が進行方向とは逆なので、坂道発進に何度も失敗し、後続車に向かい尻を突き出す度に、シカメッツラを披瀝するトラックドライバーと顔を突き合わせながら乗車しているのだけれども、進行方向と同じ向きの席に座ってい、俺の席の背凭れを共有している母親と、「三島に着いたら、なんか喰うか?」と、話している。ふと気づくと、蛇のようにながいバスは、坂の途中でくねくねと横たわってい、埒が明かないから、全員降車し、みんなで曲折部位を支えながらバスを坂の上まで運ぶ。後方からは拍手が聴こえる。振り返ってはいないのだけれども、中華街とかの旧正月?のおまつりみたいな、ハリボテの龍を操っているのが見えた。すると(って、何がするとなのか?判然としないのだけれども)、坂の上(の田村麿)は、富士山頂と云う設定になっていて、霞か雲か。「このまま天国でも行っちゃう?wwwww」と、おどける。父親と、「今回は酸素ボンベのスプレイ使わないで山頂まで登れたね。」と、お互いを健闘し合う。磨崖仏ではないが、刳り貫かれた場所に、それっぽいの。その足許には神事の道具が無造作に置かれてい、これらは“鳴き道具”と云うものだと教えられる。(誰に?)俺はスケルトン仕様の杖を持ってゐた…。ま、ユングだったら、