バカジャージ

バカ。奈良在住。酒に弱い。一応社会人。30歳。オス。バカ。嫁、娘(201107誕生)の3人住まい。

アメフトのポジション解説

2005年02月25日 03時41分01秒 | NFL
今日は少し時間があるので、アメフトのポジションの解説でもします。
ポジションが大体判るとスポーツは面白くなりますからね。

まず、アメフトは分業制のスポーツです。

司令塔は視野が広い選手、
重量のある選手は味方が進めるように敵を抑えて壁役となる選手、
パスを受け取る選手は足が速くキャッチ能力に優れた選手、
ボールを持って走る選手は走るスペースを瞬時に見つけ出すことのできる選手・・・といった具合に、
それぞれ適当なポジションで、それぞれが与えられた仕事をこなし、
オフェンスはできるだけ前進し、ディフェンスはそれを阻むというスポーツです。

下にアメフトの基本的なポジションを示しました。



黒:オフェンス 白:ディフェンス
英字はそれぞれのポジション名を表しています。
各チームそれぞれ計11名の選手で試合が進行します。

オフェンス側

QB(クォーターバック):オフェンスの作戦を決め、パスを投げる選手。
C(センター):股の間からクォーターバックにボールをスナップする選手。
         センターからのスナップによってプレイは開始する。
G(ガード):Cの脇で壁役となる選手。
T(タックル):Gの脇で壁役となる選手。
TE(タイトエンド):時には壁役、時にはパスを受け取る万能選手。
WR(ワイドレシーバー):パスを受け取る選手。一般にフィールド上で最も脚が速い。
HB(ハーフバック):ボールを持って走る選手。FBと総称してRB(ランニングバック)とも呼ばれる。
FB(フルバック):ボールを持って走る選手。HBと比べてボールを持つ回数は少ない。
          HBが走るルートをこじ開ける役を担うことが多い為、HBよりは重量がある。

ディフェンス側

DT(ディフェンスタックル):壁役となり、中央突破を防ぐ選手。恐らくフィールド上で最重量の選手。
DE(ディフェンスエンド):重量級の壁役の選手。DTよりはスピードがあり、相手QBやRBに襲い掛かる。
LB(ラインバッカー):ラン攻撃時に相手RBにタックルし、パス攻撃時はレシーバーをカバーする。
            時には、相手QBに直接襲い掛かるという、ディフェンスの要となる選手。
CB(コーナーバック):WRがパスを受け取ろうとするのを阻止する。
FS(フリーセーフティー):ディフェンスの最後の砦。一般に最も後方に位置する。
              SSと総称して、単にS(セーフティー)とも言う。
SS(ストロングセーフティー):ディフェンス後方に位置し、オフェンスの大きな前進を阻む。
                相手TEのいるサイド(ストロングサイド)のセーフティーを指すが、
                あまりFSとの極端な区別はない。




あくまで、これは一例です。
これ以外にも、オフェンス、ディフェンスともに、
相手の陣地にはみ出さない限りは、好きなポジショニングをしていいのです。

そして交代も自由ですので、作戦のためであれば、例えばパスを受け取る選手を増やし、
ボールを運ぶ選手を減らすといったことも可能です。
また、極端な話、ディフェンスの壁役DE,DTを全てLBの選手に交代させ、
本来の壁の位置よりも後方に配置させるということもできます。
(実はこれは、ペイトリオッツが今シーズンに実際行った作戦です。)

自分の好きなポジションにいる選手を追いかけて、その選手がどう動くのか、
そんな風に観戦すると楽しめるのではないのでしょうか。

自分自身、試合中は中央のLBばかり追っかけてます。
ボルティモアレイブンズのLBレイルイスの影響であることは間違いないです。(笑)









ちなみにこの記事のオチは、
なぜシーズン終了後に
ポジション解説をするのか

という自虐プレイというオチです。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました (モリイソラ)
2005-02-26 12:14:45
またまた勉強になりました。

参考のweb page も見ました。

確かに参考になる! 

これで随分わかりそうです。

でも やっぱり出来れば

シーズン終了前に知りたかったかな・・・。

あ、でもうちに数年前のNCAA BIG10のVTRが

たくさんあるのでそれで復習してみようかな。



では、また。
返信する
こんばんは~ (eu-gd)
2005-02-26 01:30:56
モリイソラさんこんばんは。



確かにアメフトの反則は複雑ですよね。

反則の種類が多い上、フィールド上の何処で反則が起こったかでも、罰退ヤードが変わってきますからね。



自分自身も深くは分からないので、多少間違いかもしれませんが、反則とされる行為を簡単に挙げると



・相手を掴む

 (ホールディング、ヘルメットを掴んだ場合はフェイスマスク)

・プレーが終わった選手に対するラフプレー

 (アンネセサリー・ラフネス)

・パスが届く前の段階で、パスキャッチする選手に対する接触

 (上手く言えない。パス・インターフェアランスのことを言いたい)

・センターのスナップ前にラインの選手が動く

 (オフェンスがやればフォルススタート、ディフェンスがやればオフサイド)

・故意にパスを失敗させる

 (インテンショナル・グラウンディング)





という感じですかね。

間違いも多かれ少なかれ含まれていると思うので、

盲信しないほうがいいですよ。



参考

http://marchany.hp.infoseek.co.jp/foul/fouls.html
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勉強になりました~~! (モリイソラ)
2005-02-25 20:00:56
な、なるほど~!!



これまで ただただパスキャッチやロングランに

”かっちょえぇ~!!”と興奮してみてました。 

が、来シーズンからはもっとわけわかって見られそうです。勉強になりました~。



良かったら 次は反則編もお願いします。

イエローフラッグの意味が半分くらいはわかるように

なりたいです。 



でも確かに・・・シーズン終了前だったら

もっと嬉しかったかも・・・。

でもいいです。次もよろしくお願いします。
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