エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

冬の一夜

2005年12月29日 | 家族

 昨夜11時頃に家内と二人で夜の散歩を楽しんできました。田舎町のことそんな深夜に出会う人も無くなかなか素敵なデートになりました。

 気温はマイナス4度、体を動かしていないと耐えられません。ただ無風で雪も止んでいたのでそれはなんとも幻想的な光景でした。あまりに気温が低いもんだから降り積もった雪から蒸気のような靄が発生して街中が霧に包まれていました。所々にある街灯がムードを盛り上げてくれます。

 すれ違う人のいない街を歩いてると「カラーンカラーン」と鐘の音が聞こえてきました。年末恒例の消防団による年末警戒です。そう言えば若い頃は自分もやってたなあと思いながら彼らに軽く会釈をしました。最近のご時世ですから不審者と思われるのも嫌だから。

 時間も日付が変わる頃まだ開いてる飲み屋を見つけお邪魔しました。マスターがストーブに抱きつくように寂しそうに待っています。家内と二人だけの忘年会と洒落込みました。私たちだけが客だからマスターもなかなか帰してくれません。それでも楽しい時を過ごさせてもらいました。

 一年に何回も無い幻想的な光景と静かながら落ち着いた忘年会ができて心に残る一夜でした。これも雪深い田舎町に暮らす特権かなと一人得心しています。


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