エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

笑い飯になっちゃった?

2009年08月07日 | 家族

関西の漫才コンビ笑い飯の特徴はボケと突込みが交互に入れ替わるスタイル。俗にWボケなんて言われている。入れ替わりのテンポが段々速くなり笑いを取る。

さすがに数年前の勢いは無く若手と言うより中堅どころとなった印象だ。かつてM-1で披露した「奈良県立歴史民族博物館」は今見ても秀逸な作品と思える。

しかし彼らはあくまで漫才師であり単なる演技だ。これが現実のリアルな日常でWボケになったら最悪のケース。真逆さまの下り超特急である。

義母が数年前(おそらく7年前くらいから)アルツハイマー型の認知症を発症した。私達夫婦がそれを義父から聞かされたのは2年前の事だった。

元々頑固で物分りの良くないところはあったし、うっかり者でよく忘れるので鍋を焦がした事は数え切れない。だから私達もまさか認知症とは気付かなかった。義父だけがその異常さを感じていたが医者に行かず一人で相手をしていた。

長年連れ添った可愛い女房の世話をするのは自分しかいないと思ったんだろう。2年前にそれを知った私は在宅介護には反対したが義父の決心は変らなかった。50年以上の夫婦だから心情は理解できたが・・・

しかし此処に来て事態は急展開、介護疲れで今度は義父が心筋梗塞で倒れた。幸にも家内の機転で処置が早く思いのほか早く回復してくれたので助かった。

義父も今回は懲りたようでもう自分で介護しようとは言わなかった。私達夫婦も義母の介護は行政サービスを利用する事で意見は一致している。だから現在はショートステイを利用しながら夫婦で世話をしている状況だ。

月に一度義母を往診してくれる開業医に相談に行きそこで衝撃的な事を聞かされた。それは義父にも認知症の兆候が見られるらしい。家内と二人「エッ!!!」。

確かに彼も義母以上に頑固で聞き分けの無い性格ではある。それ以来注意してみていると直近の記憶が飛ぶ事が時々あるようだ。しかしそれは聴覚がかなり低下しているのが原因かと以前は思っていた。どうもそればかりではないらしい。

数年の間夫婦二人だけの時間を過ごす事が多く、人間関係がかなり限られていた事が原因かどうかは判らない。この病気には広く多様な人間関係を持つのが有効だと聞いた。それと適度な運動。そのどちらもが欠けていたのに気付いた。

前記の開業医の診たて違いを願うばかりだが、今日とりあえず義父の介護認定の申請を始めたのだが・・・


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