エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

ネオテニーじゃなくなった・・・

2007年12月14日 | 自然

30歳から40歳にかけての年齢は少し前なら分別ある最も信頼される年齢でした。それが昨今の様相を見ているとそうではないらしい。破廉恥で反社会的な事件を起こしている容疑者はこの年代に集中している感があります。

私が子供の頃には高校生や大学生の男性はかなり老けていました。いや、印象としては落ち着いた大人でした。後年自分がその立場になった時には、「アチャッ!」と言う失敗ばかりで彼らとのギャップに恥ずかしくなったもんです。なかなか大人に成れませんでした。

しかしそんな私から見ても今の中年男性は子供っぽいようです。通勤電車で肩が触れたくらいで暴力沙汰になります。お互いに寛容の心が不足しているのが原因でしょう。また女子高生のスカートの中を盗撮する理由も切羽詰った心のハケグチなのかもしれません。馬鹿ですね・・・

話は変ります。生物はその環境のよって生態を変えます。住み難い環境の場合は寿命縮めて早く大人に成るそうです。そして代替わりを早めて子孫を残す事に専念するのです。つまり早熟になり長生きより若年での成熟を目指すらしい。これを幼生成と言うそうです。

日本人の平均寿命が伸びて来たのは戦後の事で高々60年前からです。戦争などの特殊事情はともかく、栄養状態や未熟な医療技術が原因らしい。だから昔の人は早熟に成らざるを得なかったんでしょう。下記のURLで確認下さい。

       http://oldworld.ameblo.jp/oldworld/entry-10017131803.html

学術研究とは言いながらこんな研究対象にされたピグミー族が気の毒です。しかしこの学者さんに言われるまでも無く自分や周りを見てるとそれは解ります。私が子供の頃なら60歳なら爺様でした。今は元気に異性交遊している輩です。時事通信からです。

死亡率高く、早く成長して出産=ピグミー族が小柄な理由-英ケンブリッジ大が調査

12月11日16時1分配信 時事通信


 アフリカなどに住むピグミー族が小柄なのは、死亡率が非常に高いため、早く成長を終えて子供を産むように適応した可能性が高いとの調査結果を、英ケンブリッジ大の研究チームが11日までにまとめた。人類が進化し、世界に居住地域を拡大する過程でどのように環境に適応したかの解明に役立つと期待される。論文は米科学アカデミー紀要の電子版で発表される。
 小柄な理由をめぐっては、これまでは(1)熱帯森林での生活で体内に熱がこもらない(2)密林で動きやすい(3)食物が乏しい環境で飢えに耐えやすい-との説があった。しかし、森林以外の涼しく乾燥した地域に住んでいたり、食物が少ない環境でも背が高い民族がいたりして、はっきりしていない。
 ピグミー族は男性の平均身長が155センチ以下で、同程度の体格の民族がマレーシアやフィリピン、ブラジルなどにも住んでいる。研究チームは2002年から03年にかけ、フィリピンの2地域で計約800人の子供や大人を調査した。
 その結果、女性の場合、身長の伸びが早く、12-13歳で大人並みになることが判明。15歳まで生き延びる割合は3-5割と、アフリカの草原に住む民族の6-7割に比べ、大幅に低かった。 


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