エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

評価は変る

2008年05月21日 | スポーツ

大相撲も今場所は両横綱が元気で予想通りの展開です。意外なところは角番大関の琴欧州が全勝を守り二人の横綱を抑えてトップを走ってることです。個人的にも実に嬉しい状況です。

関脇までは雄大な相撲を取り早い時期の最高位を感じさせた琴欧州でしたが、大関に昇進した後は怪我に泣かされ相撲がドンドン小さくなりました。ファンとしてもその惨状にガッカリしました。

それがここに来て角番どころか優勝争いの先頭を走る姿に驚きと感激を禁じえません。アスリートにとっては何が触発の材料になるのでしょうか?自信か危機感か?あるいは一場所休んで怪我を完治したのかもしれません。

ともかく、彼のように大きな相撲を取れる関取がファンを喜ばせるのは間違いありません。そんな期待を抱かせる今日の横綱戦でした。そう思いながらネットを見てると見つけた記事です。ほんの二ヶ月前のものです。この記者は今度はどんな記事を書くのでしょうか?

          ふがいない佐渡ケ嶽の大関

2008.3.17 20:45
このニュースのトピックス:大相撲

 2勝6敗と不振を極めていた琴欧洲が休場し、何とか連敗を止めた琴光喜もいつ休場に追い込まれてもおかしくない。同部屋に所属する2人の大関が休場することになれば、史上初の屈辱。名門・佐渡ケ嶽部屋の看板が泣いている。

 朝になって休場を決断した琴欧洲について、佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「痛みはあるだろうけど、本当に痛いのは心じゃないか」。3勝止まりの琴光喜は「これ以上、お客さんをがっかりさせる相撲は取れない」と背水の土俵が続く。

 昨年8月、元横綱琴桜の先代佐渡ケ嶽親方が急逝した。「ばかやろー」「このやろー」と叱咤(しった)し、時には鉄拳も辞さなかった“おやじ”が消えたけいこ場の雰囲気は一変。場所中も行われる関取同士の申し合いからは、緊張感が消えうせた。現師匠の指導力にも責任がないとはいえない。

 「横綱に上げます」と佐渡ケ嶽親方が誓ったように、琴欧洲には先代が成し遂げられなかった横綱育成の夢が託されたはずだった。しかし、視線は下に向くばかり。先代死去後の4場所で琴欧洲は2度の休場、琴光喜も10勝を挙げるのがやっと。終盤の優勝争いとは無縁であり、大関の地位を汚してばかり。「しかられないように頑張ります」。琴光喜は声を震わせた。(奥山次郎)