会長が行く!!!

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感じたこと、海の不思議を中心に綴っていきます。

クジラシーズン苦難の日々・・・(-_-;)。・

2014-03-17 07:50:00 | 冬の風物詩
ザトウクジラの撮影に、ニコンAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIFX Formatレンズを付けてニコンD800で撮影している。


「レンズは、開放F値は明るい2.8で一定。FXフォーマットに最適化した光学性能で、中心部から周辺部まで、また無限遠から至近距離まで、安定して高い描写性能を発揮します。」

「ゴースト、フレアーの少ない鮮明な画像が得られるナノクリスタルコートを採用。高いブレ軽減効果を発揮するVR機構(手ブレ補正効果3.5段※)がシャープな画像で望遠撮影をサポートします。」・・・・らしい・・・・。


僕のある古い友人(彼は、実際に自らもそれらを使用してるし勉強もしてる、プロのカメラマンもカメラやレンズの相談する)言っていたが、レンズは素晴らしい・・・・。


でも、僕個人の独断的意見だが、カメラ本体のD800自体が、ザトウクジラの撮影に不向きと言う事が使用して痛感している・・・・。


まず、実は撮影して始めて気が付いたのだが(・・・って、事前に取説読めよー・・・(-_-;))、 連写速度が秒4コマというのが許せない・・・・!Σ( ̄□ ̄;)!!

撮像範囲の設定を小さくして(データ量を少なくして)秒5コマに変える方法はあるのだが、何のためのフルサイズだよ!・・・っと思うし、

ファイダー内に内枠が出来て、構図をその内枠内に納めなければならない為に見え辛い・・・。

昨年まで使っていたキャノン7Dでさえ、秒7コマだったのに、こんな事では、一回のブリーチングの良い場面の約半分を撮り逃してしまうではないか・・・┓( ̄∇ ̄;)┏


操船出来るスタッフが乗船すると僕もゆっくり撮影出来る・・・・。


一緒に撮影しているゲストには、毎週乗船される方々もいらっしゃるし、当然、クジラ撮影用の器材も万全の準備で臨んでいる。


そのゲスト達と横並びで撮影していると・・・、


僕が、D800で「カシャン、カシャン、カシャン、カシャン」・・っと秒4コマで連写する・・・・(-_-;)。


隣で、久米島に半分移住しているI氏が「カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ!」・・・・っと、去年まで僕も使用していた7Dで秒7コマ連写する・・・!Σ( ̄□ ̄;)!!


その隣でキャノン1DXでN氏が「シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン!!!(・・・さて、何回言ったでしょう・・・?(^_^;))」・・・・・っと、


もう秒何コマだか、何が何だか訳が解らないような、既にカメラでないマシンガンのような連写速度で撮影する・・・・・・┓( ̄∇ ̄;)┏


・・・・・実際は、秒14コマ・・・、さすが、キャノンの本命中のフラッグシップモデル、お値段も倍以上だけあって凄い・・・・・・( ̄∇ ̄*)ゞ


・・・・・、並びで撮影しながらシャッター音を聞いてると、何だか、自分がとてもダメぇ~な奴になったような気になって、撮影してて寂しくなる・・・・(-_-;)。


「屋久島ダイビングライフ高久至君曰く、秒4コマで充分ですよ!」っと、笑って言ってたが、フィルムカメラ時代のニコンF4が秒4.5コマだった事が不服で、重くなるけど我慢してモータードライブを付けて秒6コマにし、

ニコンF5、F6と、モータードライブを付けなくても、どんどん軽く進化し秒8コマまでいき(この辺はちょっと記憶が曖昧なんで勘弁して)・・・、

そうこうする内に、デジタルカメラの時代が来て、一念発起で秒3コマのキャノン5Dに切り替えて再び四苦八苦しながら撮影し、

それでも5Dマーク2から5Dマーク3と、40Dから50Dそれから7Dとそれぞれ進化し、カメラのレスポンスは勿論、連写速度も速くなり、ようやく落ち着いて撮れていたのに・・・・・・、


「クジラの水中撮影は、ニコンはワイドレンズが種類が少ないから、今まで通りキャノンで!・・・陸上の望遠は、データ量が物凄く多く画質が綺麗な水中でマクロ撮影に使用しようと思っているD800にしようと思う!!」・・・っと

いうある古い友人(横浜で自社のハウジングメーカーも営んでいらっしゃる方)が、故妻裕子と僕が旅行先でやっていた「会長が行く!!」の時のコーナーでガイド会仲間の川奈日和に一緒にお世話になった時に、彼からの力強い助言(?)で、

僕も、いろいろと考えて(まぁ、実は色々とあって大変で、大して考えてなかったけど・・・(-_-;))、従来所持してたキャノンのカメラやレンズを売って、そういう使用に変えた・・・。


ここで凄いのは、その頃は取説をあまり読んでいないのに僕に勧める友人もそうだが(当然、僕らが思うそのくらいの連写速度はあるものとして友人も考えていた・・・(-_-;))、全くその辺の事をリサーチせずに、

フィルムを使用する銀塩カメラの頃から秒8コマはあったのだから、当然そのくらいはあるでしょう的に決めた僕自身の不勉強さと情けなさである・・・・(-_-;)。


・・・・・・そして、実は、更にもう一つの致命傷を追加すると・・・・・「オートフォーカスが遅い!!!!!!!!」・・・・。


多分、構造上の違いなんだろうけど、ニコンの技術者の方々は、オートフォーカスが本当にきちんと合ったところでシャッターレバーが切れるようにしているんだろうけど、

キャノン7Dなんかは、見切りでシャッターレバーが切れるような気がする・・・。だから、一部のキャノンユーザーからは「オートフォーカスのピンがあまい」という様な意見も出るのではないかと思っている・・・。


でも、何にしても、撮れなければ意味がない・・・・。

去年までは、ファインダーを覗いて感じなかった、捉えているのにシャッターが切れない・・・、切れる瞬間がワンテンポずれる現象に愕然とし、

本音を言うと撮影している合間、イライラのあまり、幾度、カメラを放り投げ捨てそうになった事か・・・・(-_-;)。


でも、そんな時の僕は、尊敬する写真家吉野雄輔氏の言葉を思い出す・・・。


「連写速度が速くなっても、却って、その手前とかその後を撮ってしまって、一番良い瞬間を撮り逃がす事は往々としてあるんだよ。」

「フイルム見返してみると、連写が遅いカメラを使っているのに、意外とイルカのジャンプの瞬間の頂点をきちんと捉えている。きっちり見据えて獲物を捕らえる・・・、人間の本気の集中力は凄ぇなぁ~って思ったよ、剛志・・・・。」


・・・・そうだ!


・・・・・・・本気の集中力だ!!


・・・・・・・・・・獲物を捕らえる野生の目だ!!!


「アイ・オブ・ザ・タイガーだ!・・・お前は虎だ!!虎になるんだぁ~!!!」っと、「何で、イーグル・アイではないのかという疑念を少々もたげながらも、走り出したら止まらない性格の為か、


映画ロッキー3で使われたSurvivorの「Eye Of The Tiger」とアニメ「タイガーマスク」のテーマソングが頭の中をごちゃごちゃになりながら流れる・・・┓( ̄∇ ̄;)┏。


・・・・・・僕はさっきまで上げ連ねていた不平不満や愚痴の類を、ぐっと心に収める・・・・。


そして、僕はゾーンに入り集中する・・・。水面の様子を窺いながら辺りを見渡す・・・・。

ふと、水面の色が変わった箇所が見えた・・・。

ゲストに伝える為に「2時、30メートル!」と叫びながら、ブリーチングだと確信する・・・。

水面から飛び出して来た雄姿を捉えた・・・・・はずだったが、やはりシャッター切れるのが一瞬遅れる・・・。

「まだまだ、頂点はこれから!!」

「腹を見せたその体勢を、そのまま胸ビレを大きく広げて身体を横に捻ってぇ~・・・・って、あっか~ん、後ろに反ったらぁ~・・・・、そんな情けない倒れ方したらぁ~・・・・・!Σ( ̄□ ̄;)!!」






























・・・・・・そう、自然相手の撮影には、運が大きくに左右するのだった・・・・・┓( ̄∇ ̄;)┏




つい、先日、恒例のザトウクジラ撮影の為に訪れたその古い友人に(横浜のダイビングショップ・テールの千々松さん)、今季のカメラ事情の苦難の話をした・・・・。


そしたら、あろう事か逆に彼に、「何で、ニコンカメラをそんな使用にしたの?」・・・っと、聞かれた・・・・。


「お前がそう言ったじゃないかぁ~!Σ( ̄□ ̄;)!!」・・・・・操船中ながら、冷静さを欠いた僕は叫んでいた・・・・(-_-;)。



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