
今日は曇り。今朝は上空に薄い雲が広がっていて、朝焼けに赤く染まった雲が浮かび上がって見えた。朝の気温は15℃で弱い北風が吹いており、湿った空気が冷たく、肌寒いくらいの陽気である。
だいぶ寒くなってきたので、今日から秋物のスーツを着ていくことにした。クローゼットからスーツを取り出し、久しぶりに上着を着て出勤する。まだ通勤電車の車内には上着を省略したサラリーマンがちらほら見えたが、コートを着た女性客も居て、ちぐはぐな印象を受けた。
日中も上空には厚い雲が広がっていて、日射しのない空模様となった。昼間の最高気温は21℃で、上着無しで外に出るとヒンヤリと感じられる陽気である。
今日のお昼は外で食べることにした。職場のあるビルから地下道を伝って新宿ワシントンホテルに入る。先日「特盛り」そばを食べた蕎麦屋「ゆで太郎 新宿ワシントンホテル店」と「鮭とイクラの親子丼」を食べた和食ダイニング「爽季」の間の通路に入って正面右手に餃子専門店「大阪王将 新宿ワシントンホテル店」がある。今日はこの店に入ることにした。
店に入る。店内は奥に厨房があり、右手の壁に面してカウンター席が9席直線上に並んでいる他、店の中央と左手に4人掛けのテーブル席が7卓配されている。店員に促されてカウンター席に腰を下ろした。
卓上には醤油と酢、ラー油、ラーメンコショーといった調味料の他に箸と楊枝、メニュー、紙おしぼり、紙ナプキン、コップ、冷水のポット、取り皿、小皿が並んでいる。
コップを1つ手に取り、冷水のポットから冷水を注いで、喉を潤しながら卓上に置かれたメニューを眺める。ランチメニューは「餃子炒飯セット」「餃子定食」「酢豚定食」「肉と野菜炒め定食」「ホイコーロー定食」「チキン南蛮定食」「チンジャオロースー定食」「鶏の唐揚げ定食」「ムーシーロー定食」「レバニラ定食」「半チャンセット」「王将セット」の他各種単品メニューで構成されている。定食には餃子付きと餃子無しがある。
店員を呼んで、料理を注文する。注文したのは人気の定番「王将セット」である。このセットは醤油ラーメンと餃子、ハーフ炒飯のセットとなっている。料理を注文すると、再びお冷やを飲んで、料理が出来るのを待った。
しばらくして、トレーの上に料理が一式載せられて運ばれてきた。トレーの上には醤油ラーメンと餃子、ハーフ炒飯が置かれている。
醤油ラーメンの麺は中細麺で油の浮いた琥珀色のスープに浸かっている。麺の上にはチャーシューが1枚とモヤシ、メンマ、刻みネギが載せられている。
餃子は楕円形の皿の上に6個載せられている。きつね色の焼き色がなんとも美味そうである。
ハーフ炒飯は円形の皿に盛られている。ご飯に玉子とエビ、豚バラ肉、ニンジン、刻みネギを加えて一緒に炒めた炒飯がドーム状に盛られている。
まず、餃子の皿に醤油とラー油を垂らす。それから先にラーメンを食べることにして、ラーメン丼に添えられたレンゲでスープを掬って少し飲んだ。旨みの感じられるスープはあまり熱くなく、むしろ少しぬるい感じがする。もっともおかげで汗をあまりかかずに済むのは良いかもしれない。ゴクゴクと飲みやすいスープである。
続いて麺を食べる。中細の麺はもちもちとした食感で、麺に具が絡んで口の中に入ってくる。麺を食べながらチャーシューを食べた。厚いチャーシューは脂身が少なく赤身の味が濃くて美味しい。ハムのような食感のチャーシューである。
麺を食べながらハーフ炒飯を食べる。ハーフ炒飯にはレンゲが添えられていないので、醤油ラーメンに添えられたレンゲで炒飯を掬って口に運んだ。パラパラとした食感の炒飯は玉子の甘みに豚肉の旨みが絡み合い、更にエビの食感がアクセントになっている。やや塩気が強めであるのが気になった。
餃子にも箸をつける。しっかりとした歯応えの皮の中には豚挽き肉とキャベツが入っていて、ニンニクとショウガが効いている。中はジューシーで美味しかった。
ハーフ炒飯と餃子を食べてしまうと、丼に残ったラーメンを食べる。麺があらかた無くなったところで、丼を傾けてスープを飲み干し、完食。餃子を売りにしている割には、それほどの餃子とは思えないのが残念である。とりあえず、お腹はいっぱいになった。
最後にコップに残ったお冷やを飲み干すと、卓上に置かれた伝票を持って、入口脇のレジで代金を払う。ワシントンホテル内にあるので、クレジットカードで支払いができるのは便利である。ちなみに大阪王将ではTポイントが利用できるので、会計時にTカードを提示した。
会計を済ませると、職場に戻った。午前中に引き続き、午後も仕事に精を出す。
夜、仕事にひと区切りがついたところで、帰宅することにした。少し遅く職場を出た事もあるが、帰りの電車の車内は混み合っていて、つり革に掴まるのもやっとだった。この時間帯の電車はいつも混んでいる。今日は早く帰りたかったので快速電車に乗ったが、やはり三鷹まで中央・総武各駅停車線で帰った方が、時間は遅くなるが、体が楽かもしれない。
混雑電車で疲れ果てたところで日野駅に到着した。空を見上げると、鱗状に浮かぶ雲の隙間から暗い空が見えた。