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独り呑み(@かき小屋 築地食堂)

2016年01月30日 | 食べ歩き(独り呑み)


今日は雨のち曇り。今朝は10時過ぎに目が覚めた。カーテンの外を見ると冷たい雨が弱く降っていた。幸い、天気予報にあったような積雪は都心では無かったようだ。今朝の気温は2℃前後で、玄関の扉を開けると空気が冷たく感じられた。
午前中まで降っていた雨は昼前には上がった。日中の最高気温は5℃と朝からあまり気温は上がらず、日中も寒い1日となった。上空はどんよりとした厚い雲で覆われていて、日中も薄暗かった。

今日は緊急事態が発生して、昼過ぎに職場にかけつけた。
全てが終了した頃には既に夜も遅くなってしまった。今日は朝から何も食べていなかったので、今日は少し飲んで帰ることにした。

明日は築地市場は休市日である。いつもはこの時間、産地から荷物を満載した車がひっきりなしに入ってきて、場内の各所で荷下ろしをしているが、今日はそうした風景も見られない。暗い場内を正門まで歩いていった。
正門を出て、築地市場の場外に向かう。夜の築地市場の場外で営業しているのは寿司店チェーンの「すしざんまい」「虎杖」各店である。その中で先日「特上ちらし丼」を食べた寿司店「廻るすしざんまい築地2号店」の隣にある居酒屋「カキ小屋 築地食堂」が開いている。先日も述べたように、築地の冬はカキが美味い。そこで、場外のカキ専門店に行ってみることにしたのである。


店頭には黒板が掲げられている。「本日の産地」「生ガキ 岩手県山田産」と書いてあった。
店に入ると、左手にレジがあり、その奥に味噌汁の入った鍋とお椀が置かれている。本日の味噌汁は「しじみの味噌汁」とのことである。店内には色紙代わりにサインをしたがんがん焼きに使う缶蓋がいくつも掲げられていた。

店の奥に厨房があり、その手前に4人掛けのテーブル席が5卓と6人掛けのテーブル席が2卓ある。各テーブルの上にはコンロが設置されており、各席毎におしぼりが置かれている。卓上には他に箸、レモン汁、ポン酢、醤油、殺菌消毒剤、ビニル手袋が置かれていた。1人であることを店員に伝えると、空いている4人掛けのテーブル席に案内された。席に座り、まずは生ビールと「かきのがんがん焼き」を注文した。
「かきのがんがん焼き」は海水と酒を入れた四角い缶にカキを10個入れ、コンロで蒸し上げた料理である。店員が缶を卓上のコンロに設置し、火をかける。そして、卓上のタイマーを7分にセットした。卓上にはビールと金属製の皿、軍手、金属製の牡蠣剥きナイフが置かれている。


ビールを飲みながらカキが蒸し上がるのを待つ。空きっ腹にビールは応える。何か、別のつまみを頼もうかと思ったが、正直、食べたいものが無い。大丈夫とは思うが、生ガキは避けたいところである。結局、1杯飲み干してしまった。カキが蒸し上がる頃に、もう1杯ビールを追加で注文した。
カキが蒸し上がった。店員が来て、缶の蓋を開けた。中にはカキが10個ゴロゴロと中に入っている。カキの剥き方はメニューブックに書いてあるので、それを参考にして食べるのだが、まずは利き腕と反対側の手に軍手をはめ、その上からビニル袋をはめる。


続いて軍手をはめた手の上にカキの殻の平らな方を上に持って、殻と殻の間に牡蠣剥きナイフを差し込んでテコの原理で殻をこじ開けるのである。中には蒸し上がったカキがその煮汁とともに入っている。


殻に口をつけて煮汁を飲み、続いてカキを食べる。プリプリとした食感のカキはミルキーな味わいの中に酒の旨みが複雑に入り交じり、ふわふわとしていて美味しい。夢中でカキを食べ、合間にビールを飲んでしまった。食べ終わった殻は各テーブルの足元に置かれた金属製のバケツに捨てた。
缶の中のカキが無くなる手前で、店員を呼んで「カキの釜飯」を注文する。「カキの釜飯」には「本日の味噌汁 飲み放題」が付いている。店員によると「カキの釜飯」は20分ほどの時間を要するそうである。本来ならばここで、更に酒の肴を注文し、酒を飲むのだろうが、これ以上酒を飲むと帰れなくなりそうな気がする。

店の入口近くにある味噌汁の入った寸胴鍋のところに行って、味噌汁を入れてくると、味噌汁を飲む。温かい味噌汁は飲んだ胃袋に優しく染み渡るかのようである。美味しい。


ビールの代わりにお冷やをもらうことにした。店の中程にある棚の上に大きなヤカンが置かれていて、コップが重ねられている。中には冷麦茶が入っていて、これを少し飲んだ。味噌汁の中のシジミを食べながら釜飯を待つ。
しばらくして釜飯が運ばれてきた。釜飯の蓋の上にはタイマーが置かれている。更にお碗としゃもじが添えられた。


タイマーの時間が「00:00」を示したところでアラームが鳴ったので店員を呼ぶ。


蓋を取ると、中には炊きあがったご飯の上に小さなカキが5つほど並んでいた。


しゃもじでカキを潰さないようにご飯を軽くかき混ぜるとお椀によそった。


ご飯はちょっと芯が残っているような感じの固い食感のお米である。量的には少なめである。


カキの釜飯を食べて、味噌汁を飲む。お腹一杯にはなったが、ちょっと水腹のような気がしてならない。

最後にお冷やを飲み干して完食した。
店員を呼んで席を立ち、勘定を済ませて店を出た。

上空を見上げると、雲の合間から暗い空が顔を出している。明日は良い天気になりそうだ。


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