
今日は曇りのち晴れ。今朝は上空に雲が広がっていたが、青空も顔を出している。朝の気温は18℃と昨日よりも高くなったが、太陽が雲に隠れて日射しは弱く、湿った空気がヒンヤリと感じられる。日が昇ってくると次第に青空が広がってきた。
日中は晴れて気温も上昇した。暖かい空気を伴った南風が強く吹いて、昼間の最高気温は26℃と夏日となった。湿度が高くてムシムシとした陽気である。昨日までの梅雨空も束の間で、また梅雨が中休みに入ってしまったようだ。
明後日の土曜日に急遽、出勤することになり、そのための打合せで今日は帰宅が遅くなってしまった。仕事の帰りに夕食を食べて帰ることにして築地市場正門を出て新大橋通りを築地本願寺方面に歩いていく。市場橋交差点を左折して銀座方面に行き、銀座みゆき通りに入った。銀座みゆき通りを歩いて昭和通りを越え、更に銀座方面に行く。3つめの角を左折して三原通りを新橋方面に向かうと、やがて左手に先日「芳醇鴨そば」を食べたラーメン屋「九代目けいすけ」の看板が見えてくる。
ラーメン屋「九代目けいすけ」のあるビルの隣のビルの1階に油そば屋「油組総本店 銀座組」がある。今日はこの店に入店することにした。
店に入ると、入口左手に券売機があって、ここで食券を購入する間口の狭い店内は奥行きがある。入口から見て右手に厨房があり、厨房に面して一直線上にカウンター席が8席配されている。
空いているカウンター席に座ると、店員が冷水の入ったコップをテーブル上に置いたので、食券を店員に手渡した。注文したのは「辛味噌油そばW盛り」「スペシャルトッピングB」である。麺の量は油組総本店の他店と同じで並盛りが160g、大盛りが240g、W盛りが320gとなっていて、全て同価格となっている。
無料トッピングは「柚子こしょう」を注文した。「スペシャルトッピングB」はチャーシュー2枚とねぎゴマ、半熟玉子のトッピングセットである。店員からかみエプロンが必要かと聞かれて、不要と答えた。
注文を終えるとお冷やを1杯飲んで、カウンターテーブルの上にあるお冷やのポットから空のコップに冷水を注いだ。卓上にはお冷やのポットの他にラー油と酢、ブラックペッパーグラウンド、辛味、刻み玉ねぎといった調味料や薬味に加えて、箸と楊枝、ティッシュボックスが置かれている。
やがて「辛味噌油そばW盛り」がカウンターの中から出された。
麺は中太麺で麺の上に刻みチャーシューが4本とチャーシューが2枚、刻み海苔、メンマ、ネギごま、温玉が載っている。
まずはラー油と酢を丼の周囲に4周程度廻し入れて、麺とタレ、ラー油がよく絡むように混ぜる。丼の底には唐辛子の入った味噌ベースのタレがたっぷりと入っていて、麺がまんべんなく茶色に染まるようにかき混ぜる。温玉が崩れて麺に絡んだ。
麺と具が適度に絡まったところで麺を食べる。コシのある中太麺はつるつるとした食感で美味しい。麺に載せられたチャーシューは柔らかく、脂身が甘い。一方刻みチャーシューはツナのような食感で、麺に絡まって口の中に入ってくる。
辛味噌は強烈な辛さで油そばにパンチを効かせている。しかし辛さの中にコクのある旨みが感じられて美味しい。
途中で「柚子こしょう」を投入する。
柚子コショウの爽快な辛味が辛味噌に加わって、また異なった風味の油そばとなった。2種類の辛味が麺に絡んで口の中に入ってくる。これは美味い。
麺をあらかた食べ終わると、丼の底にタレが残った。ここに刻みタマネギをたっぷりと投入すると、タレにタマネギをよく絡めて余さず食べてしまった。
美味しかった。満腹である。
コップに残ったお冷やを飲み干して、店を出た。
帰宅したのは深夜になってしまった。