( 熱海旅行(2日目)(MOA美術館・起雲閣) から続く )
喫茶室「やすらぎ」に入る。
起雲閣の庭に面した喫茶室は厨房に面してカウンター席が6席直線上に配されている他、6人掛けのテーブル席が2卓と4人掛けのテーブル席が1卓ある。店員に「お好きな席にどうぞ」と言われて4人掛けのテーブル席に腰を下ろした。
卓上にはコーヒーシュガーとシュガーの2種類のシュガーポットとラミネートされたメニューが置かれている。メニューは「お抹茶と和菓子」「起雲閣ブレンド珈琲とクッキー」「起雲閣ブレンド珈琲」「熱海紅茶~だいだいマーマレードを添えてロシアンティー」「紅茶~ストレートティー、ミルクティー」「オレンジジュース」「アイスコーヒー」「アイスティー」「クッキー」「クラッカー&だいだいマーマレード」で構成されている。
自分の注文したのは「お抹茶と和菓子」である。お抹茶は温かい抹茶か、冷たい抹茶が選べるということで、冷たい抹茶を注文することにした。今月の和菓子は水まんじゅうとのことである。
しばらく待っていると、抹茶と和菓子が載せられたトレーが運ばれてきた。
抹茶はグラスに注がれたアイス抹茶に氷が浮かべられている。アイス抹茶にはストローが添えられていて、添えられたストローを挿し込んだ。
和菓子の水まんじゅうは昨日お茶をした間瀬CAFEなど熱海市内に店舗や喫茶を展開している老舗和菓子舗「間瀬」の商品で、吉野葛と寒天の透き通った生地にこしあんをしのばせている。
紙おしぼりで手を拭くと、まずは抹茶をストローで飲む。冷たい抹茶は抹茶の上品な苦みと風味が美味しい。抹茶を少し飲むと、水まんじゅうを食べる。水まんじゅうを口に入れると、ぷるんとした食感とこしあんの落ち着いた甘さが味わえた。この甘さが残っている内にアイス抹茶を飲んだ。
アイス抹茶を飲み干すと、少し体も冷えて、落ち着いた気分になった。汗もひいて、むしろ濡れたTシャツが店内の冷房で冷たく感じられる。窓の外に目を向けると、庭の芝の緑が濃く見える。
今日は熱海の花火大会があるので、早めに旅館に戻ることにしている。この後は庭を見てから熱海駅に出て、土産物を買って旅館に戻る予定である。少し休憩をして歩き疲れた足を癒すと、店を出ることにした。
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