
師走初日の今日は曇り。今朝は上空を厚い雲が覆っていて、日射しの無い朝となった。昨日から降り始めた雨は深夜に止んだ。路面はしっとりと濡れていて、湿度も高い。朝の気温は8℃で風は弱く、湿った空気がヒンヤリとしている。
日中も雲が多くてスッキリとしない空模様となった。日射しはほとんど無く、北よりの風が吹いて、空気が冷たく感じられる。昼間の最高気温は10℃と朝からあまり気温が上がらず、この時期らしい寒い1日となった。
今日は夜、新宿で酒席があって、これに出席する。酒席は夜8時には終わり、その後散会となった。新宿駅から電車に乗って帰宅の途に着いたが、どうもまだ食べ足りない。そこで〆のラーメンを食べて帰ろうと、東中野駅で電車を降り、西口改札を出て山手通りを歩いていく。途中、早稲田通りと交差する信号を右に折れて高田馬場方面に歩いていくと、右手に「台湾味噌ラーメン」を食べたラーメン屋「こーしゅん」の赤い看板が見えてくるが、その手前に黒字に黄色い文字で「究極のにぼし味噌らーめん 人間ばんざい」と書かれたラーメン屋「人間ばんざい」がある。今日はここで〆のラーメンを食べることにした。
店に入る。入口左手に券売機があり、ここで食券を購入した。メニューは「究極のにぼし味噌らーめん」「週替味噌らーめん」「味噌つけめん」「醤油らーめん」「しおらーめん」とトッピング、ドリンク、ご飯で構成されている。ちなみに「週替味噌らーめん」の今週は「赤みそらーめん」とのことである。券売機の上には紙エプロンが置かれていた。
食券を購入すると、空いているカウンター席に腰を下ろした。店内は右手に厨房があり、厨房を囲むようにL字形にカウンター席が12席配されている。
食券をカウンターの上に置いて、料理を注文する。注文したのはベーシックに「究極のにぼし味噌らーめん」とした。ラーメンは味の濃さ、麺の固さ、油の量を変更できるようだが、全て普通でラーメンを注文した。
ラーメンを注文すると、カウンターの上に重ねられているコップを1つ手に取り、同じくカウンターの上に置かれているお冷やのポットから冷水をコップに注いだ。まずは1杯お冷やをあおった後、更にコップに冷水を注いで、卓上に置いた。
カウンターテーブル上には醤油とラー油、酢、ブラックペッパー粗挽き、一味唐辛子、豆板醤、ミル付白ごま、おろしにんにくといった薬味や調味料が並んでいる他、箸と楊枝、メニュー、髪留め、ティッシュボックスが置かれている。
しばらくしてラーメンがカウンターの中から出された。
「究極のにぼし味噌らーめん」の麺は中細麺でドロリとした煮干し味噌スープに浸かっている。麺の上にはチャーシューが1枚とモヤシ、メンマ、キクラゲ、刻みネギが載っていて、海苔が1枚添えられている。
まずは添えられたレンゲでスープを飲む。スープはモヤシを味噌で炒めて作ったスープにごま油と白ごまで仕上げている。味噌は赤味噌と白味噌の独自のブレンド味噌で、煮干しの旨みのするスープは濃厚な味噌スープはややこってりめである。濃厚であるには違いないのだが、濃厚な味噌スープなのだが、味噌と煮干しの味が一体化していないというか、しっくりとこないのは残念である。
続いて麺を食べる。札幌製麺製の中細麺はもちもちとした食感で美味しい。麺を食べていると、麺にキクラゲやメンマ、モヤシ、刻みネギが絡んで口の中に一緒に入ってきた。海苔はスープに浸かってそのまま麺に絡んで麺と一緒に食べてしまった。
小さめのチャーシューは脂身が多くて甘い。とろけるように柔らかい食感である。チャーシューはあっという間に無くなってしまって、あとはひたすら麺をすすった。
麺があらかた無くなったところでスープを飲み干して完食する。かなり体も熱くなった。お冷やをもう1杯飲むと、空になったコップと丼をカウンターの上に上げた。席を立って店を出る。
店の外の夜気がヒンヤリと感じられて気持ちよかった。
天頂には月が明るく光を放っていた。明日は晴れそうである。