
今日は曇り後雨。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、日射しの無い朝となった。今朝の気温は17℃で北よりの風が吹いている。今日は暦の上では二十四節気の霜降である。秋が一段と深まり、霜が降りる頃とされているが、今朝はそれほど寒くは感じられない。ただ、湿度が高くて、ヒンヤリとした空気がシメシメと感じられた。
今日から1泊2日で岡山に出張する。朝、いつもとは反対の高尾行きの電車に乗って、八王子駅で横浜線に乗り換えると、新横浜駅から新幹線のぞみに乗って岡山に向かった。岡山駅に到着したのは10時24分である。駅改札を出ると、外は雨が降っていた。
会議に行く前にお昼を食べていくことにした。駅東口に出ると、地下街を歩いてイオンモール岡山に向かう。エスカレーターで7階のレストランフロアまで上がると、ちょうど11時を過ぎた頃だった。入店したのはあなごめし・瀬戸内 海鮮料理「めじろ屋 本店」である。
店に入ると、店員が出てきて窓際の席に案内された。卓上には醤油と山椒、箸、楊枝、紙ナプキン、コールボタン、お冷やのポットが置かれていて、メニューが広げられている。席に座ると紙おしぼり、お冷やが運ばれてきた。
メニューを広げる。メニューは各種「丼ぶり物」「御膳」「お重・石焼」「寿司・そば」「一品料理」「甘味」「飲み物」等で構成されている。
店員を呼んで、料理を注文する。注文したのは「焼きあなごめし御膳 特上」である。ちなみに「焼きあなごめし御膳」には「特上」と「上」がある。店員にその違いを聞くと、ご飯に載っているアナゴの量が異なるとのことである。更にご飯大盛りで注文した。
お冷やを飲みながら料理ができるのを待つ。しばらくして、料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。トレーの上には「焼きあなごめし」と取り皿、レンゲ、薬味が2種類、ミニサラダ、刺身、お新香、お椀、ミニわらび餅が載せられている。その他にポットに入ったお茶漬け用出汁が添えられた。
「焼きあなごめし」は大きな丼にご飯が盛られ、その上にあなごが15切れ載せられていて、隅に大葉を敷き、ガリを載せている。身厚なあなごには秘伝のタレがかけられている他、ご飯にもタレがかけられている。米は岡山県産の朝日米にもち米をブレンドさせているとのこと。また、秘伝のタレはあなごの身と骨から取った出汁を加え、特製のたまり醤油とみりんをじっくりと煮込んで作っているとのことである。
薬味は刻みネギと白ごまである。
お椀は味噌汁で、中には巻き麩とワカメ、豆腐、ネギが入っている。
ミニサラダは大根の千切りと水菜が器に盛られて、カットミニトマトと海藻のパスタをトッピングし、青じそのドレッシングがかけられている。
刺身は大根のツマを盛った上に大葉を1枚敷き、鯛の切り身が2枚と鰹のたたきが2枚載せられていて、おろしわさびが添えられている。
お新香はキュウリとダイコンの漬物で、糸昆布が絡められている。
デザートのミニわらび餅は抹茶のミニわらび餅が3個で、抹茶粉が振りかけられていて、生クリームが添えられており、小さいフォークが添えられている。
トレーにはお茶漬け用出汁の入ったポットが添えられた。
まず、箸をとって、刺身皿の小さな窪みに醤油を垂らした。
続いてお椀の味噌汁を少し飲んだ。今日は朝、新幹線の中でパンとブラックコーヒーで朝食を取っただけで、家を出てから5時間くらいを過ごしてきたこともあり、空腹の胃袋に味噌汁が染み渡るように美味しい。しかも具だくさんでボリュームがある。
味噌汁を少し飲むと、今度はミニサラダを食べる。シャキシャキとした食感の野菜にジューシーなカットミニトマトと春雨のような食感の海藻パスタの組み合わせが美味しい。青じそドレッシングでさっぱりと食べることができた。
いよいよ、「焼きあなごめし」を食べる。メニューにあるように、まずは添えられたレンゲでご飯を取り皿によそい、あなごを5切れほど載せて、そのままご飯をかきこむ。
炭火で香ばしく焼かれたあなごは皮面はパリッとしている一方、身はふんわりとした食感が楽しめる。ちなみにあなごを焼くときは、あなごを三度、秘伝のタレに漬け込んで焼いているとのことである。ふっくらと炊かれたご飯はもちもちとした食感で、濃厚な味わいのタレは淡泊なあなごの旨みと甘みを引き立てていて、ご飯が進んだ。
「焼きあなごめし」を食べながら刺身を食べる。醤油におろしわさびを溶かすと、刺身をわさび醤油に浸けて口に運ぶ。刺身は小振りな大きさながら、鯛も鰹のタタキも身厚でボリュームがある。まずは濃口の醤油に鯛の刺身を浸けて、口に運ぶ。鯛の刺身はもっちりとした食感で柔らかく、淡泊な旨味が口の中に広がった。鰹のタタキはもっちりとした食感で赤身の旨味が濃厚で美味しい。刺身を食べてしまうと、ダイコンのツマと大葉も食べてしまった。
2杯目の「焼きあなごめし」は薬味の刻みネギと白ごまを振りかけて、お茶漬け用出汁をかけて食べる。お茶漬け用出汁は魚介系の上品な旨味が感じられて美味しい。サラサラとご飯をかきこみながら、あなごを頬張った。刻みネギのシャキシャキとした食感と香ばしい白ごまのプチプチとした食感がアクセントになっている。箸休めにお新香を食べながら、「焼きあなごめし」のお茶漬けを楽しんだ。
3杯目の「焼きあなごめし」は残りのご飯を全て取り皿に盛り、あなごを載せて、卓上の山椒を振り、更に残った刻みネギと白ごまを全てあなごの上に載せて食べる。甘辛いたれのあなごに山椒のピリッとした辛さがアクセントになっていて美味しい。丼に残ったガリや大葉、お新香を箸休めに食べながら、「焼きあなごめし」をかき込んだ。
「焼きあなごめし」を食べてしまうと、お椀に残った味噌汁を飲み干した。
最後にデザートのミニわらび餅を食べる。ミニわらび餅に生クリームを載せて口に運んだ。わらび餅はツルンとした食感で、モチモチとした食感で美味しい。生クリームが濃厚ミルキーな甘さを添えている。
わらび餅を食べてしまうと、店員さんが熱いほうじ茶を出してくれた。
わらび餅の余韻を楽しみながら、ほうじ茶を飲み干して完食。美味かった。満足である。
伝票を持って席を立ち、店の入口で代金を払って店を出た。
お昼を食べた後は3階に降りて、イオンラウンジでお茶をしながら荷物の整理をする。日中は雨脚が強くなったり弱くなったりしながら、絶え間なく雨が降る生憎の陽気となった。昼間の最高気温は19℃で冷たい北よりの風が吹いている。湿った空気がヒンヤリと感じられた。
その後、会議が行われるビルに向かった。
夜は懇親会があり、これに出席する。
雨が降っているということもあり、中締めが済むと、1次会で会場を後にする。傘を差して宿泊予定のホテルに向かった。