
今日は曇りのち雨または雪。今朝、目が覚めてカーテンを開けると、空には厚い雲がかかっていて空が暗く、路面がしっとりと濡れていた。未明に弱い雨または雪が降ったようである。
朝には雨は降っていなかったが、粉雪のような小雪が舞っていた。冷たい空気で雲の一部が凍って落ちてきたかのような印象のする雪である。朝の気温は1℃で風は無いものの、空気が冷たくて冷蔵庫の中にいるような陽気となった。
今日は一旦、職場に出勤したが、午前中に新宿で会議や打合せがあるため、1時間ほどデスクワークをしてから出張のため外出する。
予定を終えるとお昼を食べて職場に戻ることにした。新宿駅に通じる地下道を歩いて地下街「京王モール」に入った。以前に「抹茶アイスと小倉あんの和風パンケーキ」を食べたカフェ「カフェルノアール」の2軒隣に昨年11月1日にオープンしたラーメン屋「つけめん TETSU 京王モール新宿店」に入店する。
店に入るとすぐ左手に券売機があって、ここで食券を購入して店内を進んだ。店内は入口から見て右手に厨房があって、これを囲むようにL字形にカウンター席が21席配されている。店員がカウンター席の1つにお冷やを置いて、その席に座るように指示した。席に座ると食券を店員に渡して料理を注文した。
注文したのは「まぜそば」「大盛」である。ちなみに「まぜそば」には特盛は無い。また麺の量は並盛200g、大盛300gとなっている。
店員に「ニンニクを入れて良いか」と聞かれて頷いた。考えてみれば、これから午後、職場に向かうので、ニンニクはちょっとまずかったかもしれないと思いつつも、まあいいかと肯定的に考えた。注文を済ませると鉄製のレンゲの載った小皿が出された。料理が出るまでお冷やを飲んで待った。
テーブルの上には酢と一味唐辛子、ブラックペッパー、揚げネギといった調味料や薬味の他、箸と楊枝、お冷やのポット、かつおだしのポット、紙ナプキンが置かれている。
まもなくして「まぜそば」「大盛」がカウンターの中から出された。続いて陶器の器に入ったタレが別に出された。
「まぜそば」の麺は極太麺で麺の上には角煮が1つと茹でキャベツ、茹でモヤシ、メンマ、揚げ玉、鰹ぶし、ミツバ、刻みネギ、刻んだ生ニンニクが載せられている。
添えられたタレは醤油ベースで背脂と生玉子が浮かんでいる。
さっそく「まぜそば」を食べる。こんなに具が多くて、しかも極太麺なので、「まぜそば」といいつつ、最初に麺と具を混ぜられないのはよく分かる。少しずつタレを垂らしながら麺と一緒に具を食べていくことにした。
うどん用粉とパン用粉をブレンドしたTETSU専用粉「TETSU-102」を使用しているという麺はもちもちとした食感で、コシがある。小麦の香りに加えてボリュームがあって美味しい。生玉子と背脂が麺をコーティングしてまるで太麺のカルボナーラを食べているかのような味わいである。
麺の上に載せられた具はタレで麺と一体感が生まれ、麺と一緒に口の中に入ってくる。唯一、角煮だけが麺に絡まないので、角煮を食べながら麺を口に運んだ。赤身と脂身が半々の角煮は脂身はトロリとした食感で甘く、赤みは口の中でホロホロと崩れるように柔らかく、しっかりと味が染み込んでいて、味が濃い。
麺をあらかた食べ終わると、卓上にあるかつおだしのポットからスープ割りを丼に適量注ぎ、よくかき混ぜて飲み干して完食した。結構、お腹もいっぱいになった。満足である。
コップに残ったお冷やを飲み干すと、席を立って店を出た。
職場に戻るために地下鉄に乗った。空いている席に座ると、午前中の精神的な疲れとお昼を食べた満腹感から睡魔が襲ってきて、ぐっすりと寝てしまった。目が覚めたのは汐留駅を出た直後である。
職場に戻ってからは事務所で仕事に没頭する。夜も遅くなってきて、帰宅することにした。外は細い雨が降っていて、北風が強く吹いている。気温もぐっと下がって凍えるような寒さである。横着して傘を差さずに帰宅したら、だいぶ濡れてしまった。