今日は雨のち曇り。心配していた台風10号の進路はだいぶ東にそれて、関東への上陸・通過は無かったものの、台風に伴う雨雲が関東にかかって、今朝は朝から雨が降り続いている。朝の気温は25℃を若干下回るくらいだが、北風が吹いている上に雨が降っていて、それほど暑さは感じない。むしろ涼しく感じられるくらいである。
昨日は１日ゆっくりと過ごしていたが、今日から仕事である。気持ちを引き締めて家を出た。
雨は昼前に上がった。北の空には雲の合間から青空も見えていて、路面も少し乾いてきた。日中の最高気温は28℃で湿度も高く、空気がムシムシとしている。しかし、日射しが無くて凌ぎやすい陽気となった。
今日は夕食を食べて帰ることにした。職場を出て新橋駅に出た。新橋駅烏森口から西に延びる烏森通りを歩いてニュー新橋ビルの西側に出ると、新橋柳通りを北に歩いていく。右手に先日「ロースカツ定食」を食べたとんかつ専門店「かつや 新橋店」が見えた。その左隣にからあげ専門店「からやま」の看板が見える。今日はこのからあげ専門店「からやま 新橋店」で夕食を食べることにした。
からあげ専門店「からやま」はとんかつ専門店「かつや」と浅草に本店のあるからあげ専門店「からあげ 縁」とのコラボレーションから誕生した唐揚げ専門店である。メニューは定食、丼といったセットメニューや単品メニュー、ドリンク、サイドメニューで構成されている。
からあげ専門店「からやま 新橋店」の入口は２つあって、ニュー新橋ビルの外側から入ると左手に券売機があり、ここで食券を購入する。なお、ビルの内側の入口には店の外に券売機があって、そこで食券を購入して店内に入る仕組みである。
店内は店の中央に厨房があり、厨房を囲むようにカウンター席が20席配されている。空いている席に座り、食券をテーブルの上に置いた。
注文したのは定番メニュー「からやま定食（松）」である。「からやま定食」には唐揚げの個数で梅（４個）、竹（５個）、松（６個）の３種類がある。初めて入る店だが、たっぷりと唐揚げを食べたかったので、奮発した。店員が「ご飯大盛り無料です」というので、当然ご飯を大盛りで注文する。
料理を注文するとすぐに店員が冷麦茶の入った湯呑みを持ってきた。冷麦茶といっても少々ぬるい。常温に近い感じの冷麦茶である。
テーブルの上にはゴマドレッシングとお新香（沢庵）の入った壷、箸、楊枝、紙ナプキンが置かれている。
料理はすぐに運ばれてきた。メニューはいろいろとあるが、唐揚げを基本メニューにしているので、厨房の中では次から次へと揚げているようだ。だから、料理が出てくるのも早い。
運ばれてきたトレーの上には唐揚げの盛られた皿とご飯、味噌汁が載せられている。
唐揚げの盛られた皿には千切りキャベツが盛られ、その周囲に特大の唐揚げが６つ盛られていて、マヨネーズがトッピングされている。
並盛りのご飯の量は分からないが、それにしても山盛りにご飯が盛られているのが良い。腹が減っていることも手伝って美味そうである。
味噌汁はとろろ昆布が入っていて、刻みネギが浮いている。
まずは味噌汁を少し飲む。中に入っているとろろ昆布はたっぷりと入っていて、ちょっと驚いた。なかなかボリュームがあって美味しい。
続いて千切りキャベツに卓上のゴマドレッシングをかけて食べる。ざく切りに近いキャベツの千切りはしんなりとしていて柔らかい食感である。キャベツの存在感が味わえるのが良い。
いよいよ唐揚げを食べる。唐揚げの衣はカリッとした食感で少々固いくらいの歯ごたえである。その衣ごと何も付けずにかぶりついた。中に閉じこめられた鶏もも肉は程良くジューシーで、旨みが閉じこめられている感がある。これは美味しい。
続いてマヨネーズをたっぷりと浸けて食べた。マヨネーズの酸味がサッパリとした味わいとなって鶏の旨みが口の中に広がった。唐揚げを食べながらご飯をかき込む。これは唐揚げ１個で結構ご飯も進みそうだ。
マヨネーズもだんだんと心許なくなってきたので、ゴマドレッシングをかけてみた。ゴマドレッシングの濃厚な風味に唐揚げもまたよく合う。やばいくらいに美味しい。ふと気づくと、唐揚げを３つ残してご飯が無くなってしまった。ご飯をお代わりしようとしたが、そこは思いとどまって、唐揚げを堪能することにした。
唐揚げを食べながらお新香の沢庵をボリボリと食べる。ちょっとした箸休めである。唐揚げが大きいので、３つ食べていると飽きが来た。ビールがあれば、つまみになったかもしれない。
唐揚げを全部食べてしまうと、最後に味噌汁を飲み干して完食。美味かったし、満足である。湯呑みに残ったお茶も飲み干すと、席を立って店を出た。
店の外で空を見上げると、上空を覆っていた雲が次第に取れて、暗い空が広がっていた。気温もぐっと下がってきて、心地よいくらいの南風が吹いている。めっきりと秋らしい陽気となってきた。
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