
今日は雨。今朝、出勤のために家を出ると外は強い雨が降っていた。気温は21℃と昨朝とあまり変わらず、湿度の高いムシムシとした朝である。
雨は午前中に激しく降ったが、午後になって勢いは弱まった。日中の最高気温は23℃とあまり上がらなかった。寒くはないが、湿度が高くて不快な陽気である。
今日は夕食を食べて帰ることになった。中央線快速電車に乗って立川駅で下車すると、改札を抜けて駅南口にある立川アーバンホテル1階にあるらーめんたま館に足を運ぶ。今日は入口を入って左手奥に位置するラーメン屋「立川マシマシ」でラーメンを食べることにした。
この場所は以前ラーメン屋「南木商店」があった場所である。店の配置は以前と変わっていない。正面の柱に設置されている券売機で食券を購入し、空いているカウンター席に腰を下ろした。店は厨房を囲むようにカウンター席が15席コの字形に配されている。
席に座ると、食券をカウンターの上に置いた。注文したのは「中ラーメン」。ちなみにメニューは大ラーメン(麺450g)、中ラーメン(麺300g)、小ラーメン(麺200g)、ミニラーメン(麺150g)の他、大つけ麺(麺600g)、中つけ麺(麺450g)と、トッピング、ドリンク等で構成されている。ラーメンは中ラーメン、小ラーメン、ミニラーメンが同価である。非常に迷ったのだが、以前、ラーメン屋「郎郎郎 八王子店」で食べた「らーめん」は並盛で麺の量が300gあったことを思い出し、同価で食べられるもっとも麺の量が多い「中ラーメン」としたのである。
ラーメンを注文すると、券売機の裏にコップとレンゲが置かれているのに気付いて、コップを1個手に取り、カウンターの上にお冷やのポットから冷水を注いで席に座った。テーブルの上には唐辛子、コショウ、醤油、酢といった調味料に加えて、箸立てと楊枝が置かれている。
やがて、店員が「ニンニク入れますか」と聞いてきたので、無料のトッピングのコールをする。無料トッピングはヤサイ(少なめ、普通、マシ、マシマシ)、ニンニク(少なめ、有/無、マシ、マシマシ)、アブラ(少なめ、普通、マシ、マシマシ)が用意されている。更にお好みでスープの味もカラメと味うすめに調節できる。
目の前の張り紙には「初めての方は、マシ・マシマシはご遠慮ください。」とある。確かに、今回麺の量は300gとかなり多めだ。しかもヤサイの量は普通でどれくらいあるのか、見当が付かない。周囲を見回すと、ヤサイ少なめで注文する人が多いくらいである。普通でもそれなりの量が載っているに違いない。いろいろと考えて、結局、ヤサイ普通ニンニク少なめアブラ普通でコールしてしまった。
やがて、ラーメンがカウンターの中から出された。二重に重ねられた丼はスープのこぼれを受けるためのようである。
麺は中太麺で豚骨醤油スープに浸かっている。麺の上には茹でモヤシと茹でキャベツが山盛りに盛られていて、その上から豚の背脂がかけられている。ヤサイの山の麓に刻みニンニクとチャーシューの固まりのような豚が1個添えられている。
ヤサイの盛りは危惧したほどではなかった。ヤサイ普通でラーメン屋「郎郎郎」のヤサイ多め、あるいはラーメン屋「らーめん大」の野菜多めくらいの量である。それでも横から見ると、それなりの量ではある。
最初にヤサイを食べる。ヤサイをスープに浸けると、しんなりとしたヤサイを口に放り込む。なかなか美味しい。これならヤサイマシでも良かったかな。ヤサイをあらかた片づけると、麺が見えてきた。
三河屋製麺製の麺はコシがあってモチモチとした触感である。1本1本がボリューミーであるのに加えて、300gの麺の量は結構な量に見えた。ちょっと焦ってしまったが野菜が少なかった分、麺はどうにか食べ切れそうである。
麺を食べながら豚を食べる。豚は1センチくらいの厚みがあろうかとも思えるようなチャーシューというよりは塊のような肉である。予想に反して、スープを吸って柔らかい食感である。赤身と脂身が半々で味が良く染み込んでおり、ちょっと味が濃い印象を受けた。チャーシューを食べながら、麺を啜った。
麺を食べている内に、ニンニクが次第にスープに溶けだしていったようである。スープは表面に背脂が浮いてこってりめだが味が薄目で、旨みが前面に押し出されているようでなかなか美味しい。ニンニクが溶けだして、スープにコクとパンチを与えているようである。
麺をあらかた食べ終わったところで、レンゲでスープを掬って飲んでいたが、面倒くさくなったので、内側の丼を持ち上げてスープを飲み干して完食した。最後にお冷やも飲み干すと、空になった丼とコップをカウンターの上に載せて、席を立った。
らーめんたま館を出て、駅へ歩いていくとだんだんと満腹感を感じ始めた。やっぱり結構な量だったのだ。野菜マシにするなら小ラーメンにした方が良いかもしれない。もっとも次回、行くことがあれば、だが。
夜になってまた雨が強く降り始めた。風は無かったが、家に着く頃にはかなり濡れてしまった。