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◇ERP◇ 独SAPが06年度第2四半期の業績を発表

2006-07-23 06:15:49 | ERPニュース


 独SAPは06年第2四半期の業績を発表した。これによると総売上高は前年同期比9%増の22億ユーロであった。また、06年度通年の製品売上げは前年度比1315%増、ソフトウエア関連の売上げは同15-17%を見込んでいる。

 <短評>SAPの快進撃が止まらない。同社は業界アナリストの調査結果として、コア・エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウエアにおける世界シェアは今期も増え続け、06年度第2四半期末において21.7%となったことを明らかにした。一時 期は“ERPの終焉”などという言葉が聴かれるなど、これまで同社を取り巻く環境は必ずしも順調であったわけではない。しかし、現在のソフト業界での存在感は、マイクロソフト、グーグル、オラクルと肩を並べるほどになっている。この原因は、徹底したSIベンダーとのパートナー戦略につきる。国産メーカーは傘下のSIベンダーに依存して広がりが限られる。これに対してSAPは全ベンダーと平等に付き合え、これが同社のシェアを拡大する源泉となっている。
http://www30.sap.com/japan/Company/Press/Press.epx?PressID=6532