しあわせになるために・・ ~特別養子縁組~

’10年6月に我が子となるマルチャンを迎え11年5月に戸籍上も我が家の『長男』となりました。そんなこんなの親バカ日記です

マルチャンと公園デビュー

2010-06-02 23:57:57 | 乳児院実習
ようやくマルチャンと二人きりの2時間外出ができました。

一日目はマルチャンが入眠してしまい、
二日目は出かけようと支度をしてお部屋にあがってきた頃に大雨が降ってきて・・・

ごめんね、マルチャン。。( ̄▽ ̄;)
お母さんは雨女やねん

その日はテレビのある部屋の休憩室で遊びました。

子どもたちのお部屋はテレビも触れないように高いところにあったりするので
テレビを触るのも、リモコンを触るのも初めて。

テレビの画面のところに行き、
ジーっと見たり、
「箱(テレビ)の中に人が入ってる!?」と思うのか?後ろのブラウン管の方にまわって
アレレ???という表情。。

アンタ、明治の人かっ!!(笑)

お部屋で一緒におやつを食べたり、ジュースを飲んだり、
チャングム(韓国ドラマ)を観たり・・。

それはそれで楽しかったです。


3度目の正直で今日こそ外へお散歩に行けました♪

時間は2時間

とりあえず園から徒歩10分ほどの公園に行きました。


マルチャンはつたい歩きはできるけど
まだ立っちがちゃんとできないし、
この前、園庭でお兄ちゃんたちと砂遊びに参加したら
砂を口に含んだりしたので
遊具などでは遊ばせず
バギーに乗せたままおやつを食べさせたり、ミルクを飲ませたりしました。

すると、小学4、5年生くらいの女の子数人がやってきて
マルチャンの顔をのぞきこんで
「ちょっと見て見て~この赤ちゃん、めっちゃかわいい~
と言ってくれました。

そうやろ~そうやろ~

そういってもらえてうれしかったです。

園でもマルチャンは可愛がられていますが
子どもは正直だし、
子どもがいることで人が寄ってくるので
すごいなぁと改めて思いました。

大人だけや、私ひとりで公園に行っても
普通は誰も声かけて来ないもんね。


いい具合に日陰の座れるところに陣取り、
おやつを食べていましたが、
なんか退屈・・・

とりあえず鳩でも呼んどくか~
・・と、マルチャンのおやつをちょっと拝借して
鳩をおびき寄せました。

すると、とたんに鳩の群れが出来て
マルチャンは大興奮()←多分ね

鳩がバギーにまで乗ってきそうな勢いだったので
私が

「ドーーーーーーッ
と大声出し&足踏みで鳩を脅かすと
鳩たちがバサバサと翼を広げて安全なところに逃げる。

マルチャン、大ウケ

また鳩の群れが出来、
私が
「ドーーーーーーッ

鳩がバサバサバサーと退散

マルチャン、大ウケ

それのくりかえしを何度か・・


鳩さんたち、ご協力ありがとうございましたm(_ _)m


そんなこんなであっという間に2時間が経ちました。


マルチャンは
「ドーーーーーーッ
がツボにハマったのか、
しばらく思い出し笑いしてましたよ(笑)

10ヶ月の子でも思い出し笑いとか、するんですね!!

子どもっておもしろいわ~


明日も(もう今日だけど)2時間外出があります。

今度はどこに行こうかねぇ~?


乳児院の子ども達

2010-06-02 23:18:42 | 乳児院実習
実習ではマルチャンと関わるのは当然なんですが、
同じお部屋の乳児・幼児もマルチャンを含めて(その日にもよりますが)
だいたい8人~9人くらいいるのですが、
それに対して職員が2、3人しか居ないんですよね・・。

だから全員に手がまわるはずもなく、
ねんねの子なんて、泣いてても結構放ったらかしなことが多いし
よっぽど長く泣いていなければ
「どうしたの~?」と寄って来れない状況です。

私も週末里親でYくんと関わってた関係や
里親認定前研修で行った施設など、今のところで4つ目なのですが
圧倒的に一番職員の数の少なさを感じます。

実習中もマルチャンの担当の先生が居ないときは
私もあまり構ってもらえません。(^^;)

聞きたいことがあってもすぐに聞けなかったり、
まぁ、私もこれからひとりでやっていくことになるので
がんばってやってみて、それでも出来なかったりわからなかったりしたら
聞きに行ったりしますが
先生たちも忙しいから・・・と遠慮してたりしてたんですけど
そんな忙しい中、先生たちも気には止めているんだけども
なかなかみんなの面倒までは見れないので申し訳ないです・・・
・・と、ある先生に言われたのですが
現場をみると実際問題、どうしようもできないのは見ててわかるので
先生や職員の方々ももどかしい思いをされているのだと思います。

今日もちょうど休憩で一緒になったパートの職員さんとお話した時も
そうおっしゃっていました。

施設がバレバレになってしまうかもしれないけど
ここは宗教法人の施設ではないので何の支援もないし
ボランティアに来てくれる人も圧倒的に少ないようで
スタッフも少ない人数で請け負っているとのこと・・。

そりゃあ子どもたちひとりひとりに関わってあげられないわけですね・・。

ですから、私もマルチャンを抱っこしながら泣いている子のところに行って
なぐさめたり、空いてる手で抱っこしたりしてると
基本、みんな人懐っこいですが
子どもたちは
「この人は抱っこしてくれる!」とわかると群がってきて
大きい子だと膝に乗ってきたり、更には背中に抱きついてきたりします。

私でさえ手が足りなくなってきます(^^;)
(ちなみに足も使って遊ばせます。 総勢5人相手したりしてます)

その中で更に人懐っこい子だと私のもとを離れなくなります。

言ってることがわかる1歳くらいの子だと聞き分けがいいけど
マルチャンくらいの月齢の子は離されるとギャン泣きです。。

この前もマルチャンと同じ月齢の女の子が
私のことを気に入ってくれて、
ひとりになると寂しいのか、私と目が合うと
大粒の涙を流してハイハイをして擦り寄ってくるのです

ガッシと腕を掴んで離しません。

マルチャンとはまた違った心境でキュンキュンします

またその女の子が睫毛が長くて黒目が大きくてパッチリお目目で
お人形さんみたいな顔をしてるんです。

私が微笑みかけるだけでその子も幸せそうにニコ~ってします。

だけど今、私はマルチャンのお母さんとしてそこにいます。

その子が異常に私にばかり執着(?)するので
職員の方々や先生たちが
「A子ちゃん(仮名)、マルチャンのお母さんを自分のお母さんと勘違いしてるんやわ
・・・と
それはマズイ
・・・となって
A子ちゃんは私と顔を合わせないように
今週から他のクラスの教室に移されてしまったようです

私も
いらんことしてしもた・・・と反省。

当然、マルチャンだけを可愛がっていればいいのでしょうけど
私も言うほど子ども好きというわけじゃないのだけど
目の前で泣いてる子がいて放っておくような気には絶対なれないのです。

実習生さんもひとり来てくださってるけど
言われた通りのことしかしないのでイライラします。

(「今、目の前で泣いてる子が居てるやん抱っこしたり~や」)
心の中で叫びます。
(今はちゃんと抱っこするようになりましたけど・・)



乳児院に預けられてる子たちは夕方、お母さんが迎えに来てくれる子も居ますが
そういった子はマルチャンのクラスではたったひとりだけで、
たまに親が面会に来る子が二名のみ・・・

あとはみんなどんな事情で乳児院に入所しているのかわかりませんが、
どうしてこんなかわいい子たちを抱いてくれるお母さんがいないんだろう・・・と思うと
せつなくなって涙が出てきます。

でも私たちが連れて帰れる子どもはマルチャンひとりだけ・・・

せめてA子ちゃんだけでもウチに連れて帰りたい思いですが、
現実問題、それはできません・・。

本当にこの子たちに一日も早く温かい家庭に落ち着く日が来ることを
願って止みません。。。