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スペースファンタジー小説「EP列伝」の著者が、日常のとりとめもない話題を書くブログです。

子供の頃の話

2006-08-30 22:39:11 | 自分のこと
私がまだ小学校に上がったか上がってない頃、
車一台がやっと通れる細い道路で遊んでいたとき、
小型トラックがやって来た。

そこで私は壁際に寄り、気を付けの姿勢でトラックに道を譲ると、
そのトラックは慎重にゆっくり進んでいった。
青い車体が中程まで過ぎ、目の前をまだ読めない漢字で書かれた社名が
ゆっくり流れる。

その時、何か右足に違和感を覚え下を見た。
すると、トラックの後輪外側のタイヤが靴の上に乗っていた・・・。

「え、えー」
慌てて足をどこうとするがビクともしない。
どうしようもないので左足だけを後ろに下げた。
タイヤがゆっくりゆっくり回転し右足の上を通過する。
めきっ、めきっ
音はしなかったかもしれないが、確かにそんな音を聞いた気がした。
タイヤはやっと半分を過ぎる。
ごりっ、ごりっ
足の甲の高いところを過ぎたときはそんな感じ。
不思議と痛みはなく、重さだけを感じていた。
丁度、昔テレビでやっていた超人番組のバスを腹に乗せる人のような状態?

やっと足からタイヤが離れトラックは何事もなく走り去った。

しばらく呆然とした私は足の感触を確かめ、問題ないことが分かり家に帰った。
家族にその話をすると、全然信じてもらえず笑われた。
のんびりしていた、おおらかな時代の話である。


「一言」
20代の頃、何か右足の甲に違和感を覚えたが、
もしかしたらそれが原因かもしれない。→今は問題ない。