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鬼谷子

2021-09-13 | 映画・TV(中国)
やっぱり中国の歴史ドラマは面白い。
恋愛系とかワイヤーアクション系は苦手なので、なんでも見るわけではないが、
今はまっているのは『鬼谷子 -聖なる謀-』。
中国戦国時代、謀略家・縦横家の祖として伝説的な人物の鬼谷子・王禅が、
その類稀なる知略で光と闇の乱世を治めるべく立ち上がるドラマだ。

鬼谷子
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鬼谷子とは諸子百家*1のひとつだが、あまりその記録が残っていない。
書物は鬼谷子の撰とも後世の人が作りだしたとも言われる。
「史記*2」によれば、ドラマ『ミーユエ 王朝を照らす月』に出ていた張儀*3の師と言われているが、よくわかっていない。

*1 春秋戦国時代の学者・学派の総称
*2 司馬遷によって編纂された歴史書
*3 秦の宰相として秦の拡大に貢献した



さて、ドラマのほうは、全52話中、第34話を見終わった。
王禅の掲げる魏の変法は行き詰まり、魏を脅かす楚の変法を阻止するために魏を追われたようにひと芝居うち、楚に入ったところ。
まだこれから過酷な展開が待っていそうで目が離せない。
後宮ドラマのような煌びやかなところはないうえに、残酷な場面が結構あるので、好みが分かれるところかも。
そして後でも触れるが、イケメンは殆ど出てこない。
私はこのほうが好きなのだが、目の保養にと思う人には向かない。


主人公の王禅は、はじめはあんまり好きなタイプじゃなかったが(聞いてないって?w)
魏の宰相になる少し前あたりから、なんだかとっても素敵になっていくのである♡
中の人ドアン・イーホン(段奕宏)は、『項羽と劉邦 King's War』の韓信役だそうで、
またどこかで配信してくれるの希望。

『三国志 Three Kingdoms』の司馬懿役で素晴らしいジジイっぷりを見せたニー・ダーホン(倪大紅)は、女など人とは思わないような残忍な野心家の楚王役。
憎たらしいジジイ役をやらせたら、右に出るものはいないんじゃないかと思う。

王禅に想いを寄せるも男女の駆け引きをせざるを得ない韓の公主・今淑(きんしゅく)は、
普段のメイクはどぎついんだけど、ときおり見せる素の顔がとっても可愛くて大好き。
王禅と両想いの姮娥(こうが)より可愛いと思うんだけどな。
この先辛い局面に向き合うんだろうなと思うと、おばちゃんは今から胸が痛んで仕方ないのだ。
中の人チー・ウェイ(戚薇)は、映画『マンハント』で福山雅治と共演しているとか。見てみたい。




   

先にも書いたが、イケメンはいないが面白い(個人的にツボっている)キャストが結構揃っている。
★『鬼谷子』のキャスト相関図はコチラ

周の天子さまは、女芸人アジアンの細い方の人にそっくりである。
そして目の下のクマがすごくて、メイクなの?小さい目を大きく見せようとしてんの?と出て来る度にツッコミを入れている。
あんなすごいクマは、アメリカ大リーグの選手か天子さまぐらいだと思われる。
そういえば、周の皇宮に間者として送られている田青もクマが酷い。彼は激務なのだろう。

今淑公主の兄・韓王が、脱税騒ぎで干されたお笑い芸人のアノ人に似てるとずっと思ってる。
だらしのない暮らしだとか、もう奴が出てくると、それにしか見えなくて困るw

秦王は、右から左へ受け流す~♪の人に似ている。名前が出てこない、スマヌ。

魏王は、梅宮辰夫のお面をかぶるお笑い芸人に見えることがある。
そして古琴を奏でるため、右手の爪をめっちゃ伸ばしている。
昔は箏爪なんかなかったからだろうが、気になりだすとそこばっかり見てしまうwww


まあとにかく、かなり面白いのである。
華流沼、万歳!



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