25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

コンピュータの創始者

2016年12月17日 | 社会・経済・政治

 だんだんと寒くなってきて、着る衣類も多くなってきた。今年の買い物で重宝しているのが、「毛玉取り機」である。髭そり機みたいなもので、着たままで、セーターなどの毛玉が面白いほど取れる。

 これなどは小さな発明品であるが、と思ってマックで遠い空を見上げた。今この時にも、100年先の技術の基礎となるようなことを思いついてはいる人がいるのかもしれないなあ、と思ったのだった。

 ビクトリア朝時代の詩人バイロンの娘エイダは、情熱をもって、微積分学について、自分のことにも触れている。

  神経系がどこか特異なせいで、私はものに対してほかの人にはない感じ方をします。-----隠れているもの-----目や耳やふつうの感覚器官から隠れているもの-------に対する直感的な知覚です。これだけではほとんど役に立ちませんが、ほかに私には、計り知れない論理的思考能力と集中力があります。(Stevenn Johnson  世界をつくった6つの革命の物語から抜粋)

 19世紀半ば、エイダは架空の「解析機関」の設計図をえがいているチャールズ-バベッジと出会う。そして、バベッジの目的と計画のために、利用する価値があるなら、自分の頭脳はバベッジのものだ、といい放ち、二人はコンピュータの歴史を創始する。

 僕の手元に、保水性の素材をつくるレシピがある。完全な無機質である。これは日本では役立たない。砂漠がないからだ。また井戸水が豊富だからだ。

 ところが、砂漠でこれによってできる材料を使えば、砂漠を農地化することができる。重金属のでる井戸水や汚染された水もこの材料を使えば、気化した湿気から、温度差を調節することで、露から水にすることができる。つまり空中井戸が作れる。

 「出会い」はまだ訪れない。日本で実証するには難しく、砂漠でその素材の効果をみせなければならない。ぼくの生活中でまだ機は熟していないのだろう。そんなこよまで、今日の青い空をみていて思ってしまった。

 人は金のためにするだけじゃない。そうでない人もいる。自分のもてる能力を燃焼させたい。歴史はそういう人によって牽引されていく、と言っても過言ではない。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿