25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

いろいろと

2016年04月27日 | 日記

  筋トレを6日続けて、5分×3回を6日続けたら、7日目はなんだかくたびれてしまって、休むことにした。本当は3日に1度が筋肉作りにはよいと言われているが、それを実感した。

 曽根の知人の宅を訪問したら、奥さんが尻もちをついて腰の骨を圧迫骨折したという。その知人も昨年に転倒して鎖骨や肋骨を折っていた。七十も過ぎると、そんなことが多いのを聞く。

 筋肉は代謝を活発にし、体温を上げ、免疫力を向上させるだけでなく、骨を支える役割もし、特に体幹筋になってくるとバランスは言うに及ばず、呼吸の取り込みなど、内臓にも作用が大きい。

 夕方あたりになると疲労感も抜けてきて、友達と久しぶりに食事に出かけた。二人の共通のよもやま話をし、酒を飲み、最後はそばを食べた。

 こうやって気兼ねなく酒を飲み、語るというのはよい。他にも興味深い話題が最後の場面であり、この首尾一貫の親、兄弟姉妹、奥さんなどに共通した筋の通し方と態度は心強くするものであった。具体的に書きたいが、例として言えば、中国の要人たちが田中角栄に筋をとおして、ロッキード事件でやられようと、日中国交回復を成しとげた彼に敬意を払い出し続けるという気概のようなものである。プライベート過ぎるので、ここではこういう言い方しかできない。二番目のスナックでは知り合いの女性が気前よく奢ってくれたのだった。無事、100%仕事から引退できたことを喜んでいた。

 メロメロになって家に帰ると、「僕のヤバい妻」のビデオを見ていて、こんな世界に住んでいなくてよかったと思った。疑い、奪い、巻きこみ、という世界からは今はほぼ僕は抜けている。その代わりその人間戦みたいな世界に橋下徹や政治家などはいるのだから、よくよくそういう世界からも縁がなくなったものだとも思った。

 考えなければならない思想は、フランスやアメリカでもうもたくなってきた「自由・平等・人権」の思想である。そういう思想が基礎となって憲法や政治制度ができている。経済制度も同様である。この持たなくなってきた思想を越える思想について考えておればよい、と僕は思っている。

 そんなことを思いながら、テレビドラマはつまらなく思え、奨められて読んでいる有吉佐和子の「芝桜」を読んでいたら眠ってしまった。やや二日酔い気味である。