人生は邂逅なり

新たな出会いを求めて

★生きエビでの鯛釣り

2019年05月05日 | 釣り

5月にはいり、フィシングナカハラのカレンダーをめくるとそこには男女群島沖の肥前鳥島(ひぜんとりしま)の釣り場でした。構成する3つの島は北岩、中岩、南岩と呼ばれ、中岩から南岩を望む写真のこの場所こそ、15年前に降り立った磯釣りの桃源郷でした。ここには全く草木は生えていなく、少々の波でも上礁できない低い岩山です。そのうえツルツルの岩のため、ドンゴロスという麻袋を敷いて釣り座を確保します。落ちると急流で自力で這い上がるのは困難を要し、海難事故も多い場所です。当時はクロ(めじな)釣りには考えられない、大きな尾長に噛み切られないように、針のちもとをワイヤーやケプラーという繊維で補強したもので、乱舞しているクロをカツオの一本釣りのように次々と釣りあげたことを鮮明に覚えています。今では韓国や中国との領海問題の一端のようで、国境に面した重要な島が岩と名付けられているので、北小島、中小島、南小島への変更を国土地理院に申請もしているようです。

5月1日がエビ漁が解禁で、5月2日に予約したそのエビを持って桜鯛釣りに行ってきました。今回の皇位継承に伴う10連休前半はぐずついた天気でしたが、後半に入ると穏やかな天気の日が多くなり、本日も多少のウネリが残るものの釣り日和です。

ゴールデンウィークの真っただ中ということで早朝にもかかわらず波止にはたくさんのエギンガーです。

今日の釣友メンバーも、今季初めての生きエビ釣りに期待しています。

帰りには見事な鯛がクーラーに収まることと確信持っての釣りです。

一匹目あまりにも可愛いカサゴ君です。リリースしても死んでしまうのですが、先ほどから空を舞っているカツオドリにくれてやろうと海へ戻すと、すぐさまトンビが掻っさらっていきました。

次は23Cmほどの可愛いがサファイアブルーの美しい鯛です。

ここは、唐津と壱岐印通寺を結び航路です。このお休みで旅客一杯で、乗り降りに時間を要しダイヤも乱れがちなのか、いつもより心なしか急いでいるように思えます。

ウネリに坂本さん少し船酔いかな?

倉田さんと向くんにはアコウ・・・・

船酔いで釣のリズムが狂った坂本さんを見かねて、藤井さんが仕掛けの手直しです。

鯛もアコウも釣りあげリズムが戻ってきた坂本さん。

わたしには相変わらずの小型のマダイとアオハタ・・・・

何やら藤井さんが私の横でゴソゴソし始めました。弁当を買い忘れたようで、小さな魚を3枚に捌いて刺身にして実に美味そうに食べています。少し早く言ってくれれば・・・・私は先ほどお昼を終えました・・・・

いつもの相棒、ライトゲーム CI4+ モデラートとフォースマスター400、もちろんどちらもシマノの製品です。

午後1時過ぎぼちぼち納竿となります。

小型ばかりですが、家で食べる分は十分ですかね。

ここタケノコ掘り連荘の影響でしょうか、右手が神経痛でいつもはわたしが魚を締めるのですが、向くんにお願いしますが・・・・

坂本さんが疲れ切っているようです。

波止には家族連れの釣り人が目立ちます。

藤井さんの奥様はどこかへお出かけ中で、魚は持って帰らないとか・・・・船の成果は全員で公平に分配する仕組みですが・・・・4人で分けて持って帰りますが・・・・いつものように向くんが欲張りな私のクーラーへおすそ分け・・・・藤井さんと向くんありがとね。

釣り餌でまだ生きているシバエビは、素揚げして塩をパラっとしていただきました。これは絶品です。兄ちゃんの酒の肴には持ってこいなのでしょうが・・・・

小さな鯛も孫用にと、三枚に開き中骨まで取り除く細かい作業です。

あっという間に孫たちのお腹の中に・・・・じいじの魚は大好きなのです。

なんちゃい つれんひも たまにゃぁ よかどだい

何にも 釣れない日も たまには いいでしょう。