柳家小蝠…『野球元犬』
《福岡ソフトバンクホークス》
マグナム小林…「バイオリン漫談」
《千葉ロッテマリーンズ》
田辺一凜…『10・19 近鉄 川崎球場』
《大阪近鉄バファローズ》
三笑亭夢吉…『お守り』
《千葉ロッテマリーンズ》
《お仲入り》
真打昇進披露口上
可龍・夢吉・小蝠・神楽・マグナム・一凜・笑松
野球大喜利…<可龍・夢吉・小蝠・神楽・マグナム・一凜・笑松>
タツアンドマツ…「漫才」
(タツ・三笑亭可龍《西武ライオンズ》)
(マツ・春風亭笑松《大阪近鉄バファローズ》)
三遊亭神楽…『球場ほめ』(仮題)
《北海道日本ハムファイターズ》
※お囃子・・・稲葉千秋《北海道日本ハムファイターズ》
今年2度目、通算4度目の「パ愛会」に初参加。
開演前には千秋お姉さん・夢吉さん・マグナムさんが売り子になって、ビールにチューハイ、おつまみなどを“良心的価格”で売り歩いていました。
開演前に一凜さんの声で場内アナウンス。
『公演中、客席への飛び込みやツバなどにお気を付け下さい』
まずは小蝠さん。今日は黒の紋付に“FDH”の文字が入っていました
シーズン中の「パ愛会」、草野球、あぶさんのマクラを振った後、野球マンガ「一発貫太くん」に出てくる戸馳家の犬“野球十兵衛”が人間になりたくて21日間の裸足参りの末に人間になるという内容。
野村監督に出会い「足が速く森谷よりもモノになる」という理由で採用されるのですが、好きな野球選手が「元西武の犬伏稔昌と犬飼三兄弟」、好きなチームは「高知ファイティングドッグス」、バットをかじるので見たら「ほね元気」と書いてあったり、一本足打法をやったらオシッコをしてしまったとか、もう爆笑の連続!
しまいには広島東洋カープのボール犬“ミッキー”やオリックスバファローズのボール猿“ゴウくん”とのやり取りまで飛び出しました。
もちろん「人間になったら犬小屋で寝られない。都家●六師匠じゃないんだから…」という芸協ネタも私にはツボでした
「かもめが翔んだ日」の出囃子で、マグナムさんはいつものいでたちで登場。
「東京節」(パイのパイ節)に合わせてなぞかけを披露しました。
林家いっ平師匠とかけて 楽天ファンと解く その心は…「せんだいのファンが多い」
ひちょりの打撃とかけて 中島みゆきと解く その心は…「ひとり上手と呼ばないで」
野口みずきとかけて ロッテの投手陣と解く その心は…「うしろには誰もいない」
などなど。
その後は甲子園球場のホームランテーマ曲「ウイリアム・テル序曲」(セ・リーグのことなので不評)、「暴れん坊将軍」などを弾きましたが、特に「暴れん坊将軍」は近鉄の“チャンステーマ①”で使われていただけに、御簾裏で太鼓を叩いて笑松さんが懐かしそうに聴いていたのが印象的でした
一凜さんの登場に、近鉄ファンとして“待ってました!”の声を掛けました
『近鉄講談三部作』を手掛けているという一凜さんは、近鉄ファンなら忘れてはならない“10・19”を題材にした読み物。
まぁ、とにかく懐かしい名前が出て来る、出て来る・・・。
阿波野秀幸・小野和幸・山崎慎太郎・佐々木修・村田辰美・吉井理人の投手陣。
大石大二郎・新井宏昌・(リチャード)デービス・(ベンジャミン)オグリビー・金村義明・梨田昌孝・羽田耕一・栗橋茂・淡口憲治・古久保健二・山下和彦の野手陣。
監督はもちろん“名将・仰木彬”
「不良と紳士」と形容した外国人選手のうち、「不良」のデービスが大麻のガーデニングで退団。中日の二軍にいたラルフ・ブライアントを獲得してからの快進撃で迎えた『10・19』川崎球場ダブルヘッダー。
若武者・村上隆行の同点打や、未だに早逝が惜しまれる鈴木貴久の描写、さらには引退を発表した代打・梨田昌孝のタイムリーで生還した鈴木と中西太コーチが抱き合って転げ回る情景など、もう涙なくしては聴けない第1試合・・・
この試合に勝てば優勝という第2試合はもっと壮絶。
8回にブライアントのホームランで勝ち越しながら、阿波野秀幸が、あの、あの、高沢秀昭に食らった痛恨の一撃!!!
いまだにあのノッペリとした高沢の顔を思い出すと腹が立って来ますが・・・。
88年は惜しくも優勝を逃した近鉄が、翌89年には見事に2年越しの夢を果たして優勝!!!!!
ところが日本シリーズで3連勝後の、あの、あの、加藤哲郎の一言・・・
早く続きが聴きたい・・・
ロッテファンの夢吉さんは『あんな話の後でロッテファンは出辛い・・・』とボヤキを一発
プロ生活13年で放ったヒットがわずか2本(しかも二軍戦)という男が、とうとう戦力外通告され迎えた最後の試合。
その前日、野球の神様に出会いお守りをもらう。何でもそのお守りの中に写真を入れるとその人物の力が小学生並みに低下するというシロモノ。
最終打席前に投げている相手投手の写真(日刊スポーツの付録に付いている選手名鑑)を入れようとすると、なんとピッチャー交代
慌てて交代した投手の写真を切り抜いて入れ打席に立つと、力のないボールが・・・
『これだ!』とばかりにボールを叩くと・・・
噺の筋は先が判ってしまうものでしたが、夢吉さんらしいマニアックなクスグリが満載で、大いに楽しませていただきました。
会場の後方には佐々木信也さんの姿が・・・
若々しくてダンディでした。
お仲入りの後は、10月に真打昇進した神楽師匠の披露口上。
こういう会での口上は大変珍しいのですが、和気藹々とした雰囲気でそのまま大喜利に突入。
苦手なモノを言って、その理由を答えるというもの。
夢吉…『ミートが苦手です。・・・ベジタリアンだから』
一凜…『フライが苦手です。・・・ダイエットの大敵だから』
小林…『一・二・三塁が苦手です。・・・ボーカルだから』
笑松…『キャッチボールが苦手です。・・・友達いないから』(実話???)
神楽…『ライオンズが苦手です。・・・ロータリークラブに入っているから』
小蝠…『早朝野球が苦手です。・・・佐々木“しんや”が好きだから』
サインを出して、その理由を答えるというもの。
これは可龍さんの『“×”マーク・・・笑三師匠が下りて来ない』が秀逸でした(芸協ネタ)
最後は出演者と客の三本締め
可龍さんと笑松さんの漫才は自主規制で内容は割愛させていただきます。
ただ、FA選手のインタビューが面白かった!
笑松(聞き手):「FAは監督との確執が原因ですか?」
可龍(選手) :『(自主規制)』
笑松:「監督に何か言いたいことは?」
可龍:『(自主規制)』
笑松:「タツ選手が抜けた穴は大きいと思いますが?」
可龍:『あっ、その穴なら秋葉様のお札をお貼りなさい・・・』
笑松:「その涙はファンを思ってのものですか?」
可龍:『あすこが私の寝床なんです』
笑松:「メジャーも選択肢に…?」
可龍:『(自主規制)』
神楽師匠は与太郎が“田端の新井おじさん”に野球観戦に連れてってもらうため、おとっつぁんから球場の褒め方を教わる所から始まりました。
「新井おじさんはダイエーファンだから、きっとヤフードームだぞ。“球場は総体、チタン造りでございます”って褒めるんだ」
『球場は総体、チ●コ造りでございます』
「天井は日本初の開閉式でございます」
『天井は日本初の閉会式でございます』
「バカ!それじゃ、中村ノリが泣いちゃうだろ!!」
私、大ウケしました
ところが、日程を確認しなかった与太郎が連れて行かれたのは“フルキャスト宮城”で、そこから与太郎と小蝠…じゃなかった、新井おじさんとのやり取りに客席も沸きに沸いていました
「パ・リーグを愛する」情熱がヒシヒシと伝わってきた、楽しい会でした
《福岡ソフトバンクホークス》
マグナム小林…「バイオリン漫談」
《千葉ロッテマリーンズ》
田辺一凜…『10・19 近鉄 川崎球場』
《大阪近鉄バファローズ》
三笑亭夢吉…『お守り』
《千葉ロッテマリーンズ》
《お仲入り》
真打昇進披露口上
可龍・夢吉・小蝠・神楽・マグナム・一凜・笑松
野球大喜利…<可龍・夢吉・小蝠・神楽・マグナム・一凜・笑松>
タツアンドマツ…「漫才」
(タツ・三笑亭可龍《西武ライオンズ》)
(マツ・春風亭笑松《大阪近鉄バファローズ》)
三遊亭神楽…『球場ほめ』(仮題)
《北海道日本ハムファイターズ》
※お囃子・・・稲葉千秋《北海道日本ハムファイターズ》
今年2度目、通算4度目の「パ愛会」に初参加。
開演前には千秋お姉さん・夢吉さん・マグナムさんが売り子になって、ビールにチューハイ、おつまみなどを“良心的価格”で売り歩いていました。
開演前に一凜さんの声で場内アナウンス。
『公演中、客席への飛び込みやツバなどにお気を付け下さい』
まずは小蝠さん。今日は黒の紋付に“FDH”の文字が入っていました
シーズン中の「パ愛会」、草野球、あぶさんのマクラを振った後、野球マンガ「一発貫太くん」に出てくる戸馳家の犬“野球十兵衛”が人間になりたくて21日間の裸足参りの末に人間になるという内容。
野村監督に出会い「足が速く森谷よりもモノになる」という理由で採用されるのですが、好きな野球選手が「元西武の犬伏稔昌と犬飼三兄弟」、好きなチームは「高知ファイティングドッグス」、バットをかじるので見たら「ほね元気」と書いてあったり、一本足打法をやったらオシッコをしてしまったとか、もう爆笑の連続!
しまいには広島東洋カープのボール犬“ミッキー”やオリックスバファローズのボール猿“ゴウくん”とのやり取りまで飛び出しました。
もちろん「人間になったら犬小屋で寝られない。都家●六師匠じゃないんだから…」という芸協ネタも私にはツボでした
「かもめが翔んだ日」の出囃子で、マグナムさんはいつものいでたちで登場。
「東京節」(パイのパイ節)に合わせてなぞかけを披露しました。
林家いっ平師匠とかけて 楽天ファンと解く その心は…「せんだいのファンが多い」
ひちょりの打撃とかけて 中島みゆきと解く その心は…「ひとり上手と呼ばないで」
野口みずきとかけて ロッテの投手陣と解く その心は…「うしろには誰もいない」
などなど。
その後は甲子園球場のホームランテーマ曲「ウイリアム・テル序曲」(セ・リーグのことなので不評)、「暴れん坊将軍」などを弾きましたが、特に「暴れん坊将軍」は近鉄の“チャンステーマ①”で使われていただけに、御簾裏で太鼓を叩いて笑松さんが懐かしそうに聴いていたのが印象的でした
一凜さんの登場に、近鉄ファンとして“待ってました!”の声を掛けました
『近鉄講談三部作』を手掛けているという一凜さんは、近鉄ファンなら忘れてはならない“10・19”を題材にした読み物。
まぁ、とにかく懐かしい名前が出て来る、出て来る・・・。
阿波野秀幸・小野和幸・山崎慎太郎・佐々木修・村田辰美・吉井理人の投手陣。
大石大二郎・新井宏昌・(リチャード)デービス・(ベンジャミン)オグリビー・金村義明・梨田昌孝・羽田耕一・栗橋茂・淡口憲治・古久保健二・山下和彦の野手陣。
監督はもちろん“名将・仰木彬”
「不良と紳士」と形容した外国人選手のうち、「不良」のデービスが大麻のガーデニングで退団。中日の二軍にいたラルフ・ブライアントを獲得してからの快進撃で迎えた『10・19』川崎球場ダブルヘッダー。
若武者・村上隆行の同点打や、未だに早逝が惜しまれる鈴木貴久の描写、さらには引退を発表した代打・梨田昌孝のタイムリーで生還した鈴木と中西太コーチが抱き合って転げ回る情景など、もう涙なくしては聴けない第1試合・・・
この試合に勝てば優勝という第2試合はもっと壮絶。
8回にブライアントのホームランで勝ち越しながら、阿波野秀幸が、あの、あの、高沢秀昭に食らった痛恨の一撃!!!
いまだにあのノッペリとした高沢の顔を思い出すと腹が立って来ますが・・・。
88年は惜しくも優勝を逃した近鉄が、翌89年には見事に2年越しの夢を果たして優勝!!!!!
ところが日本シリーズで3連勝後の、あの、あの、加藤哲郎の一言・・・
早く続きが聴きたい・・・
ロッテファンの夢吉さんは『あんな話の後でロッテファンは出辛い・・・』とボヤキを一発
プロ生活13年で放ったヒットがわずか2本(しかも二軍戦)という男が、とうとう戦力外通告され迎えた最後の試合。
その前日、野球の神様に出会いお守りをもらう。何でもそのお守りの中に写真を入れるとその人物の力が小学生並みに低下するというシロモノ。
最終打席前に投げている相手投手の写真(日刊スポーツの付録に付いている選手名鑑)を入れようとすると、なんとピッチャー交代
慌てて交代した投手の写真を切り抜いて入れ打席に立つと、力のないボールが・・・
『これだ!』とばかりにボールを叩くと・・・
噺の筋は先が判ってしまうものでしたが、夢吉さんらしいマニアックなクスグリが満載で、大いに楽しませていただきました。
会場の後方には佐々木信也さんの姿が・・・
若々しくてダンディでした。
お仲入りの後は、10月に真打昇進した神楽師匠の披露口上。
こういう会での口上は大変珍しいのですが、和気藹々とした雰囲気でそのまま大喜利に突入。
苦手なモノを言って、その理由を答えるというもの。
夢吉…『ミートが苦手です。・・・ベジタリアンだから』
一凜…『フライが苦手です。・・・ダイエットの大敵だから』
小林…『一・二・三塁が苦手です。・・・ボーカルだから』
笑松…『キャッチボールが苦手です。・・・友達いないから』(実話???)
神楽…『ライオンズが苦手です。・・・ロータリークラブに入っているから』
小蝠…『早朝野球が苦手です。・・・佐々木“しんや”が好きだから』
サインを出して、その理由を答えるというもの。
これは可龍さんの『“×”マーク・・・笑三師匠が下りて来ない』が秀逸でした(芸協ネタ)
最後は出演者と客の三本締め
可龍さんと笑松さんの漫才は自主規制で内容は割愛させていただきます。
ただ、FA選手のインタビューが面白かった!
笑松(聞き手):「FAは監督との確執が原因ですか?」
可龍(選手) :『(自主規制)』
笑松:「監督に何か言いたいことは?」
可龍:『(自主規制)』
笑松:「タツ選手が抜けた穴は大きいと思いますが?」
可龍:『あっ、その穴なら秋葉様のお札をお貼りなさい・・・』
笑松:「その涙はファンを思ってのものですか?」
可龍:『あすこが私の寝床なんです』
笑松:「メジャーも選択肢に…?」
可龍:『(自主規制)』
神楽師匠は与太郎が“田端の新井おじさん”に野球観戦に連れてってもらうため、おとっつぁんから球場の褒め方を教わる所から始まりました。
「新井おじさんはダイエーファンだから、きっとヤフードームだぞ。“球場は総体、チタン造りでございます”って褒めるんだ」
『球場は総体、チ●コ造りでございます』
「天井は日本初の開閉式でございます」
『天井は日本初の閉会式でございます』
「バカ!それじゃ、中村ノリが泣いちゃうだろ!!」
私、大ウケしました
ところが、日程を確認しなかった与太郎が連れて行かれたのは“フルキャスト宮城”で、そこから与太郎と小蝠…じゃなかった、新井おじさんとのやり取りに客席も沸きに沸いていました
「パ・リーグを愛する」情熱がヒシヒシと伝わってきた、楽しい会でした