演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

08/10/31 第18回三笑亭可龍の会 『せきど落語会』(関戸公民館ヴィータホール)

2008-10-31 | 芸協見ブんログ
桂宮治…『金明竹』

三笑亭可龍…『手紙無筆~アンケートの行方』

宮田陽・昇…「都知事になりたい」

《お仲入り》

三笑亭可龍…『錦の袈裟』


「第14回」「第16回」に続いて3回目の『せきど落語会』に行って来ました
なぜ1回置きかというと・・・ゲストが講釈師や色物さんだから。
先月下旬の日本橋亭や、広小路亭のように前座さんから4~5組連続で“落語”というのは、アタシにとってはちょいとツライものがあります。
前回までの「三笑亭可龍勉強会」から『三笑亭可龍の会』に変わり、ごく近い将来の真打も見えてきた可龍さんをバックアップしようという、多摩市の皆さんの心温かい気持ちが見える会場です。

今日の前座は宮治さん。
ニコニコと明るく登場。「アタシはイケメングランプリにノミネートすらされません」
今回の『金明竹』も人物の描き分けが素晴らしく、ただでさえ明るい雰囲気の客席を大いに暖めていました

先日の「二ツ目勉強会」と同じ“レオマーク”入りの羽織で登場の可龍さん。
“芸協らくごまつり”で、「らくごまがじん」の女子大生スタッフとのやり取りで笑わせた後、『手紙無筆』へ。
さらに今回はゲストが漫才ということで、そのまま新作落語をもう一席。
どちらも客席は大いに沸いていました。

陽・昇さんは何をかけるかな?中国か?USAか?東京か?」
売れたらお笑いから政界へ転身したい(?)というさんの『都知事になりたい』
23区をサラリと言った後、市町村に入り、
「網走?小菅?…あれは拘置所か・・・なんだっけ?刑務所がある所」
「府中だろ!」
いいのか!?となり町なのに・・・
“多摩市”の所では、
「お待たせしました、多摩市
なかなかサービス精神も旺盛です。
最後は「江戸川競艇場のイベント」で見せた“人力車”まで披露しました

可龍さんの2席目は“テーマパーク”のマクラから、「江戸時代にも“テーマパーク”があった」ということで吉原の話。
『金明竹』では“バカ丸出し”だった与太郎が、悔しいかな『錦の袈裟』ではおかみさんまでできちゃって・・・
以前にも書きましたが、私は『錦の袈裟』の与太郎とおかみさんのやり取り部分が好きではないのですが、吉原に出掛ける所からサゲまでは本当に楽しませていただきました

冒頭にも書きましたが、とにかくこの会はお客さんがホントに暖かいのが特徴で、可龍さんをはじめ演者さんたちもその期待に応える熱演でした!
コメント
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