goo blog サービス終了のお知らせ 

ノック無用の高齢者日記(パークゴルフ??)

令和に成って退職の日々の出来事

木型の作り方

2009年04月13日 | 木型

4月12日

全国的に暑かったみたいで

札幌は丁度良かったです

。。

久々に木型を作りましたので、ついでに解説を

2104_026

こんな図面を渡されます

2104_028

図面を元に、原寸図を書きます

木型上必要な情報も書き込みます

2104_030

伸び尺を使って書きます

この木型の場合、1000ミリに対して27ミリ伸びる割合のもの

なぜ?木型を砂の中に埋め込み抜きます

その空間に鋳物を溶かした物を流しますが

冷えると小さくなります、その分大きく作ります

2104_029

木取りをします、この場合は2枚木を貼り合わしました

2104_031

基準面を出して、原図通りに書き込みます

2104_033

今度は削った物を芯に合わして組み立てます

削る写真は取り忘れましたが

この場合は、殆どノミやカンナを使わず

帯ノコで大体切りまして

サンダーペーパーが回転してる機械で削り落とします

2104_032

大事なのは勾配です、砂の中から木型を抜かないと駄目ですから

2104_040

鋳物に穴が有るので、その為の中子も作ります

長四角で溝が付いてるように見えるものです

別に砂型を作って嵌め込む物です

本型に出っ張ってる余計な物が有る

その空間に、中子で作った砂をはめ込む

2104_041

裏の方です

銀色の離型剤を塗っています

アルミで作ったわけではないです

この木型で、6~10万です

高いですか?

この中に木型としてのノウハウが詰まっています

抜け勾配、巾木と中子、その他鋳物屋さんが

仕事のしやすいように、図面から木型を再設計します

図面通りには作る事は無いです

寸法通りに作らないのに、お金がもらえる

ある意味、不思議な世界ですね

。。

夢のある物創りへ挑戦する

ヌリプラ倶楽部

http://www.nuripuraclub.net/

。。