ワンデー投資法を実践する理由
1、なぜ「売り」なのか
相場の格言に「天井3日、底100日」というものがあります。
底100日とは、およそ3ヶ月を差しています。
相場の世界においても多分に漏れず3という数字が関係しています。
この格言は買いで売買する場合は、3ヶ月は保持し、上昇を待たなければ利益は出ないということを意味しています。
逆に、売りで売買する場合は、3日で下落に転じて、利益が出せることを示しています。
よって、短期間で利益を生み出す手法として「売り」は有効な手段といえるのです。
2、なぜ、1つの売買ユニットは30万円とするのか
一般投資家が売買するには、1つの銘柄について最大でも30万円が妥当であると考えています。
大きなお金を持たない株式相場に挑む弱小投資家が、少ない資金で運用をする。
そのためには、ひとつの売買銘柄は30万円の資金で行うことが出来るくらいでなければなりません。
3、なぜ、利食いは+1万円とするのか
大きく利益を得るには、一定の期間が必要であると考えています。
三昧の法則によって抽出された銘柄は、短期的に急騰した銘柄です。
法則によって抽出された銘柄のチャートを見ていただいてもわかるとおり、その後も上昇する場合も多く見られるのも事実です。
また、昨今の日本の株式相場を取り巻く状況はグローバル化し、いつどのようになっても仕方がない状況にあることも考えておかなければなりません。
以上のことから、1日で完結できる利食いラインを1万円と設定し、回数をこなして利益を積み重ねる手法がベストではありませんが、ベターであると考えたところです。
4、なぜ、損切りは、5%上昇した時点で手仕舞とするのか
損切りのラインをどこにするのかは、損益の分岐点を決める重要な要素になります。
ただ、相場に対する恐怖心が勝って、決定すると常に損切りが先行してしまうのも事実です。
1万円の利食いを前提としていることから、株価200円を中心として5%のラインとしたところです。
5、なぜ、売買する銘柄は、三昧の法則によって抽出された銘柄のみなのか
三昧の法則は、売りの検証については、過去2年間、3つのパターンについて実施してきました。
また、逆いちろうの法則についても検証を重ねてきたところです。
買いの手法である「いちろうの法則」については、ある一定の使い方も含めて確立されてきています。
一方で、逆いちろうの法則ついては、未だ使い方については試行錯誤が続いていることも現実です。
ただ、emu指数を求めるためには、逆いちろうの法則が必要であることから、継続的に検証を進めていきます。
このような状況の中で、いちろうの法則の考え方を基準として、短期的に利益が得られるための手法として三昧の法則が出来上がりました。
三昧の法則については、短期的な結果が得られること、とりわけ「売り」の手法として非常に良い結果がもたらされたことから、この法則による銘柄がベターであると判断がされました。
6、なぜ、利食い或いは損切りに到達しない場合は、当日の終値で手仕舞するのか
明日の相場はわからないという考え方のもと、銘柄を保持せず、当日の手仕舞は、その晩の投資家に安心感をもたらすと考えています。
また、損切りを行ったとしても、よく日に改めて仕切り直しもできるということで、必ず、少なくとも当日の終値で手仕舞するとしました。
7、なぜ、多くの銘柄が出現した場合の優先順位は、移動平均乖離率で判断する
1日に多くの銘柄が発生することがあります。
資金量が少ない一般投資家はどの銘柄を選ぶのかによって明暗が分かれます。
的中率が90%を越えていたとしても、運が悪く、10連敗すれば資金も2/3になってしまいます。
このようなことを解消するために、乖離率で判断することとしました。
投資家個人の考えでは無く、あくまで機械的な判断とすることによって不安心理が解消されるはずです。