Elicia Flower ~ エリーシアフラワー ~

暮らしに彩りと笑顔を添えるような
手創りのアートフラワー作品を
紹介しています
(※時々育児日記も…)

100作品への想い

2010-09-16 | お花への想い・ご挨拶
先日、100作品目をご紹介しました。

100作品目を記念に、今日は私の自己紹介なども含め、
アートフラワーの作品創りへ至った経緯などを書きます。

このブログで作品を紹介し始めたのは、ちょうど1年前。
2009年9月26日でした。
私の中で大きな一歩の日だったので、日にちを今でも覚えています。

生花中心に、フラワーアレンジを習い、師範試験を受け合格しました。

よく、お花の世界には、「子供の頃から生け花を習っていました」「母がお花の
先生で・・・」とお花になじみがある人が多いものです。

私は、全くお花を習ったことがないまま普通に会社員をしていました。
ある時、習い事として「お花、昔から憧れていたなぁ」と軽い気持ちで習い始めました。

今でも忘れられません。
あの初めてのお稽古の日の感動を!!!
あの日の湧き上がるような感覚は、何年経っても覚えています。

その時は何が何だかわからないままでした。
感情なのか、感動なのか、興奮なのか、鳥肌なのか・・・
何かに“ 触れた”気がしました。
その日言えることはこれだけでした。
「なんて楽しい世界なんだろう!なんなんだ、この世界は!?
なんだかわからないけれど、どんな形で続けるかそんなのまだわからないけれど、
どんな形だとしても、私、この世界(お花の世界)を一生自分の生活に入れていきたい」
それだけは、確信しました。


お稽古で創った作品を興奮気味で手で持って帰り、当時彼氏だった今の旦那様に
自宅に着いた瞬間に言った感想も、今でも覚えています。

「鼻血が出るかと思った・・・」と。(笑)

前日「明日、お花のお稽古に行くんだ~と」話していたので、
旦那様は帰宅後「どうだった?」と感想を聞いてきました。

「鼻血が出るかと思った・・・」


本当に、決して綺麗な表現ではないし、なんだその感想表現は???(笑)と
よく笑われますが(旦那様も爆笑)、私の中では本当に興奮して
その表現が一番その興奮を表現しているワードだったのです。




それから目標は師範免許取得へ。
師範になることが目標ではなく、ディプロマ(免状)を取ることが
まず技術の第一の登竜門だと思ったのです。
(技術は、免状を取ったからといって完璧ではありません。一生終わりがありません)

ニューヨークから流派の大先生が来日し、その先生の目の前で
3作品を創りあげる試験。
当日のお花の種類は事前に教えてくれないので、当日試験の時にお花の種類を知ります。

全受験作品を創り終えた当日、大先生から作品へのコメントとともに、
合否が発表されます。
「〇〇さん、1作品目はまぁまぁ良かったですが、あそこが~~でしたね。
もう少し練習して下さい。総合としては、合格です(不合格です)」というように。

8人ほど受験しましたが、何のコメントもなかったのは私だけでした。
「吉武さん。 問題点はありませんでした。とてもよく出来ました」と。


4年間会社が終わってから、急いで電車を乗り継ぎ、お教室と先生のご自宅へ
お稽古に通い続けました。

その時は、すべての目標が免状取得に向けられていたため、
大先生に「よく出来ました」と言われた「合格」は、私の中で本当に本当に
嬉しい合格でした。

ただ何かの試験に合格したから嬉しい、 ではなく、
「鼻血が出るかと思った」というくらい、「この世界と“一生”繋がっていたい」と
思えるほど「これだ!」と思ったコトの試験合格は、言葉にならないほどでした。
今でもあの感動は忘れられません。





そして、このブログで自分の作品を紹介始めたのです。

ここでの作品は、お教室で先生に習った、つまり先生の作品アイディアではありません。


何のお稽古もそうですが、先生に与えられた課題や「これと同じものを創って
みましょう」というお稽古では、自分の技術は深く磨かれません。

ひとりぼっちになって、先生なしで、自分だけで、
どのお花と、どの花器と、どの資材で、どんな世界観を創るのか・・・
そのデザイン構想の難しさとの戦いが始まりました。


ひとりで(先生なし)でお花を仕入れに行き、自分の頭の中でイメージを創る。
ゼロベースに、立体的なモノを創りあげる。


その繰り返しは、本当に大変ですが、本当に回数とセンスと想い だなぁと
考えさせられます。勉強させられます。



言い訳ではありませんが、私は今も外資系企業で正社員として働いています。
結婚もしているので、主婦としての家事仕事もあります。

お花の世界には、あまった時間で・・・とお教室をしている専業主婦の方も
たくさんいらっしゃいます。お花一本でやっている方もたくさんいらっしゃいます。

私はまだ会社員なので、時間のやりくりが勝負です。
いつか、私も大好きなお花一本でやっていけるよう今、目標に向かって頑張っています。


そんな状況ではありますが、このブログで作品紹介をしている途中で
ふと“自分の中の自分”が私に向かって言ってきました。

「ほんとにアートフラワーの作品創りをやりたいの?本気でやりたいの?
どれだけの経験値があるの?どれだけ今の自分に自信があるの?

本気だったら、まずは100個くらい創ってみなさいよ!!!

やりたい、やりたい、いつかやってみたい、やれると思うんだよね・・と
夢語ってるだけは誰でもできること。 

黙って動いてみなさいよ。
黙って形に残してみなさいよ。 

100個くらい創ったら、動かず語ってる時には見えない何かが見えてくると思うよ」

そんな自分から自分への喝で、100個の目標が掲げられました。


100個創りへの道のりは
→→→楽しくて仕方ありませんでした!!!

たくさんの気付きと、学びと、発見と、反省と、感動と、自信と・・・

本当に、自分から言われた通り、「動いてみてこそ知ったコト」が
溢れるほどありました。

もう100個?まだ100個か・・・ という感想です。
細かい気付きは私の中でしかわかりません。
実際に手と頭と心を動かした私にしかわからない気付きです。


本来なら、この話も、1000個くらい創った時に「100個の時は・・・」と
話すべきですね・・・(苦笑)



今も、自分が創りたい作品リストは、びっしりと箇条書きになっています。
嬉しいことに、最近はオーダーも増えてきて、オーダーのリストも並んでいます。


ということで、これからも創る・創りたい作品がたくさんあるので、
引き続き作品紹介していきますね!




時々このブログを見て下さっている方々、
本当に励みになります!


これからも、もっともっと技術・センスを磨いて、素的な愛溢れる作品を
創っていきますので、お楽しみに♪



with love,

エリーシアフラワー
吉武 恵美子




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