Elicia Flower ~ エリーシアフラワー ~

暮らしに彩りと笑顔を添えるような
手創りのアートフラワー作品を
紹介しています
(※時々育児日記も…)

育児:出産レポート(追記 へその緒一回転)

2012-01-30 | 日記
出産レポートの追記です。

私の赤ちゃんは、出産時、へその緒が一回首に巻かれていました。

そのために、陣痛室に移って分娩監視装置をつけて数時間後、
装置に表示される赤ちゃんの心拍数が大きく乱れました。

心拍数が大きく乱れた時には、原因が分からず、促進剤投与や
帝王切開準備、分娩室に2時間前から入って、先生2人態勢など
ザワザワしました。

結局、最後の最後(出てくるまで)へその緒が一回転しているとは
わかりませんでした。
きっと、先生たちの間では、最後の方では、きっとへその緒だね、と
予測はしていたのですが、出産は何があるかわからないので、
確証がない限り、母体や家族にそう言い切らないようです。

なぜ確証が持てずいろいろな可能性を考えてバタついたか、というと。
直前の検査では正常だったので。

日曜日に産みましたが、直前の水曜日の超音波検査では正常でした。
あいだの4日間で赤ちゃんがぐるぐる動きすぎてへその緒が
絡まってしまったのです。
私は予定日8日遅れの出産。
その頃になると、赤ちゃんは大きくてそれほど動けないから
へその緒巻かれないのでは??と思いがちだけど、
うちの子のように最後の検査が終わった~!とばかりに
ぐるぐる動く子もいるようです・・


油断できないですね。


へその緒が絡まっているために、赤ちゃんが「そろそろ出よう~!」と下に
降りてこようとするんだけれど、首にへその緒が絡まって降りられない。

助産師さんがずっと「子宮口はいい感じで降りてきているし、陣痛も順調に
進んでいるのですが、赤ちゃんが降りて来ないのが問題です・・・」と
陣痛時間が余計長くなってました。
赤ちゃんが下に進もうとすると、首にひっかかり、苦しくなって
心拍数が、90→200→90→200→90→200 と大幅に上下。

あの心拍数の上下はちょっと怖かったです・・・。


結局、絡まりながらも、器用に降りて来られた赤ちゃん。
きっと十分な降り方ではなかっただろうけど、
さすが助産師さん!と思ったのですが、
ある程度のところまで降りてくると、
助産師さんの巧みな腕さばきで、手を入れて、クルっとへその緒を外して
赤ちゃんを出してくれるようです。

見てないからわからないけど、その「一瞬の腕さばき」は美しいテクニックだと
思われます!!!


余談ですが、最後赤ちゃんを取り出すのも助産師さんの仕事なんだって
初めて知りました。先生じゃないんですね。



ということで、これから出産を控えているママたちへ、
直前の検診でへその緒絡まっていなかったからといっても、
陣痛が来ていよいよ産みますって言う時に絡まっていることもあり得ますので
ご注意を!!

・・・・・「ご注意を」と言っても、母体としてはどうしようも
ないんですけどね・・・
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作品No.W-33 紫ローズの大リース

2012-01-28 | リース
久しぶりのリースのご紹介です。

以前創っていたリースです。

このリースは、私の日本舞踊の先生からのオーダーでした。
以前日本舞踊を習っていました。
そこでの生徒さんのひとりに、40歳代か50歳代の男性の生徒さんが
いらっしゃいました。
私は数回しかお会いしたことがなかったのですが、役者さんのお仕事を
されているとのこと。
役に磨きをかけるために、最近になって日本舞踊を習い始めたとのことでした。
その、仕事に対する向上心に感動!!
男性だから舞踊なんて・・・ など思わず、日本の伝統的な舞踊を学ぶことで
自分の立ち振る舞いや、役作りを磨こうとする姿に「私もがんばろう!」と
勇気づけられました。

先生が、その男性の生徒さんの舞台を見に行く時に、
手土産としてこのリースをプレゼントしてくださったようです。
その生徒さんがとても喜んで下さった様子。
「これは素敵ですね!こういうの見たことないですよ!」と。

そのお話を後日聞いて、役者さんという「美意識」の高い職業の方から
評価頂いたことがとても嬉しく感じたリースでした。

その方の演技や今後の役が「実りあるものになりますように」と
「実(ベリー)たっぷりのリース」に仕上げました。


舞台への手土産として、生花も素敵ですが、
こんなず~~っと飾れる、水やり不要なアートフラワーのお花を
楽屋に持って行って差し上げるのも素敵ですよ!オススメです。



■作品No.   :  W-33
■ジャンル  : リース
■形     : リース
■主な花材  : バラ、カーネーション、ベリー、あじさいなど
■素材    : アートフラワー
■大きさ    : 縦35.0cm、横35.0cm、奥行8.0cm
■参考価格  :  10,000円

************オススメポイント**************

◆紫色のバラをメインにした、大き目のリースです。
◆お花としては「バラ」に加えて、紫色の「カーネーション」も添えました。
 カーネーションというと、5月の母の日しか使われないようなイメージが
 ありますが、こうして、他のお花と一緒に一年中主役になれます。
◆今回は、色とりどりのベリーを使ったことがポイント♪
 紫色のベリーに、「青のベリー」も加えて、秋にもぴったりですし
 「実りあるリース」として一年中飾れる美味しそうな魅惑的なリースに
 仕上げました。
◆紫色は女性をより「魅力的」「魅惑的」に引き立ててくれる色ですよね。
 紫色のアレンジメントを寝室やドレッサー近くに飾ることをオススメします。


****************************************************************


◇正面◇


◇横から◇


◇アップ◇



キーフラワーの薄紫色のバラが魅惑的です


紫色のカーネーションも素敵ですね。




「バラ」と「カーネーション」と「あじさい」と「色とりどりのベリー」の
協奏曲♪ みんなでひとつのハーモニーを奏でています♪





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エリーシアフラワーでは、紹介した作品以外のオリジナルフラワーアレンジ、
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育児:出産レポート5

2012-01-25 | 日記
長い長い出産レポート。前回までの分はこちらをどうぞ↓
 出産レポート1
 出産レポート2
 出産レポート3
 出産レポート4

■いよいよ最終段階!イキみ開始!

助産師さん2人、先生2人。
(赤ちゃんの心拍数の上下が激しく、先生が2人態勢でした)

足を広げ、横のバーをにぎることなどを教わります。

意識はこれまでのMAXで朦朧としてます。
イキめばいい、イキめばいいんだよね、としか考えられないのだけど、
そんな意識低下の私に、助産師さんと先生が突然問題を出してきました!!!

「次の波がきたら、力を入れますが、その時に目は開いたまま、息を止めない、
おへそを見る、腰を浮かせない、足を広げてくださいね」


私「??????(え?今、なんて?)」


助産師さん「はいきたね、はい力入れて~~~!目閉じないで!!
 息も止めないよ!!腰ちゃんとつけて!浮かせないで!足開いて!!!」
 (※声=怒鳴り声)


・・・・・・はじめての山が過ぎ去る・・・・・・


助産師さん「は~い、リラックス~♪リラックス~♪
 初めてにしてはよく出来ましたよ~♪
 そうそう、今の呼吸は上手よ~♪」
 (※声=天使の声)


私はなにがなんだかさっぱりわからず・・・。
初めてのイキみ直前に、確か「5カ条」くらいの課題を言われたような・・・。
「え?それ何? 今何々言いましたか? 意識朦朧としてるし、
急に直前に言われても覚えてませんけど・・・???」と思った次の瞬間に
「出来てない!!!」と怒鳴られ・・・

何がショックだったかというと、何十年ぶりに誰かに「怒鳴られたこと」・・・

しかも、本当に怖い!予告なしに怒鳴られ動揺。
初めての出産。 この世に新しいかわいい命が生まれようとする
この最高の感動の瞬間、しかも産む母体は意識が落ちる落ちないを
彷徨ってる状態で、3~4人の女性から一気に怒鳴られる。

初めてのイキみが終わった瞬間、あまりにもその怒鳴りが怖かったので
その怖さで泣きそうになってしまいました。
その「怖さで泣きそうになる」感覚なんて小学生以来かも・・・と
その事実にもショック。


あとから聞いた話で、旦那様はこの時、分娩室外で笑えてきて
笑いとめるのが大変だった、と・・・(チーーーン)
「えみこ、怒られてる・・ぷぷぷ・・・」と。
普通のパパなら(しかも第一子)、妻が必死に頑張っていて緊迫した
ドラマにありそうな場面。
私の兄でさえ立会出産の時、手に汗がにじみ出てきたことが今でも忘れられない、
という感想。10年前の話なのに、昨日のことのように、その汗の話をしていたのに・・
我が夫ときたら・・・・
「えみこ、言われてること、全然出来てない・・・ぷぷぷ・・・
 めちゃくちゃ怒られてる・・・・ぷぷぷ・・・・・」

・・・別に、汗握ることは求めてないし、私自身、それどころじゃなかったから
何も言いませんけど・・・・ チーーーーンン・・・・


一度目のイキみでは、その「5カ条」、ひとつもできず0点状態。

初めてのイキみ経験の興奮と疲れと怖さで泣きそうになっていた時、
助産師さんが天使の声で言いました。
「また次の波がきたらがんばってイキましょう。
目は開いたままで、息を止めないでください。
おへそを見てくださいね。さっき腰が浮いていたので、腰は浮かせないように。
足を閉じたら赤ちゃん出て来れないので、足は広げてね」

この時、意識が朦朧としながら、最後の気力を振り絞ってその「5カ条」を
「暗記」しようと頭の中に叩き込みはじめました。
もう、あんなに怒られるのは嫌だ! その一心。 まるで子供。

えっと・・・・
第1条.目は開く
第2条.息を止めない
第3条.おへそを見る
第4条.腰を浮かせない
第5条.足を広げる

えっと・・・もう一回おさらいしよう・・・  と思ったら次の波!!!

私「いたたたたた~~~!!!」

助産師さん「はい、力入れて~~~!そうそう、目は開けたままね~!そうよ~!
 腰をつけて!!!足をもっと広げて!赤ちゃん出て来れないよ!!!
 はい息をス~~と吐いて~~!は~い、そうそう~!」
(※声=怒鳴り声)



・・・・・・2回目の山が過ぎ去る・・・・・・


助産師さん「はい上手よ~!さっきより上手に出来ましたね!ちゃんと目開いて
おへそ見てましたね。 腰を浮かせないようにね~♪
初めてにしては上手よ~♪ 赤ちゃんがんばって降りてきてるからね。
もう頭が見えてますよ♪ もうちょっとだね♪ 上手よ~♪」
(※声=天使の声)


え?頭が見えてきているの??
朦朧としながら、さっきの怒鳴られたショックが、この一言で劇的に軽減!
赤ちゃんに早く会いたい! 赤ちゃんを苦しませたくない!
私の赤ちゃん! もうすぐ会える!

よ~し、じゃぁ、もう一回がんばろう!

さっきの2回目は40点くらいだったな。3つ出来てなかった。
絶対次は満点取ってやる!
赤ちゃんに会いたい!赤ちゃんと会える!ママは頑張る!一緒に頑張ろう!

えっと・・・・何だっけ・・・
第1条.目は開く
第2条.息を止めない
第3条.おへそを見る
第4条.腰を浮かせない
第5条.足を広げる

今思い出しても、この母親の出産間際の我が子を思うがための
頭のフル回転はすごい!これほどの短時間集中暗記が常にあったら
ハーバード並だね。

そして次の波が来ました。

助産師さん「は~い、力入れて~!そうそうそうそう!もっと力入れて~!
 赤ちゃん出てきましたよ~もうちょっとですよ、がんばって~!」

私的にも、なんだか、おまたに大きな異物感を感じました。
初めての経験。
初めてだけど、この時確かに、自分の赤ちゃんがすぐそこまで出てきている、
半分出てきている、その感触が完璧にわかりました。

あと少しだ~~~!

あと少しで赤ちゃんに会える~~~!

最後の力を振り絞る。


この時がまさに、これまで十何時間もあの過酷なゴールの見えない「陣痛」と
闘ってきた、最後の最後のゴール。
この瞬間を目指していたのよ~!
そうよ、こういうの!こういうの!
こういうゴールが見える感覚を求めていたのよ~! 
・・・そう思うと、本当に最後の力が出てきました。

そして、ありったけの力を振り絞って!!!


先生「はい、おめでとうございます~♪」
助産師さん「おめでとうございます~♪」

え?生まれたの?
泣き声が聞こえないけど・・・

・・・数秒後(きっと、5~10秒くらい)・・・


「おぎゃ~おぎゃ~♪♪♪」


16:23 
3136グラム、49cmの
元気な私と旦那様の待望の赤ちゃんが産まれてきてくれました。


産まれた瞬間、すぐにタオルでサっと身体を拭いてもらったあと、
助産師さんがすぐに私の胸元に赤ちゃんを乗せてくれました。


第一感想。

あまりにもびっくりしました。
赤ちゃんがかわいすぎて!!!

赤ちゃんという存在を楽しみにしていたけど、顔とか気にしていませんでした。
カンガルーケアの時、初対面してびっくりしました。
正直「ほんとに私の子?」と思いました。
朦朧としてるし、混乱したほど、かわいすぎてびっくりしました。


カンガルーケアの後、別室で羊水とったり、身長・体重等測るために
赤ちゃんは移動。
旦那様は、この時に助産師さんから当たり前のように抱っこさせられた様子。
計測している様子をiPhone動画で撮ってくれていました。
今見てもとってもかわいい!この動画は家宝です。

その計測の後、まだ分娩室の分娩台で横になってる私のもとに
助産師さんがタオルでくるまれた赤ちゃんを連れてきてくれて、
10分ほど一緒に居れました。
この時、旦那様も分娩台のところに入ってきて、親子3人だけ。

初めての親子3人の時間。

旦那様と初めての親バカ会話
「ねぇ、この子かわいくない?」
「自分の子供じゃなくても、かわいいよね」
「びっくりしちゃった、かわいすぎて!」
「本当によくがんばって産まれてきてくれたね。本当にありがとう」


↑産まれた直後の様子。羊水が髪の毛にたっぷりついて、出産直後ホヤホヤ!
 こんなしわくちゃ羊水まみれの顔でも、親から見るとかわいいものです。


ありがとう私の赤ちゃん。
産まれてきてくれて本当にありがとう。


今でもあの恐ろしい拷問陣痛は全く忘れられないけど、
毎日我が子の寝顔を見るたび、今でも思います。

「産まれてきてくれて本当にありがとう。
パパとママを両親に選んでここに来てくれて本当にありがとう。
パパとママは産まれる前からも、これから一生ず~っと大好きだよ。味方だよ。」


↑産まれた次の日。


レポート:完
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育児:出産レポート4

2012-01-23 | 日記
長い出産レポートの続きです。前回までの分はこちらを参照ください↓
 出産レポート1
 出産レポート2
 出産レポート3


■機械 V.S. 生身の人間(分娩監視装置 V.S. 妊婦)

午後14:00(出産まであと2時間半)の時点で、普通の人より早めに
分娩室に入ってからも、赤ちゃんの心拍数の異常観察のために
分娩監視装置はつけられたままでした。

促進剤投与後、分娩までの2時間くらい、痛さはこの世のものとは思えない痛さに。
本当に死ぬかと思うような痛さ。
「私死んでもおかしくないな・・・」と何かが遠のいていくような痛さ。
でも、三途の川は見えてこないし、思い出フラッシュバックはないし、
まだかすかに意識はあるし、やっぱり赤ちゃんと会いたい一心で気力を振り絞る
最後の追い込み。

分娩監視装置は赤ちゃんの心拍数がデジタル数値と用紙に山型に記録され
観測されています。


前回までのレポートでも書いたけれど、
旦那様のことを「やっぱり男にはわからないわ・・・」と思い、
「やっぱりうちの旦那さんは数値好きだな・・・」と思った彼の様子。
意識が下腹部の痛さだけに集中しないよう、痛さまぎれに旦那さんに腰を指で
押してもらっていたのですが、
私が3分おきくらいにやってくる、全人生MAXの痛さの山が来るたびに
「いたいたいたいたいた~~~!!!!キタキタキタ~~~~!
いだぁいぃ~~~~~!!!!」と叫ぶ傍ら、
腰の指押しには集中せず、分娩監視装置の数値に集中。

デジタル表示の赤ちゃんの心拍数の上下と、印刷記録で出てくる
山型の曲線に興味津々。

私の腰なんか見てないで、私の「いたいたいた~~~!」の叫びの声の曲線と
記録紙の曲線がピッタリと合致していることに感心!!!

旦那様「人間の身体ってすごいなぁ~!機械で痛さを記録出来てる!ピッタリ!」
と始終感心。
私の声が大きくなると、「そうだよね、そうだよね、だってさっきの
山より大きな曲線になったもん、今のは痛かったね」と
声と山の曲線を照らし合わせる。

「機械はいいから、私の腰に集中してよ!」とこの時ばかりは怒鳴りたい
気持ち爆発だったけれど、もはやその怒鳴る力も、そのことを伝える気力もゼロ。
「言っても、男の人には一生わかりえない痛さだから無駄」と冷静な自分も。

一番突っ込みたかったことは、
私としては、その時の山のほうが至上最高に痛かったのだけど
「いた~い!」と言うと「いや、さっき、ひとつ前のほうが痛かったと思うよ。
今回はさっきほど大きく(描いて)ないもん」と。

私「・・・・・・・・・。今回のほうが痛いの!!!!!」


「生身の人間が今の方が痛いって言ってるんだから、そうでしょう!!」と
突っ込みたかったけれど、ほんと、至上最高の痛さで気を失う手前なので
そんな余力なし。

突っ込むより、自分と赤ちゃんの生命の方が大事だわ、と冷静に無視。



■午後16:00頃(出産まであと20分ほど)
 いよいよイキみ準備開始!


促進剤投与から2時間、TWENTY FOURさながらの拷問陣痛もあとどのくらい
耐えなきゃいけないのかゴールが知りたいながらも、
一回ごとの山を気を失わず乗り越えるだけに集中していた頃、
助産師さんが初めて神様のようなことをおっしゃって下さいました。

「10cm開きましたし、赤ちゃんもちょっと降りてきましたので
そろそろイキみましょうか」と。

待ってました!!! この最終段階!!!

ここまできたら、あとは、力よね!タイミングと力!
予行練習したわけじゃないけど、多分そういうことよね!

やり方さえマスターすれば、ゴールが見える過程!
そうそう、こういう過程なら頑張れる!


ちなみに、旦那様は妊娠前から「立会い出産反対派」。
TVの出産シーンも見れない人。

この、一生に一度か二度ほどしかない、自分の子供が生まれる瞬間を
この目で見届ける、自分が一番初めに迎え入れるという何ものにも代えがたい
感動の瞬間を「パス!」ってどういうこと~~!??
と私は信じられないのだけど、性格と「あ、この人はこの件については
絶対譲らないな」と途中から悟ったので、このイキむ段階で分娩室から
出ていくことをあっさりと承認。

「じゃ、頑張ってね」のひとこと。
根性ある私は「任せといて!」くらいの意気込みと気合。

といっても、うちの病院の分娩室は薄いカーテンで仕切られているだけ。
分娩室の外といっても、カーテンの裏側に座っているだけだったので、
分娩室内の私の叫びはもちろん、先生や助産師さんの小さな声も聞こえるほど。
もちろん、産声もはっきりと聞こえる感じなので、
産まれる瞬間の緊迫感や感動の産声の様子は、クリアに聞こえていたようです。


さて、最後のイキむことになったとはいえ、先生方が準備している時
最後の陣痛の痛さがありました。
もう言葉にはならないほどの痛さ!
叫び声といったら、裏声プラス泣き声という感じ。
その最後の痛さの叫び声は、さすがに本当に死んでしまうのかしら?
という叫び声だったのでしょうね。
旦那様が一度カーテン開けて、分娩室に入ってきて
「頑張って!!!」と頭を軽くなでてくれたのをかすかに覚えています。
あとから聞いたら「あ、えみこ、本当に死んじゃうかも」と思ったらしいです。



・・・・・・・最後のレポートに続く・・・・・
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育児:出産レポート3

2012-01-21 | 日記
出産レポートの続きです。
前回までの分はこちらを参照ください↓
 出産レポート1 
 出産レポート2

■午後13:00前頃(出産まであと3時間半): 陣痛間隔5分くらい
 分娩監視装置がつけられる


いよいよ、分娩監視装置が常につけられた状態に。

分娩監視装置とは、赤ちゃんの心拍数を確認したりするもの。
心電図のような曲線を描く記録紙もついていて、陣痛がくると痛さの山の曲線が
きれいに描かれます。
お腹につけているだけなのに、私の痛みを知っているかのようにきれいに正確に
曲線が描かれる・・・。
これには、痛みがまったくわからない旦那様にも痛さの波があることや、
それが何回も繰り返される辛さが少しわかってもらえて良かったかも。

■午後13:30過ぎ(出産まであと3時間): 陣痛間隔5~6分
 赤ちゃんの心拍数が乱れる! 先生たちがバタつく!


赤ちゃんの心拍数が、大きく乱れ始めました。

初めに気付いたのは旦那様。

男性は数字が好きですね・・。
私の腰を押す集中力よりも、分娩監視装置の記録紙曲線や、
デジタルで表示される心拍数の動きをじ~っと
「すごいなぁ、正確だなぁ~、すごいなぁ~」と感心しながらよく見てました。
そんな中、
「赤ちゃんの心拍数がすごく乱れてるんだけど、
これって大丈夫なのかなぁ???」と。

直後、助産師さんが陣痛室に入ってきて記録紙をみたり、
お腹にちゃんと装置がつけられているか確認し始めました。
助産師さんたちは、遠隔でこの装置の数値をちゃんと確認しているようでしたが、
遠隔モニターで乱れがあると、陣痛室に入ってきて目で確認するようでした。

何度か助産師さんが出たり入ったりを繰り返し・・・

私は理由を聞かされないままで、ちょっとだけ不安になってきて・・・

■午後14:00頃(出産まであと2時間半): 陣痛間隔5~6分
 赤ちゃんの心拍数が乱れ始めたため、早めに分娩室へ移動。
 促進剤投与!
 帝王切開の準備が始める!


荷物全て持って分娩室へ移動します!と。

普通分娩室は出産直前(イキむ時だけ)に入るらしいけれど、
異常があると早めに分娩室で経過を見るらしい。

旦那様も一緒に分娩室へ。



助産師さんに言われたこと。
「子宮の開きは順調に開いて来ているのだけれど、赤ちゃんがなかなか
下りてきていません。赤ちゃんの心拍数が大きく乱れていて、理由がわかりません。
赤ちゃんに負担がかかることを避けるために、促進剤を投与し始めます。
促進剤はすぐに効く人とそうでない人がいるのでなんとも言えません。
万が一、赤ちゃんに大きく負担がかかりそうだったら帝王切開を
することになりますがよろしいですか?」と。

私は何がなんだかわからないけれど、赤ちゃん優先なので「はい」と即答。

ちょうどその時分娩室外にいた旦那様にも説明・了承を得るために
助産師さんは同じ説明をしたようです。


なんだか・・・大変なことになってきてしまった!


助産師さん「帝王切開の準備として、これから食べ物も水さえも飲めなくなります。
エネルギー補給として、点滴を打ち始めます」と。


この時から産まれるまでの2時間強、水さえも飲めなかったのがきつかった!!


ということで、腕には
1. 促進剤の点滴
2. 帝王切開のためのエネルギー補給の点滴
この二本の点滴がブスブスと刺さり始めました。

こんな騒動になったので、このあたりから陣痛間隔メモはストップ。
それどころじゃなくなりました。



■午後14:30以降(出産まであと2時間): 陣痛間隔4~5分
 促進剤が速攻効き始める! この世のものとは思えないほどの痛さ!!!


促進剤は人による、らしいです。

私=効きすぎる人  でした(泣)

促進剤投与した瞬間、キタキタキタキターーーー!!!! 
という陣痛の痛みの山がこれまでとは大違い!!!

促進剤前でも、のたうち回るほどの痛さだったのに、
それを上回るの~~!!??? と過去最高の驚き!


ついに、このあたりからイキみまでの1時間半ほど、
「気を失いそう」になりました・・・。

信じられないほどの痛さ!

私・・・
学校の集会などで倒れたこと一回もありません。
気を失ったことも一度もありません。
意識がなくなりそうだ という感覚も一度も感じたことありません。


「ついに・・・初めて・・・気を失う時がきたか・・・」
・・・と思いました。


「あ~、気を失うって、こういう感覚なんだ・・・」と初めて知りました。

結局気は失いませんでしたが、「気を失う川」を半分くらい渡りました。


何が驚きかというと、その気を失う原因が「痛さ」だから。

普通気を失うって、暑さや熱や病気のことが多いですよね。

「イタイイタイイタイ~~~~ウギャ~~~!」って叫びながら
“コテっ”て気を失う感じでした。


そんな陣痛の痛さの山はグングン高くなっていき
(どこまで大きくなるんだよ!?と突っ込みたくなる!)
半分気を失いつつあり、あまりにも裂けそうな痛さで

「あ、私、死んじゃうかも・・・」
と本気で思いました。

産んだ後の旦那様の話だと、旦那様も一瞬そう思ったらしいです。

体力に自信がある私だったからこそ、そのかつてないほどの痛さに
もがき苦しむ姿に旦那様はある意味驚いたと思われます。
そんな姿見たことないから。


■「陣痛の痛さは」を表現すると・・・

これが一番伝えたいこと!
「陣痛の痛さ」を伝えたいです!!!

あとから振り返るとこの後に書く通り「最後のイキみの時間と辛さ」は
忘れられないほどの痛さではありませんでした。
私にとっては
・最後の「イキみ」=先の見えるゴール
・「陣痛」=果てしない暗闇
でした。

よく、出産シーンをテレビで放映していますが、
ほとんどは最後のイキみの部分です。
途中の何時間、何十時間の陣痛の様子は尺が長いためか
放映されることはほとんどありません。
=つまり、知り得ない

しかも、これまでよく聞いた出産の辛さの表現は
・鼻からスイカが出てくる感じ
・エイリアンが出てくる感じ
などなど。

これはすべて最後の「イキみ」の部分の痛さや辛さの表現。

今回初めて出産して気付いたのですが、
「これまで“陣痛の痛さ”を表現したものを見聞きしたことがなかった!」と。


ということで、陣痛の痛さへのイメージトレーニング一切なし。
初産なので免疫なし。 
そのため、始終「えええ??聞いてないんですけどっっ!!」という感じ。


さて本題。
私なりの「陣痛の痛み」表現は・・・


捕虜としてさらわれて、「おらおら~!秘密を吐け~~!」と
何十時間も、何日も痛みつけられる感じ!!
「拷問」そのものです!
 (笑)

24(TWENTY FOUR)のワンシーンにありそうな・・・
龍馬伝の中で、武市半平太を守るために岡田以蔵が何日にも渡る
吊るされながらの暴行に耐えるシーンのような・・・ (←I am not 歴女)

つまり!終わりが見えない!!
「あと○回で終わります」「あと何時間で終わります」
「残りあと何分!」という長さが全く見えない!

秘密を吐くまで殴られ、蹴られ、水かけられ、火あぶせられ、
家族への暴行シーンを見させられ、鞭で何度も何度もたたかれる。
みみず腫れになり、目も明かず、出血の感覚もなくなっているのに
暴行は永遠と続く・・・

ドラマの見過ぎ?
暴行はなくても、この「永遠の痛み」は「拷問」そのものです。

出口のないトンネルはないから、いつか出口という終わりがあるのだろうけど、
あと何キロ先なのか、何十キロ先なのか、何百キロ先なのか
全く想像できない!

助産師さんにひたすら何度も「あと何時間くらいですか??」と
無理やり聞いていました。
助産師さんも赤ちゃんの心の様子は見えないし、下手なことを言って
責任もとれないので、なんとも答えようがありません。
なので毎回答えが「今日中には産まれるかなぁ~?」など。
「今日中ってあと12時間以上あるじゃない!その中でどのあたりよ!??」と
突っ込みどころ満載。

でも、冷静な自分もいて「あと何時間ですか?」と聞いたあと
助産師さんの立場も考え
「これまでの経験値でいいのですが、個人的な予測でいいのですが、
あと何時間くらいだと思われますか?」と言葉柔らかに探る。

しつこい私に助産師さんは「今日の夕方くらいかな」とだんだん
ピンポイントに近い予測を言ってくれるようになってきて、
私としてもゴールが見えてきたようで少し頑張る気力が出てきました。


・・・・・・つづく・・・・・・
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